※この記事は、
11月14日 福島県:県民健康管理調査の準備会の議事録メモを情報公開【実際の検討委員会の倍の時間を掛けて意見調整!?】に関連しています。
福島健康調査:第2回検討委も進行表 県、一転存在認める
毎日新聞 2012年11月15日 22時03分(最終更新 11月15日 23時22分)
東京電力福島第1原発事故を受け福島県が実施している県民健康管理調査の検討委員会を巡り、秘密裏に準備会(秘密会)が開かれていた問題で、県は15日、新たに第2回検討委(昨年6月18日実施)の進行表が見つかったと発表した。県が10月に公表した準備会の内部調査結果では、この進行表の存在を「なし」と結論付けていたが、準備会の事務担当の職員が所有していたという。今回見つかった進行表は、タイトルとして「検討委員会シナリオ」と書かれ、分刻みで山下俊一座長や県職員の発言予定内容が記されている。
記者会見した徳永勝男・総務部総務課長は「公文書管理が不適切だった」と認めたものの、新たな公文書が見つかったことについては「できる限りの調査をした。今後は公文書の管理徹底を図りたい」と話した。【神保圭作】
http://mainichi.jp/select/news/20121116k0000m040085000c.html
【福島県HPより】
「県民健康管理調査検討委員会」の会議運営に係る調査結果の訂正について(11月15日付)
※今回、この赤枠の部分の存在が明らかになったのですが、昨日ご紹介した記事では、毎日新聞が行った情報公開請求により、各準備会の議事録が開示されているようです。
※準備会で座長・山下俊一氏に渡された議事進行表ともいえる「シナリオ」はというと・・・↓↓↓
※ずっとこんな感じで続きます。
※実際に行われた県民健康管理調査検討委員会の内容と「シナリオ」での誘導具合を簡単に比較したものが以下の通りです・・・↓↓↓
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kekkateisei.pdf
昨日もご紹介したとおり、毎日新聞が追っている福島県の県民健康管理調査そのものの意味を問う問題ですが、また今回準備会資料の管理不備が発覚しました。
公的文書としてではなく、職員が個人ファイルに残していたものが、職員が名乗り出る形で公になったわけですが、一体どういうことになってるんでしょうか?
『保管簿冊に綴られていなかった理由は確認できなかった』
と結論付けていますが、やはり「公文書としては残しておきたくない」という意思がどこかに働いたんですかね・・・?
それにしても、これだけ細かくタイムスケジュールや発言趣旨が書いてあると、一度目を通してしまえば、なかなかこれ以外に話を持っていくことは難しいでしょう。比較表が出ているとはいえ、部分・部分では影響がなかったと言えるのかもしれませんが、検討会自体の流れがコントロールされていると言えるのではないでしょうか。
準備会の議事録については、
(2) 「県民健康管理調査検討委員会」の会議運営に係る調査報告書
の中の25ページあたりから一部読むことができるのですが、議事録全容のはまだ見つけられていません。
こういった裏側も国民のもとに全部開示しなければ、この調査の信用度が落ちる一方だと思います。
もうすでに信用など無いのかもしれませんが、福島の方たちだけではなく、国民全体がかかわっていく問題になると思いますので、この問題はしつこく記事にしてご紹介していこうと考えています。
失礼します。
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もはや慣習ですかね大きな会議や答弁では台本があるのが普通ですし。
>> だん吉さん
コメントありがとうございます。
何なんでしょうね。 私もよくわかりませんが、内側で勢力争いでもしてるんですかね・・・。