※この記事は、11月15日 【内容起こし】IWJ百人百話 第7話 鹿目久美さん【その①】の続きです。
また、
10月11日 小出氏:東京都のセシウム汚染状況、二度と戻れない地域、子供たちの甲状腺ガンとチェルノブイリハート@たねまき、
11月13日 【内容起こし】野呂美加さんお話会「チェルノブイリからフクシマヘ」【その①】などにも関連しています。
<34:15頃~続きです>
Q.福島内外の状況やマスコミとネットの情報のギャップについて、どう感じ、どう行動しましたか?
震災が起きて、放射能の怖さを感じて、まず、相模原に避難してきたのが3月の18日でした。
まず、福島に戻るか戻らないかって考えた時に、娘は今年入園だったので、「さてどうしよう?」と思ったときに、「本当に福島に戻っていいのか?」っていうのを私は考えました。
それで本当に危なければ、まさか予定通りに幼稚園とか学校が始まるとは、まず思っていませんでした。
せめてGW明けに入園式になるとか、入学式になるって、私は信じて疑わなかったんですが、それが普通に始まると聞いて、「なんかおかしいんじゃないかな?」って思い始めた時に、私がきちんと勉強して情報を得ようと思いました。
その時にまずしたのは、やっぱりインターネットで調べることだったんですが、やっぱり自分が検索するだけでは、なかなかいろんなことが引っ掛かってこなかったり、知りたい情報が得られなかったので、前にツイッターをやっぱり・・・、登録してたのをふと気が付きまして、ツイッターでちょっと情報を見てみようと思って、まずそれで情報を得始めました。
野呂美加
※この記事は、11月13日 【内容起こし】野呂美加さんお話会「チェルノブイリからフクシマヘ」【その③】の続きです。
10月7日 今中哲二助教の2006年のチェルノブイリ20 年:事故の経過、汚染、被曝、影響をご紹介、
5月30日UP 日本の暫定基準値がいかに異常か【暫定基準値を信じるか】などに関連しています。
<01:36:00頃~>
(野呂さん)
今国が言ってる安全基準値っていうのは、ヨーロッパでも使うんですけど、それはもう、核テロとかですね、核戦争が起こった時の超緊急時対応の暫定基準値ですね。そんなものを毎日国民に食べさせていいわけないんですよ。
ところが障害が現れてくるのは、ほとんどバラバラです。そして、本当に皆さんショックを受けるかもしれないけもど、この震災に関係なかった地域ですね、では、テレビではほとんど報道されてないので、
「もう福島原発の事故は終わった。福島の人たちだけちょっと放射能で大変なんだけど、今皆頑張ってるんだよね?」
っていうところで終わってるわけですね。「これから復興に向かっていくんだ」というですね。それで、市民で除染をして、放射能は無くなって頑張ってるんだという報道ばかりが流れているわけですね。
「すごいな、福島の人って。町内会単位でおじいちゃんおばあちゃんが素手で除染してるんだ」
って、そういう明るい情報しか流れていない。
※この記事は、11月13日 【内容起こし】野呂美加さんお話会「チェルノブイリからフクシマヘ」【その②】の続きです。
7月24日 【動画で見る炉心溶融】をご紹介に関連しています。
<01:01:00頃~>
(野呂さん)
それから、肥田舜太郎先生という広島の原爆をお受けになられた方ですね。その方が、今でも94歳でおっしゃってたのは、健康の秘訣は、早寝早起き、それから一日3食決まった時間に食べるということですね。それから、暴飲暴食をしない。お酒は一日一合で、たばこはダメというように言ってるんですけど、子供は食べ物のわがままを言わない。それから便秘を治しておくということ。便秘は万病のもとというか、腸が、腸内細菌が抵抗力を決めると。だから腸が健康であったら、抵抗力があがるわけです。いいわけです。
一生懸命ヨーグルトって言ってるけど、ヨーグルトは実は動物性の乳酸菌っていうのは、腸まで届きません。「え?」って思うでしょ?ヨーグルトを食べて便秘が治った人は、居ないはずです。どうしてかっていうと、ヨーグルトは胃酸で分解されちゃうんです。動物性の乳酸菌は。
腸まで届く乳酸菌は、漬物とかそういう植物性の乳酸菌は腸まで届く。だから和食が良いですよと言ってるんですね。
