※この記事は、1月27日 【内容起こし】市民と科学者による内部被曝問題研究会発足の会見の模様【隠され続けた低線量被曝の影響】<前半>の続きです。
<44:45頃~>
(矢ケ崎氏)
内部被曝の拡大と健康被害を防ぐ為に政府がとるべき安全対策 (提言)
市民と科学者の内部被曝問題研究会
東日本大震災にさいして起こった東京電力福島第一原子力発電所の事故(東電事故)は、深刻な被害をもたらしています。広範な地域が汚染され、多くの人々が被曝して、いのちと暮らしを脅かされています。これに対して私たち「市民と科学者の内部被曝問題研究会」は、日本政府に対して『人間は核、原子力とともに生きていける』との考えを根本的に改め、汚染地域には住みめず、農林水産業はできない、との前提で、国家100年の計を策定することを求め、緊急にいくつかの提言を行いたいと思います。
原発事故による放射線被曝の主要なものは、呼吸や飲食を通しての内部被曝です。政府や政府に助言する専門家は、被曝影響評価を主として測定しやすいガンマ線に頼っています。
しかし、内部被曝では、ベータ線やアルファ線がガンマ線よりもはるかに大きな影響を与えます。政府と東電は、ベータ線を放出するストロンチウム90や、アルファ線を放出するプルトニウム239などの測定をほとんど行っていません。内部被曝の特性とその健康影響を意図的に無視し続けているのです。
沢田昭二(素粒子理論物理学者・内部被曝)
2012年01月30日03:51
※この記事は、6月8日【内容起こし】名古屋大沢田昭二名誉教授×岩上氏@IWJ【その③】の続きです。
(01:59:55-)
(沢田氏)政権が今度の事故を教訓にして、国民のためになるような政治をやってくれる、そういう政治を実現する意識を持たないと、原発問題をきっかけにしているが、もっと広い問題意識を持たないといけない。
(岩上氏)本当にそのとおりだと思う。そのためにどうしたらいいのか先生に伺いなおしたい。先生の見識と幅の広さは、非常にスケールが大きくて、是非また話を伺いたい。
(沢田氏)核兵器廃絶の問題もずっと取り組んできていて、実はフランスのオバニューという町に呼ばれていった。現地の小学生に僕の被曝体験を2日間に渡って話して回った。一般の人たちにも。そのときにはオバニュー市の市長も、直接市長が子供たちに話したりしている。ちゃんと計画をたてている。そういうことが核兵器を持っているフランスにそういう都市があることに感激した。「世界中でこういう都市が増えると、必ず核兵器のない世界が実現できますね」という話をしたら、新聞もちゃんと僕の言ったことを書いてくれたりしている。
※この記事は、6月8日【内容起こし】名古屋大沢田昭二名誉教授×岩上氏@IWJ【その①】の続きです。
(46:58-)
(岩上氏)そういうメカニズムなんですか。
(沢田氏)雨雲とはまた違う微粒子があったのではなく、一旦上昇し水滴を帯びて黒い雨の元になったが、落ちてくる途中で蒸発してしまったということ。長崎でも多くの証言があり、「真っ黒い空に真っ赤な太陽が浮いていた。怖いから逃げたが着いてきた。」真っ黒い空は放射性微粒子が大気の中に充満していたから真っ黒く見えた。被爆者は雨には気づくが、微粒子には気づかない。被爆者は呼吸などで取り込んだことを意識していない。しかし、葉っぱの上に白い粉があったとか、水を飲んだりしているが、気が付かない。ときどき黒い煤のまま落ちてきて、黒い雪が降ったりしていたという証言もある。ということで、放射性微粒子が充満していたということは物理的に考えて当然である。それを被爆者は吸い込んでいるが、風に流されているので後で測りようが無い。雨は雨粒で落ちてきた微粒子が土の中にしみこんだものを測れる。しかし大部分は風で流され見えなくなっている。
(岩上氏)例えば地表に降り落ちた微粒子や放射性物質は、表土に降り積もっているので、測定可能では?
(沢田氏)しばらくはあったと思う。しかし2度の台風や大洪水で流されている。流された後は、放射線による病気は急速に起こらなくなった。ということを医者が証言している。「長崎の鐘」というアニメの話。当初は広島・長崎には人は何十年も住めないと言われていた。幸い流されたものだから、被曝影響が少なかったということ。続きを読む
(46:58-)
(岩上氏)そういうメカニズムなんですか。
(沢田氏)雨雲とはまた違う微粒子があったのではなく、一旦上昇し水滴を帯びて黒い雨の元になったが、落ちてくる途中で蒸発してしまったということ。長崎でも多くの証言があり、「真っ黒い空に真っ赤な太陽が浮いていた。怖いから逃げたが着いてきた。」真っ黒い空は放射性微粒子が大気の中に充満していたから真っ黒く見えた。被爆者は雨には気づくが、微粒子には気づかない。被爆者は呼吸などで取り込んだことを意識していない。しかし、葉っぱの上に白い粉があったとか、水を飲んだりしているが、気が付かない。ときどき黒い煤のまま落ちてきて、黒い雪が降ったりしていたという証言もある。ということで、放射性微粒子が充満していたということは物理的に考えて当然である。それを被爆者は吸い込んでいるが、風に流されているので後で測りようが無い。雨は雨粒で落ちてきた微粒子が土の中にしみこんだものを測れる。しかし大部分は風で流され見えなくなっている。
(岩上氏)例えば地表に降り落ちた微粒子や放射性物質は、表土に降り積もっているので、測定可能では?
(沢田氏)しばらくはあったと思う。しかし2度の台風や大洪水で流されている。流された後は、放射線による病気は急速に起こらなくなった。ということを医者が証言している。「長崎の鐘」というアニメの話。当初は広島・長崎には人は何十年も住めないと言われていた。幸い流されたものだから、被曝影響が少なかったということ。続きを読む
ようやく全部見ることができました。
非常に内容が濃く、専門的な話もありましたが、広島・長崎を始まりとして、日本がどのよう放射線と向き合ってきたか、どうして世界の原発関連の機関は、それぞれに立場が違うのか、そもそもどうして日本が原発を始めることになったのか、すべてが語られています。
非常にながいお話でしたが、聞いていただく価値は十分にあります。
是非、お時間をとって、ご自身の目で、耳で確かめていただきたいと思います。
iwakamiyasumi2 06/08/11 05:12AM (164:55)
名古屋にて名古屋大学名誉教授沢田昭二先生に話を聞く。
http://www.ustream.tv/recorded/15241220
【以下、時間の無い方のために書き出しましたが、こちらも長いですよ・・・(笑)】続きを読む
非常に内容が濃く、専門的な話もありましたが、広島・長崎を始まりとして、日本がどのよう放射線と向き合ってきたか、どうして世界の原発関連の機関は、それぞれに立場が違うのか、そもそもどうして日本が原発を始めることになったのか、すべてが語られています。
非常にながいお話でしたが、聞いていただく価値は十分にあります。
是非、お時間をとって、ご自身の目で、耳で確かめていただきたいと思います。
iwakamiyasumi2 06/08/11 05:12AM (164:55)
名古屋にて名古屋大学名誉教授沢田昭二先生に話を聞く。
http://www.ustream.tv/recorded/15241220
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