落ち葉除去で放射線量低下 農水省が森林の除染指針
2011/09/30 20:29 【共同通信】
農林水産省は30日、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染された森林について、住宅地などとの境目から20メートル程度奥までの落ち葉を除去することで、境目の放射線量を2~5割減らすことができるとする除染の指針を公表した。市町村の除染作業に応用する。
20メートル以上奥で落ち葉を除去しても境目の放射線量は大きく減少しないという。森林の除染では落ち葉などの除去が必要だが、過度に取り除くと表土が露出して流出、放射性物質が拡散する恐れもあり、同省が汚染の実態や効果的な除染方法を調査していた。
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011093001000896.html
汚染土国有林に仮置き 林野庁方針 飯舘、二本松と調整
福島民報(2011/09/30 09:04)
林野庁は29日までに、東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業で出る放射性物質が付着した土壌の仮置き場として国有林の使用を認める方針を決めた。既に申し入れがあった飯舘村、二本松市と調整を進めている。他に田村市などからも同庁に相談があり、同庁は前向きに検討するとしている。政府は年間被ばく線量が20ミリシーベルト以下の地域の汚染土は、市町村内に仮置き場を設置するよう求めており、市街地から離れた国有林が有力な候補地となっていた。