温暖化対策パナマ会議:日本、原発排除せず…途上国支援策
毎日新聞 2011年10月4日 15時01分(最終更新 10月4日 16時44分)
 【パナマ市・江口一】パナマ市で開催中の国連気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)に向けた特別作業部会で、日本政府が途上国の地球温暖化対策支援として原発を排除しない考えを表明した。東京電力福島第1原発事故に見舞われた日本の発言だけに論議を呼んでいる。
 3日までの非公式協議で、各国は、先進国が途上国で温暖化対策を実施した場合、温室効果ガスの削減量を自国の削減分と見なす制度「クリーン開発メカニズム(CDM)」などを話し合った。協議は非公開で行われた。
 関係者によると、議長が温室効果ガス削減策の対象から原発を除外するよう打診すると、別の参加国から「閣僚が出席するCOP17で決めるべきだ」という意見が出され、日本とインドが賛同した。参加国は合意に至らず、結論を先送りした
 CDMは京都議定書に明記された制度で、途上国の持続可能な発展に貢献するよう求めている。原発は発電段階で二酸化炭素を排出しないが、放射性廃棄物などの課題を抱える。持続可能な手段かどうか各国の意見が分かれ、現行規定では除外されている。日本は、中国やインドなど新興国に削減義務のない議定書の枠組みを、期限が切れる13年以降も延長することに反対しているが、CDMの仕組みは継続して利用する方針だ。
 また、野田佳彦首相は、中長期的には国内で原発依存度を可能な限り引き下げていく方向性を表明する一方、原発輸出は継続する方針を示している。
 各国の環境NGO(非政府組織)でつくる「CAN」は温暖化交渉で後ろ向きの姿勢をした国に贈る「化石賞」に日本を選んだ。CANは「福島事故では、放射性物質が地球規模で放出された。各国に迷惑をかけた自覚がない」と批判した。
http://mainichi.jp/life/today/news/20111004k0000e040071000c.html

日本人として、恥ずかしく思います。

失礼します。
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