2号機格納容器で72シーベルト 福島原発で線量測定
共同通信(2012年3月27日)
東京電力は27日、福島第1原発2号機の格納容器内に線量計を入れて計測し、毎時31・1~72・9シーベルトの高い放射線量を確認したと発表した。圧力容器を突き破って、格納容器下部まで溶け落ちた燃料の影響とみられる。続きを読む
「できない理由を探すより、できる方法を探そう」
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※この記事は、2月27日 【資料追記】第3回中長期会議:大気放出は1000万Bq/時に低減、汚水処理に新設備導入、2号機内視鏡も再トライへに関連しています。
2号機格納容器 水位は60センチ
NHKニュース 3月26日 19時51分
東京電力福島第一原子力発電所の2号機で内視鏡を使って格納容器の内部を調べる2回目の調査が行われ、容器の底から60センチしか水がたまっていないことが分かりました。
東京電力は水温などから、「格納容器に溶け落ちた核燃料は冷やされていると考えている」としています。
内視鏡を使った調査はことし1月に続いて2回目で、前回、2号機の格納容器にたまっている汚染水の水位が確認できなかったことから、今回は前回より10メートル長い内視鏡を使い内部を撮影しました。
その結果、格納容器内の水位は底から60センチしかないことが分かりました。
※この記事は、2月14日【内容起こし】小出裕章氏:温度計(熱電対)とキセノンと再臨界、4号機の使用済燃料プールの状態について「まだ水があって少しホッとした」@たね蒔きJ【温度計41個中8個異常】に関連しています。
温度計故障と断定 東電が保安院に報告
(2012年2月17日 福島民友ニュース)
東京電力は16日、福島第1原発2号機原子炉圧力容器の温度計が異常な高温を示した問題について、温度計故障が原因と断定した報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出したと発表した。解析や模擬実験の結果、高温多湿により計器の劣化が確かめられた。
福島原発の炉心透視に挑む 宇宙からの素粒子利用
2012/01/17 18:10 【共同通信】
宇宙から常時降り注いでいる素粒子を利用して巨大構造物の内部を撮影する技術を持つ名古屋大のグループが、メルトダウン(炉心溶融)が起きた東京電力福島第1原発の原子炉内部を透視しようと取り組んでいる。
同原発を廃炉にするには、溶融した核燃料を取り出す必要があり、燃料の位置や形状把握は不可欠だ。東京電力との間に具体的な計画はなく、実用化には課題もあるが、グループの中村光広准教授(素粒子物理学)は「技術を社会貢献に活用したい」と話している。
エックス線撮影と同じ原理で、「ミュー粒子」という素粒子を「原子核乾板」という特殊なフィルムに感知させる方法で行う。
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011701002036.html
福島、電圧低下でプール冷却停止 原子炉注水に影響なし
2012/01/17 20:39 【共同通信】
東京電力は17日、送電設備で同日午後4時すぎにトラブルが発生して短時間の電圧低下が起き、その影響で福島第1原発と第2原発の使用済み燃料プール冷却や汚染水浄化システムの一部が一時停止したと発表した。
※この記事は、1月9日 【動画あり】東電:60代男性、作業中心肺停止で搬送【なぜ記者は質問しないのか(怒)!?】に関連しています。
地下道に汚染水300トン 東電、調査で確認
2012/01/12 21:06 【共同通信】
東京電力は12日、福島第1原発3号機近くの電源ケーブルを引き込むための地下道で、放射性物質の濃度が比較的高い汚染水約300トンが新たに見つかったと発表した。1号機付近の地下道でも水たまりが見つかったが地下水に近い濃度で、量などを調べている。
東電は津波による海水や雨水、地下水がたまったとみているが、3号機付近の水たまりには放射性セシウムが1立方センチ当たり49~69ベクレル含まれていた。東電は「(建屋地下にたまった)高濃度汚染水が混ざった可能性もあり、流入経路を調べる」としている。
