<2-3開始>
・ベクレルという単位は何を表すか
・自然放射線(カリウム40)と人口放射線の違いと注意点
・シーベルトという単位は何を表すか
・α線はβ線/γ線の20倍!
・ラドンガスと肺がんの関係
・臓器に対する放射線の影響の違い
・被ばくによる遺伝的影響
・チェルノブイリと福島第一事故の違い
・長崎の放射能到達状況
・放射能汚染時代
・2011年3月15日の汚染の広がり
・2011年3月に保安院が行った簡易の甲状腺被曝検査
『最大35mSv評価は経口吸入評価だと80mSv』
(木村真三氏)
今回は、放射線の単位。また放射線の種類と人体影響というものを知っていただいた上で、今現在の放射能の広がり。また、その放射能によって汚染された人々は、一体どれくらいの被曝をしたか、外部と内部についてお話をしていきたいと思っております。
こういったことを中心にお話をしていきたいと思います。
では、気持ちを新たに勉強会ということでやっていきましょう。
まず皆さんに知っていただきたいのは、二つです。
『シーベルト=Sv』と『ベクレル=Bq』です。
簡単な方から行きます。このベクレルと言っているものは、放射能を表す単位。この放射能というのは一体どういうことなの?っていうと、これは『1秒間に何個の放射線を出すか』でベクレルという単位になるわけです。だから、それに重さで割ってやるというと、放射能濃度という言葉になるんですが、この放射能濃度というのは、例えば食の安全基準である厚生労働省の食の基準値、これは大人で100ベクレル/㎏、というふうになってますが、これは続きを読む