欧州各国、閉鎖必要な原発はなし ストレステスト報告書出そろう
2012/01/06 22:04   【共同通信】
 【ブリュッセル共同】東京電力福島第1原発の事故を受け、欧州連合(EU)が昨年6月から実施している域内の全原子炉143基を対象としたストレステスト(耐性評価)の国別報告書が6日までに出そろい、原発を保有する14カ国がいずれも「原発を閉鎖するほどの深刻な欠陥は見つからなかった」と結論付けたことが分かった
 国別報告書は、各国原発事業者の自己採点を、原発設置を認可してきた各国の監督当局が評価するもので「お手盛り報告」となることが懸念されていた。今後の欧州委員会と各国専門家チームによる相互チェックで、各国の原発の安全性について客観的な評価が示されるかが焦点
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012010601001681.html

フランス:原子炉改修に1兆円必要 安全評価報告書
毎日新聞 2012年1月8日 9時27分(最終更新 1月8日 10時33分)
 【パリ宮川裕章】フランス原子力安全機関が国内の原子力施設79カ所を対象に実施した安全評価(ストレステスト)の結果、原子炉58基などの安全を確保する改修工事などの追加費用が約100億ユーロ(約1兆円)に上ることが分かり、波紋を広げている。原発問題は4月の大統領選の争点に浮上しており、結果を受け、原発推進の是非を巡り与野党が舌戦を繰り広げている。続きを読む