7月28日 被災地:児童35人がイタリアNPOを通じてホームステイ、青森市で東北4県共催で高校総体開幕・・・【それぞれの夏】、
10月3日 ECRRクリスバズビー氏のレポート「福島の子供たちの心臓発作について」【心筋への被曝は取り返しがつかない】、
10月14日 【内容起こしUP】菅谷松本市長『チェルノブイリから学ぶこと』講演会@福島【その③】に関連しています。
また、11月13日 【内容起こし】野呂美加さんお話会「チェルノブイリからフクシマヘ」【その①】の続きです。
<②30:00頃~>
(野呂さん)
えー、本当にですね、あの、「なんで子供たちをこんな帰さなくちゃいけないんだ?」と。
ある里親さんが、もうこれ今年で20回目だったんですけども、
「野呂さん、これいつまでやるの?」
と。もう辞めたいっていう意味で言ってるんじゃないんですね。
40歳の時に始めた里親さん、60歳になって、50歳の時に始めた里親さんは70歳ちかくなる。そしたら、こんな小学生と一緒に、夏休み遊んだり跳ねたりできなくなってくるんですね。「体力の限界を感じてきて、自分がどこまで続けられるか不安になってくる」、そういう意味で聞いてたんですね。
私は、正しくは、本当に私たちの体力が続く限りやってあげたいけども、正しくは、
『ベラルーシ政府が汚染されたものを食べさせるのを辞めさせるまで』
なんですね。
これ人災なんです。
今日辞めようと思ったら辞められることなんですね。
イタリアに保養に出た子供たちも、今年帰ってくるときに、イタリアの人たちに言われたっていうんですね。
「なんで、あれだけ優秀な日本人が、いろんなものを測るものを持ってる日本人が、汚染されたものを子供たちに食べさせてるんだ?これだけの『病気の花束』が起きるということは、もうみんな判ってることなんですね。どうしてそれを日本人はやるんだ?子供たちを帰したくない」
と、言われたと・・・。
これが世界中の人の見方なんです。続きを読む
※この記事は、
11月7日 【内容起こし】IWJ百人百話 第1話 佐藤早苗さん、
11月9日 【内容起こし】IWJ百人百話 第3話 関根妙子さんに関連しています。
正直に申し上げまして、このような活動をされている方で野呂さんという方がいらっしゃるというのは知っていましたが、上の記事に挙げたとおり福島の方が「野呂さんの話はすっと頭に入った」という言葉で、是非お話を聞いてみたいと思っていたところ、ちょうどIWJ福島2で配信があったため、視聴いたしました。
是非ご覧になってみてください。
今後、被災者の方だけじゃなく、国民全体でどうしていったらいいのか、道が見えてくるような気がします。
どうぞ。
11月13日 野呂美加さんお話会「チェルノブイリからフクシマヘ」
[登壇者] 野呂美加さん
[主催] 子ども福島ネットワーク
[会場] 飯野学習センター大久保分館 福島市飯野町
[詳細] http://hairoaction.com/?p=1033
【動画】
① http://www.ustream.tv/recorded/18483275 (13:19)
※チェルノブイリの架け橋の活動VTRを紹介されています。
② http://www.ustream.tv/recorded/18483513 (146:44)
③ http://www.ustream.tv/recorded/18487228 (04:05)
④ http://www.ustream.tv/recorded/18487403 (24:01)
⑤ http://www.ustream.tv/recorded/18488007 (23:12)
野呂美加(のろみか)
NPO 法人チェルノブイリへのかけはし代表
22年前に起こったチェルノブイリ原発事故被災児童を1ヶ月間、空気や水のきれいな日本で保養させる活動を1992年に知人と始める。これまでに招待した子どもは、17年間で635人。2005年、国際交流基金より「地球市民賞」受賞。
http://www.npohokkaido.jp/volunavi/modules/monthly/index.php?content_id=91
【以下、お時間のない方のために内容を起こしています。ご参考まで】
<②~>
bukachu
- 今日:
- 昨日:
- 累計: