3号機も高濃度汚染源…ベント後、北西に放出か
読売新聞 10月19日(月)3時10分配信
無題 2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故で、原発の北西方面を放射性物質で高濃度に汚染したのは、格納容器が損傷した2号機からの大量放出に加え、3号機で格納容器からの排気(ベント)の操作をした後の放出だった可能性があるとの推定結果を、日本原子力研究開発機構の研究グループがまとめた。
 東電の「ベントに伴う放出量は全体の1%未満」との見解は再検討を迫られそうだ。
 研究グループは、観測された放射線や気象条件などから、大気中の放射性物質の動きをコンピューターで計算し、東日本を中心に広い範囲の汚染につながった大量放出の時間帯を絞り込んだ。福島県浪江町を含む原発の北西20キロ・メートルまでの汚染は、15日夕~16日未明の放出が主因と推定された。
最終更新:10月19日(月)3時12分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20151018-OYT1T50097.html

今更ながら、このような研究が発表されたようです。
HPをチェックしたのですが、まだUPされていませんでした。資料が見つかり次第、また追記していきたいと思うのですが、ベントをするということは、(ウェットにせよドライにせよ)多かれ少なかれ放射性物質を外部に放出するということです。
どれだけの量が放出されるのかということを私たち一般人が前もって知ることは、ほぼ現状不可能でしょう。
SPEEDIも公開しない方針のようですし。

全てが後出しというわけです。それにしても、この放出量の推計、③は1100兆ベクレルくらいでしょうか? 飯舘村方面へ飛んでいるということになっています。
既に汚染地図はある程度作られているため、汚染状況の結果としては変わることはあまりないと思いますが、『ほとんどが2号機からの放出』と発表されつづけてきていたわけですので、3号機の格納容器内の状況は予想されていたよりもずっと酷いことになっていそうです。。。