田中三彦
<01:25:30頃~>
(田中氏)それで、あと「そういうことがあったよ」ということを私は委員会で武藤さんが参考人で来た時に言いました。
僕はそのことが言いたかったんじゃなくて、あれは本当に4号なのか2号なのかということを知りたかったんですよ。結局4号のようですけども、あれが6時12分くらいだということになると、1号と3号みたいにどうして爆発の写真が無いのか?ビデオがないのか?
(木野氏)一番聞きたかったのは、それをもともとあの翌日くらいに東電側が発表していたのは、「4号機の建屋の上の4階部分の壁がちょっと崩れてますよ」という説明をしてたんですよ。4階部分は壁がちょっと崩れてて、5階からちょっと火が出てるみたいな。
聞いた時には、そこいいる会見場の連中も要するに「ちょっと穴が空いてるのかな?」くらいの説明の仕方だったんですよ、最初。それから2,3日して写真が出てきたら、ボロボロになってたのは、「これは話が違わない!?」っていうふうな経過だったので、現場の人たちがあれをどういうふうに見て報告してたかっていうのを国会事故調で聞いてないのかなっていうのは、すごく気になってたんです。実は。続きを読む
※この記事は、8月8日【内容起こし】田中三彦×福島みずほ×木野龍逸×七尾功『福島第一原発 残された謎とリスク』-津波到達時刻と電源喪失時刻-【その①】の続きです。
<45:00頃~>
(福島氏)多分この国会事故調も全部ダウンロードしたらものすごい大変なので、私たち国会議員はもらえたんですが、普通の人が、普通っていうかの国会事故調の資料ってみんなの結集なんだから、みんなが読んで勉強したり、「これはどうなのよ」って話ができたらいいですよね。
(木野氏)ですよね。
(田中氏)今の津波の話はね、本文中にはさっき言ったように本文に最初はこんなにあった、それを全部バッサリととって参考資料として、「そういう難しい話は参考資料に持っていこう」ということで、あんまりここ(最終報告書本文)に入れると難しくなるのでね。エキスとここに書いて簡単な記述をここにして、参考資料で詳しいものを書くということになってて、そのほかに要約版っていうのもありますよね。大体こちらは読んでいただけてるんでしょうけど。
だからね、SR弁の話なんていうのは、ちょっと私は淡泊に書きすぎたなと思うんだけれども、もっと大袈裟にというか詳しく書けばよかったかな。或いは「参考資料に」とも思ったんだけれども、参考資料にヒアリングのQ&Aですよね。私たちと運転員の方のやりとり全部書くっていうことは、ちょっとそれはできないんですね。
※この記事は7月24日 検察が原発事故に関する国・東電への刑事告訴を順次受理へ【事故調の結果を待っていた】に関連しています。
国会事故調査委員会の委員を務められた田中三つ彦さん自ら、事故調最終報告書の重要部分を説明されています。
是非ご覧ください。
【動画】8月8日 『福島第1原発事故 残された謎とリスク』国会事故調はどこまで真相にせまれたのか!?
