【福井】原発再稼働、国に判断基準提示要請 県議会で知事方針
中日新聞 2011年10月5日
 県議会定例会は4日、予算特別委員会が開かれた。定期検査中の原子力発電所の再稼働問題で、西川一誠知事は近く原発が立地する14道県でつくる原子力発電団体協議会で、再稼働の判断基準を早期に示すよう、国に要請することを明らかにした。田中宏典氏(自民党県政会)の質問に答えた。
 国は各電力事業者によるストレステスト(耐性評価)を再稼働の条件としているが、西川知事は「テスト結果の判断基準や今後の手続き、福島事故の知見が反映されているのかも不明」と指摘。「新たな安全基準の設定など県の要請に国が答えなければ、再稼働は認めない立場に変わりはない。他の立地道県も同様の見解を持っている」と述べた。続きを読む