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011201001934.html
原子炉温度計の数値が上昇 福島2号機、計器不良か
2012/01/13 12:35 【共同通信】
東京電力は13日、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器底部近くにある温度計の一つで、数値が上昇し100度を超えたと発表した。付近の温度計は40~50度で安定しているため、計器不良とみている。
2号機原子炉にホウ酸水注入=核分裂の可能性で―福島第1
[時事通信社] 2011年11月2日9時36分
東京電力福島第1原発事故で、同社は2日未明、2号機の原子炉格納容器から1日に採取したガスを分析したところ、半減期が短いキセノン133、同135が検出された可能性があると発表した。溶融燃料の核分裂反応を否定できないとして、2日午前2時50分ごろから原子炉への冷却水注入ラインを使い、ホウ酸水の注入を開始した。
2号機の原子炉の温度や圧力、周囲のモニタリングポストの放射線量に異常な変動はないため、念のための措置としている。
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201111020002.html
東電:2号機で核分裂の可能性、福島第一原発、ホウ酸水注入開始(1)
11月2日(ブルームバーグ):東京電力は2日未明、福島第一原子力発電所2号機の原子炉格納容器ガス管理システムから1日採取した放出ガスを分析した結果、短半減期核種(キセノン133、135)の検出の可能性があることが判明し、核分裂反応が発生している可能性が否定できないと電子メールを通じて発表した。
※この記事は、9月23日 東電会見:1号機格納容器配管2か所で水素1万ppm以上の水素を計測【検出限界】に関連しています。
原子炉上部から上る湯気 東電が動画公開
2011/09/24 22:47 【共同通信】
東京電力は24日、福島第1原発2、3号機の上部から原子炉建屋の中を撮影した動画を公開した。撮影は2号機が17日、3号機が8月24日。原子炉の上部から湯気が立ち上っている様子が分かる。原子炉から漏れた水蒸気の可能性もあるが、東電は、この湯気に含まれる放射性物質を測定したり、水の由来を特定するのは難しいとしている。
また、8月17日から9月7日にかけて撮影した5、6号機の建屋内部などの写真約40枚も公開した。同社のウェブサイトから閲覧できる。
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011092401000784.html
【写真・動画】
※この記事は、9月14日 気象研究所・中央電力研究所:5月までの海洋放出セシウム137の総量、1万3500テラBqと試算【世界に広がる海洋汚染】、9月12日 文科省:福島原発周辺海域の放射性物質調査の精度を向上へ・・・に関連しています。
2号機海水 放射性セシウム不検出
NHKニュース 9月16日 23時11分
東京電力が福島第一原子力発電所周辺で行っている海水の調査で、15日に採取した海水の放射性物質の濃度に大きな変動はありませんが、2号機の取水口付近では、調査を始めて以来初めて、放射性セシウムが検出されませんでした。
原発2号機も効果的な注水へ 少ない水で温度低下
2011/09/14 12:23 【共同通信】
東京電力は14日、福島第1原発2号機の原子炉を効果的に冷やすため新たな系統を使った注水を、早ければ同日夕から始めると発表した。
注水を始めるのは、炉心にシャワーのように水をかける「炉心スプレー系」と呼ばれる系統。これまでの方法より少ない注水量で効果的に温度を下げられる。2号機の原子炉の圧力容器下部は115度と1、3号機に比べて高いため、温度を低下させるのが狙い。