http://live.nicovideo.jp/watch/lv102483266?ref=grel
出演:(敬称略)
田中三彦(東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員 科学ジャーナリスト)
福島みずほ(社民党党首)
木野龍逸 (ジャーナリスト)
進行:
七尾功(ニコニコ動画 政治担当部長)
最終報告書のダウンロードHPはこちら
《主なお話》
【その①】
・津波到達時刻と電源喪失時刻『3時35分』
・SR弁の音『圧力と音』
【その②】
・1号機非常用復水器(IC)をなぜ止めたのか
・『55℃/時』
・東電のテレビ会議
【その③】
・爆発の映像がない4号機
・地震直後の1号機4階での出水
・ストレステストと下がった安全へのハードル
・原子力規制委員選定のプロセス
【以下、お時間の無い方のために内容を起こしています。ご参考まで】
※この記事は、
10月26日 【動画・内容起こし】福島第一原発設計技師(田中三彦氏、渡辺敦雄氏、後藤政志氏):地震の揺れで機能喪失を指摘【その①】に関連しています。
1号機、許可時と異なる配管 非常用復水器、十分機能せず
共同通信(2012年2月27日)
経済産業省原子力安全・保安院は27日、東京電力福島第1原発1号機で緊急時に炉心を冷却する非常用復水器(IC)の配管が、1966年の原子炉設置許可申請時の書類に記された構造と異なっているとして、理由を3月12日までに報告するよう東電に指示した。
※この記事は、
12月16日 『冷温停止状態』『廃炉』『除染』『水漏れ』・・・、
12月15日 【必見関連動画】保安院:「老朽化は事故拡大に影響していない」見解、一方で現場の取材では・・・?【鈴木智彦さんの報告】に関連しています。
原発地下道に汚染水230トン 東電、海への流出なし
2011/12/18 22:02 【共同通信】
東京電力は18日、福島第1原発の高濃度汚染水をためている集中廃棄物処理施設に隣接する地下道に、放射性セシウムを含む約230トンの汚染水がたまっているのが見つかったと発表した。東電は「かつて地下道に流入した高濃度汚染水が、地下水で希釈された可能性がある」としている。
第1原発では「冷温停止状態」の宣言後、17日に1号機の使用済み燃料プールの冷却設備で水漏れがあったばかり。東電は、地下道は海につながっておらず外部流出の可能性はないとした。
http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011121801001810.html
東電、貞観津波に言及なし 土木学会への依頼文書
2011/12/18 19:44 【共同通信】
東京電力が貞観津波(869年)をモデルに、福島第1原発に想定を超える津波が来る可能性を示した社内評価について、2009年に土木学会に研究を依頼したとする文書の全容が18日判明した。「貞観津波を特定して依頼した」とする東電の説明とは一致せず、特定の津波に言及はなかった。
※この記事は、12月11日 【動画・内容起こし】石橋克彦氏講演会「『若狭原発震災』前夜の私たち」@名古屋市女性会館ホール【その①】の続きです。
<40:50頃~>
(神戸大学名誉教授・石橋氏)
「福島原発事故で亡くなった人はいないじゃないか」
という人が居ますけれども、作業員で被曝じゃなくても何人かいらっしゃいますし、それから、双葉病院とかでは、強制的に避難しなきゃなんなくて、50人も途中で命を落としたということは、これは明らかに原発災害で命を落としたわけです。
それから、大熊町とかああいうところで津波で被災して、まだ息があっていた人が救出されずに見捨てられて、遺体もまだ収容されないという方も居るわけだから、これも本当に原発震災です。
そういうことが若狭湾で起こりかねないというわけで、これちょっとまとめみたいなもので、この後説明することも含んでまとめていうと、これまで言ったことも含めてですけど、若狭湾周辺は、アムールプレート東縁変動帯の地震活動帯で密集していて、過去にM7以上の地震が発生していて、その間に大地震空白域っていうのがあって、そこに原発が林立して、活断層の真上にもあると。13基+もんじゅですね。そういうものがあって、この基準地震動Ssはこのあと説明しますけど、どんな地震が原発の近くで起こるかどうか。それに対してどの程度の揺れに対して耐震設計をすればいいだろうかという、そういう想定がですね。地震そのものに対する想定自身も不十分だし、それがもたらす揺れ、耐震設計の基準とする地震動の過小評価の恐れがかなり強い。
これ、ガルっていうのは、地震による揺れの強さを加速度っていうので見た時に、地面が揺れ動く加速度の最大値をよくこうやってガルというのは、加速度の単位なんですけど、それの時々刻々加速度の値が変わりながら地面が動いて揺れているわけだけど、それの最大値がここに出した数字で、敦賀では800、もんじゅ760、美浜が750、大飯700、高浜550。こういうのが耐震設計の基準にする地震動。
地震動っていうのは、地震の揺れですね。想定されている。
9月12日 【文字起こしUP】後藤政志氏解説「東電黒塗り文書について」@CNIC、
8月23日 【起こし追記】民主党・原口議員:『ICが3回止められていた』『東海第二、主蒸気逃し安全弁で減圧!?』@ニュースの深層【その①】、
