※この記事は、
10月3日 福島県健康管理調査:事前打ち合わせが発覚【準備会の存在も口止め・事前にシナリオも用意】
10月5日 福島健康管理調査【続報】:問題になりうる話題に対し「話をそらして」と県側から委員に要望、委員の見解も事前に用意
10月9日 福島県健康管理調査の秘密会調査報告:『県として事前に依頼は打診したけど、委員が「県の要請とは認識してない」って言ったので影響はなかった』などの続報です。

福島健康調査:秘密会で重要方針 情報公開、議事録で確認
毎日新聞 2012年11月14日 02時30分
 東京電力福島第1原発事故を受け福島県が実施している県民健康管理調査の検討委員会を巡り、秘密裏に準備会(秘密会)が開かれていた問題で、県は毎日新聞の情報公開請求に応じて準備会の「議事録」を開示した。準備会について県は、10月の内部調査で「資料の事前説明の場」と位置付けているが、議事録からは、重要な方針や検討委での議論の範囲まで決めている実態が改めて確認された
 県は9月の毎日新聞の取材に「準備会の議事録は作成していない」と説明していた。しかし、10月に県条例に基づき「議事録一切」の情報公開を請求したところ開示された。県は「メモ的に作成したもので、出席者の発言内容を確認して作る議事録として作成したものではない」と説明。第2回(11年6月12日)と第8回(12年9月11日)の議事録は「不存在」としている。
 開示された議事録によると、初めて報道陣に全面公開された第3回検討委(11年7月24日)の準備会(同17日)は、検討委より約1時間半長い約3時間半に及んでいた甲状腺検査の対象年齢について、座長の山下俊一・県立医大副学長が「(この日の)打ち合わせで決める」と発言し、委員の意見を聞いた後、「委員会の提言としては18歳以下とする」との方針を示した
 他の委員から異論は出ず、「本番」の検討委では別の県立医大教授が「18歳以下を対象にする」と説明。同年10月から実施された
 また、第5回準備会(12年1月25日)では、住民の外部被ばく線量の推計調査を巡り議論。11年度中に、健康診査の対象とする一定の基準値を設ける予定だったが、一部委員から「線引きが難しい」などと異論が出ると、山下氏が「理論武装した方が良い。今回は議論しない。結論は年度を越えてとなる」と先送りする考えを示した。
 同日の検討委では基準値について誰も言及せず、現在も基準値は決まっていない。【日野行介】
http://mainichi.jp/select/news/20121114k0000m040144000c.html

この福島県民健康管理調査の準備会については、毎日新聞のすっぱ抜きだったと思うのですが、後追いでフォローしてくれていました。

もしかして、福島県HPで公開されているかも!と探してみたのですが、

1 「県民健康管理調査検討委員会」の会議運営に係る調査について

  (1) 「県民健康管理調査検討委員会」の会議運営に係る調査結果について

  (2) 「県民健康管理調査検討委員会」の会議運営に係る調査報告書

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=10675
と、10月9日のリリースで更新がありませんでした。
※私の探し方が悪いのかもしれないので、発見された方がいらっしゃいましたら是非教えて頂けないでしょうか?

こういう公共性の極めて高い資料は、情報公開された段階でパブリックに公開してもらえないんでしょうか・・・。ちょっと待ってみればアップされますかね・・・?

とにかく世の中は解散一色なのかなと思いますが、そういった流れの中で大事なことが見落とされないよう、引き続きチェックしていきます。

失礼します。
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