※この記事は、8月1日 東電の10Sv放射線量検出を受けて、東京新聞をご紹介に関連しています。
別の場所でも10シーベルト 福島第1原発、画像を公開
2011/08/02 12:49 【共同通信】
毎時10シーベルトの放射線量が確認された福島第1原発1、2号機間の主排気筒付近で、測定する作業員。棒状の器具の先に測定器をつけている=1日(東京電力提供)
福島第1原発1号機と2号機の間の屋外で毎時10シーベルト以上の高線量が測定された問題で、東京電力は2日、特殊なカメラで撮影した画像を公開し、近くの別の場所でも10シーベルト以上の場所があると発表した。
空間線量を色で示すガンマカメラの画像によると、1日に10シーベルトが観測された1、2号機の原子炉建屋の間にある主排気筒の底部が、10シーベルト以上の高線量であることを示す赤色になっていた。
主排気筒の裏側の高さ約10メートル付近でも赤色が表示されており、東電は「1号機でベント(排気)をした際に出た放射性物質が付着した可能性が高い」としている。
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011080201000405.html
東電:1号機原子炉建屋で毎時5シーベルト-室内で過去最高(1)
ブルームバーグ 更新日時: 2011/08/02 18:36 JST
8月2日(ブルームバーグ):東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は2日夕の記者会見で、福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋2階で毎時5シーベルトを計測したと発表した。室内で計測された放射線量としては過去最高。
松本氏は「遮蔽してもここで作業するのは難しいだろう」との見方を示した。格納容器のベント配管の合流点があるといい、松本氏は「格納容器をベントした際、大量の放射性物質が通過したときの物質がたまっているが、水などに結露している可能性がある」と語った。
これまで室内で計測された放射線量で最高だったのは1号機原子炉建屋1階南東角の4シーベルト。1日夜には1号機と2号機の主排気塔底部の表面で、同原発内で測定された放射線量では最高値の10シーベルトを観測していた。
5シーベルトが計測されたこのエリアに人やロボットが入ったのは今回が初めて。格納容器内のガスのサンプリング代替ラインを探すのが目的だった。
計測された放射性物質に関して、松本氏は「核種分析はこの装置ではできない。これまでの結果から考えるとセシウム主体と考えている」と述べた。高い放射線量が計測された原因は調査中。
松本氏は「当面はこの部屋に近づかず、不必要な被ばくを避ける」方針を示した。来年1月半ばまでに原子炉を「冷温停止」状態にすることを目標にしている「ステップ2」への影響はないのか、との質問に対し、松本氏は「それで結構だ」と答えた。
10シーベルトが計測されたこととの関連性について、松本氏は関係なく調べたところ、「たまたま測ると高線量だった」と語った。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=a4oany8sxbNM
110802 東電会見午後 (75:52)
http://www.ustream.tv/recorded/16387255
ブルームバーグの記事から、東電の会見の態度が垣間見えますね。
本当にひどいんですよ。
昨日の10Svの発表の仕方を質問したフリーの記者の方がいたのですが、ものすごくひどい言い訳してました・・・。(22:00~)です。
1号機建屋内に5Svももう、殺人的です。
5ヶ月を目前にこうしてどんどん高線量のポイントが出てくるのは、どうしてでしょうか?
それは、作業しないところは計測しないという方針だからだそうです。通り過ぎるだけのところは、わざわざ計測する必要はないという趣旨のことを、東電の松本さんは話されています。
「計測する時に被曝する」ことを避けるためのようですが、知らずにそこを通って高線量の被曝をしてしまったら、どうするのでしょうか?