8月22日 【CNIC動画追記】四国電力:愛媛県中村知事を訪問【伊方原発1号機の炉壁脆性検査を前倒しへ】、
7月13日 後藤氏:ストレステストについて【ストレステスト・格納容器・緊急提言】@CNIC【その①】、
7月12日 広瀬隆氏×岩上安身氏インタビュー【即刻学童疎開を!】@IWJの内容起こし【その①】、
6月24日後藤氏「1号機のベント『失敗』について」解説@CNIC、
6月7日後藤氏:東電・保安院の報告書を解析@CNIC、
5月31日後藤先生が水蒸気爆発のメカニズムについて解説@CNIC、
5月27日後藤先生の解説:事故の進展と情報伝達@CNIC、
5月24日後藤氏が東電データを解説@CNIC、
【追記あり】5月23日参議院行政監視委員会のまとめ(小出氏・後藤氏・石橋氏・孫氏が参考人)などに関連しています。
地震で圧力上昇抑えられず 第1原発の設計技師ら指摘
2011/10/26 19:41 【共同通信】
東京電力福島第1原発の設計に携わった元原発設計技師ら3人が26日、都内で講演し、今回の事故では津波襲来前に、地震の揺れによって原子炉格納容器の圧力上昇を抑える機能が喪失していた可能性があり、構造上の問題があると訴えた。続きを読む
2011 9 11 新宿アルタ前 柄谷行人 演説
http://www.youtube.com/watch?v=ylWQlrHQ4Gk&feature=related
※デモをする意義、伝わってきます。
2011 9 11 新宿アルタ前 飯田哲也 スピーチ
http://www.youtube.com/watch?v=dzjV-HQqmQo&feature=related
ニュースの深層9/13(火)古賀茂明氏出演1/3
http://www.youtube.com/watch?v=HtMoSWQgbd4&feature=channel_video_title
ニュースの深層9/13(火)古賀茂明氏出演2/3
http://www.youtube.com/watch?v=wIdiqEVnIJM&feature=channel_video_title
ニュースの深層9/13(火)古賀茂明氏出演3/3
http://www.youtube.com/watch?v=3_IMbWQXStg&feature=relmfu
「官僚回帰の野田政権は改革を実行できるか?」
ゲスト:古賀茂明(経産省大臣官房付)
司会:上杉 隆
※この記事は、9月12日 東電会見:汚染水処理状況と、科学技術・イノベーション委に出した黒塗り資料・・・に関連しています。
これは非常に重要なお話です。
黒塗りマニュアルの経緯と、その意味が語られています。
Bochibochiも、これを見るまではイノベーション委員会に田中三彦さんや後藤さんがアドバイザーとして入っていらっしゃったことすら、知りませんでした。
これは、みんなに知ってほしいお話だと思い、急きょ文字起こしした次第です。
技術的なことは正直全部はわかりませんが、安全に対する態度、核と原子力の情報に対する姿勢など、基本的なところは、十分に理解できると思います。
できるだけ多くの方に見てもらいたいです…!
必見です。
【動画】
2011/9/12 CNIC Ust 後藤政志氏解説 東電黒塗り文書について (36:34)
http://www.ustream.tv/recorded/17228787
【参考資料】
■「1号機」事故時運転操作手順書(2010年1月16日)(102)
http://cnic.jp/files/20100106tepco_102.pdf
※これ↑が黒塗り資料です・・・。鮮明です。
【追記】
東京新聞の黒塗りマニュアルに対する記事です。
東電反省ゼロ「知的財産守るため」黒塗りして「公開しないで」
9月17日 東京新聞
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/594.html
【以下、時間のない方のために内容を起こしています。ご参考まで】
(上原氏)皆さん、こんばんは。原子力資料情報室の今日9月12日2回目のUst放送を始めさせていただきます。
今日も後藤さんをゲストにお招きしてお送りしますが、今日のテーマは先日、衆議院科学技術イノベーション特別委員会に提出された、東京電力の事故運転マニュアルに関する黒塗りになったマニュアルについてのお話を中心に後藤さんに説明していただきます。
よろしくお願いいたします。
続きを読む
※この記事は、8月17日 【削除前に是非】まとめられなかったけど勉強した資料記録【その③】の続きです。
後藤政志・西尾正道 vs 御用学者・奈良林直
『原発は是か非か 核・原子力とどう向き合うのか』
http://www.youtube.com/watch?v=4wjQyKQMHVs&list=PL34627E956E02C191
NHKSP 核を求めた日本 (48:52)
http://www.dailymotion.com/video/xknl9n_nhksp-yyyyyyy_news
『8年間も隠された臨界事故~志賀原発で何が起きたか~今も続くのか隠蔽体質』
(NHK)(24:58)
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_local_20070323_0948
bukachu
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