この姿勢が、東電が能動的に線量計測をしないという結果にむすびついているのでしょう・・・。
やっぱり東電に現場指揮をさせているのでは、駄目です。
せめて、監視役として政府機関、本当なら第三者機関(専門の学者さんなど)が現場の方針にどんどん意見できる体制にしてほしいです・・・。
失礼します。
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※この記事は、6月24日 東電:「汚染水濃度が10万分の1へ」「37人の作業員実在せずか」 保安院:東電からの通報文書をHPで公開へ、【追記あり】6月19日夜8時から2号機建屋の二重扉開放へ・・・の続報です。
27日にも本格運転再開=汚染水浄化、原子炉循環注水も-福島第1
時事ドットコム(2011/06/25-21:51)
福島第1原発事故で、東京電力は25日、高濃度放射能汚染水の処理システムの本格運転を27日にも再開し、処理水を原子炉に注入する「循環注水冷却」も始められるとの見通しを示した。17日の運転開始時は、米キュリオン社の技術協力で造ったセシウム吸着塔全24基のうち、汚染水が最初に通る4基の部分で表面放射線量が急上昇し、約5時間で中断したが、中身の詰め替えで解決するめどがついたという。 この4基には当初、表面を加工した細かい軽石状のゼオライトが詰められていたが、改良試験の結果、砂状のシリカ(二酸化ケイ素)を詰めることにした。
吸着塔通過後のセシウム濃度は23日のサンプル採取分では10分の1だったが、24日採取分では30分の1と、吸着能力も向上。フランス・アレバ社の技術により薬剤で放射性物質を沈殿させる除染装置に加え、日立GEニュークリア・エナジー社の淡水化処理装置も能力が確認された。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011062500349
2号機の水位把握困難 高い温度が原因か
2011/06/25 20:51 【共同通信】
福島第1原発2号機=4月(東京電力提供)
東京電力は25日、福島第1原発2号機の原子炉の水位を把握する水位計は、基準となる水位が下がってしまい使えない状態だと発表した。格納容器の中の温度が高く、水が蒸発した可能性が高いという。
東電は1~3号機で汚染水を浄化して再び炉心に入れる循環注水冷却を計画しており、溶融した燃料がどの程度水に漬かっているかを知る必要がある。2号機では、本来の水位計は正確な数値を示していない可能性が高く、22日に仮設の水位計を設置したが、うまく作動しない状態が続いていた。
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011062501000972.html
汚染水は、ここまでやったのだから本当に少しでもうまくいってほしいと願うばかりです。
2号機については、「やはりそうですか」としか言えないですね。
二重扉を開けて建屋内の調査ができたので、ようやく東電も認めることができたといったところでしょう。
小出先生や後藤さんがずっとほしかった「正確なデータ」が一刻も早く出るように、そしてそれを活用して何らかの方策が見つかることを祈るばかりです。
本当に、福一については、私にできることはほぼ何もない。
情報を追いかけるだけです。
それだけは、絶対続けます。
でないと、作業員の方々に申し訳が立たないし、私の責任を放棄することにもなってしまいます。
失礼します。
※この記事は、6月11日東電:2号機の二重扉開放への続報です。
原子炉建屋の扉、19日夜に開放 福島2号機の湿気対策
東電「環境への影響少ない」
日本経済新聞 2011/6/19 12:33
東京電力は19日、福島第1原子力発電所2号機の原子炉建屋内の湿気を減らし作業環境を改善するため、午後8時から建屋の扉を開放する作業を始めると発表した。東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は午前の記者会見で「外部へ放出される放射性物質の影響は少ない」と述べた。
作業は放射性物質を含むほこりなどが舞い上がらないようにするため、午後8時から20日午後4時まで約8時間かけて、建屋西側の扉を徐々に開放するという。現在、2号機の建屋内の湿度は99.9%で、人が立ち入って作業することが困難な状態になっている。
扉を開放した後、水素爆発を防止する窒素を入れる作業や原子炉水位計や圧力計など景気の調節作業に入る見通し。東電の松本本部長代理は「経済産業省原子力安全・保安院や地元自治体などへの了承が得られたことで開放することを決めた」と語った。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E3EBE2E2E38DE3EBE2E4E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
とうとう決まりました。
今夜8時・・・。
福一ライブカメラで見守ろうと思います。
どうか、作業員の方の無事と、放出される放射性物質が少しでも減っていることを祈ります・・・。
失礼します。
【以下、追記】
今回の2号機扉開放で放出される放射線量の記事がありましたので、ご紹介しておきます。
福島2号機建屋の二重扉を開放 推計放出量は18億ベクレル
産経ニュース 2011.6.19 21:04 (1/2ページ)
上空から見た福島第1原発2号機=今年4月(東京電力提供)
東京電力は19日、福島第1原発2号機の原子炉建屋の二重扉を午後8時50分ごろ開放したと発表した。二重扉を開放すると、建屋内の放射性物質(放射能)が環境中に放出される懸念があるが、事前に放射性物質濃度をできるだけ下げる措置を取っており、東電は「環境への影響はきわめて小さい」としている。
東電によると、開放により放出される放射性物質の推計値は18億ベクレル。1号機の二重扉開放時に放出された5億ベクレルを上回るが、敷地内の放射線量は推計で毎時0・0014マイクロシーベルトと、一般の人たちの放射線許容量を下回る。二重扉の開放作業は20日午前5時ごろまで約8時間かけ、徐々に行われる。二重扉開放については、経済産業省原子力安全・保安院が「問題はない」と評価。地元自治体の了承も得られたという。
2号機の原子炉建屋は屋根が残っているため、地下にたまった汚染水の蒸発などによって湿気がこもり、湿度99・9%の「スチームサウナのような状態」(東電)だった。高い湿度の中に人が立ち入ると脱水症状を引き起こす危険もあり、作業の妨げになっていた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110619/dst11061921080017-n1.htm
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二重扉を開ければ建屋内が換気され、湿度と放射線量が下がるため、人が作業できるようになる。東電では、二重扉の開放後、原子炉の水位計や圧力計の調整作業を行う方針。
一方、4号機では、定期検査中に原子炉機器を仮置きする「DSピット」と呼ばれるプールの水位が低下し、露出した原子炉機器から強い放射線が出ている可能性があることが判明。19日に約80トンの水を注入し、今後、約1千トンの注水を続ける。
また、東電は19日、原発敷地内にたまった高濃度の放射性物質を含む汚染水の浄化システムで、圧力を逃がすための「ラプチャーディスク(破裂板)」という部品の破損が新たに見つかり、水漏れがあったことを明らかにした。
浄化システムは試運転で水漏れが見つかるトラブルが相次いだほか、17日夜の本格運転から5時間足らずで、セシウム吸着装置の放射線量が交換の基準値に到達し、運転を停止していた。汚染水を浄化システムで処理し、原子炉に入れて再利用する「循環注水冷却」の開始時期も21日以降にずれこんだ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110619/dst11061921080017-n2.htm
18億ベクレル・・・。
18億・・・。
風向きに注意し、できるだけ外出を控えて、どうしても外出される時には、マスクをお願いします。
お願いします。
失礼します。
<福島第1原発>2号機の二重扉開放へ 換気作業着手
毎日新聞 6月11日(土)11時3分配信
東京電力は11日、高い湿度が作業の妨げになっている福島第1原発2号機の原子炉建屋で同日午後から換気作業を始めると発表した。建屋に2カ所ある二重扉の外側にビニールなどの覆いを設置した上で扉を開け、放射性物質を取り除くフィルター付き換気装置を使って内部の空気を浄化する。空気中の放射性物質濃度の低下が確認されれば覆いを外し、1号機と同様に二重扉を完全に開放する。
2号機の建屋は大きな破損がなく、使用済み核燃料プールから発生したとみられる水蒸気がこもって作業に取りかかれずにいる。4日の調査で湿度は99.9%、空気中の放射性物質濃度は1立方センチあたり0.16ベクレルだった。濃度は1号機で二重扉を開放した際の20分の1程度だが、さらに低下させる予定という。
換気装置の運転は3日間程度を予定。二重扉の開放後は、作業員が建屋に入って原子炉水位計の調整や水素爆発を防ぐための窒素注入に着手する。
東電は、1号機でも5月上旬に換気装置を使って放射性物質の濃度を下げて扉を開放し、建屋内での作業を本格化させている。【関雄輔】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110611-00000016-mai-soci
どうかうまくいきますように。
作業員の方の被曝が少しでも少なくなりますように。
失礼します。
bukachu