一時帰国をしているタイミングで、当ブログでもリンクでご紹介させていただいている守田敏也さん(ジャーナリスト)の講演会に参加することができました。
私は専門家ではないし、現場を見ることもできていないため、できるだけ発言者の方のお話を忠実にお伝えすることに注意しながらご紹介してきました。実は今回も自分用にすべて文字化したのですが、重要な部分のみ抜粋してご紹介しようと思います。守田さんはいろんなところで講演されていますので、是非足を運んでみてくださいね。

3.11以降、日本で講演会に参加したことが無かったのですが、小さな会議室で、主催者の方々を含めて17名という少人数で開催されたということもあり、非常にアットホームというか、距離感が近いと感じました。
大きく4つのカテゴリに分けてお話が進んでいきました。
 1)原発再稼働問題を考える
 2)原発と放射能汚染の現状
 3)放射線の影響をいかにみるか、どこから考えるか
 4)放射能との共存時代をいかに生き抜くのか
原発・被曝問題について、あまり知らない人が参加してもわかるように、順を追って丁寧にご説明されました。

【以下、断片的にではありますが、一部をご紹介します。】

(守田敏也氏)
 ご存知のように原発の再稼働をしていて、今大飯の二つの原発が動いていますね。それ自身大変危険で許し難いことなんですけど、ただ、大きく言えば原発が2基しか動いていないというのは、非常にやっぱり大変な事故があったからだということもあるけれども、その後住民の運動が盛り上がって原発をなかなか動かすことができないという、そういう状態を作ってると思います。
 去年の3月11日からたくさんの方が『目覚めた』というか、それで立ち上がった方々が多いんですけれども、そういう方からすると2つも原発が動いてしまったということで、「すごいがっくりだ」という方もいらっしゃるんですけれども、それ以前から運動をやってきた僕からすると、例えばもんじゅの反対集会の現場で、
「200人いた!今日はたくさん来た!」
とか、そういうことを繰り返しやってきて、ほぼそれが3月11日以前では反原発の運動は絶滅機種みたいな運動だったんですね。
 それからすると、もう20万人もの人が首相官邸のまわりに集まって。この間の11月11日なんかは、けしからんことに東京都が会場を使わせないなんていう、完全に憲法違反のことをやってきているにも関わらず、雨の中本当にたくさんの人が集まっていまして、全国でいろんな運動があって、その意味では非常にこれだけ1つのことで、日本中で運動が起こるというのは、恐らく以前あった運動と比較すると、1954年のビキニ環礁の核実験の時に起こった運動以来じゃないかと思うんですね。その時にも女性が中心だったんですよ。杉並区の魚屋さんの女性が発火点だといわれてますね。そこから杉並で署名運動が始まって、杉並は1954年の5月9日から始めて6月24日の段階で署名数27万。当時、杉並区民が37万人いたので、そのうちの27万人が署名しちゃったんですね。今みたいにインターネットなんか無いんですよ。署名っていうのは会って顔を見てやるしかないようなそういう時代でね。更にその署名が全国化して、翌年の1955年の11月末の段階で、なんと国内で署名数は3000万を超えました。3000万ですよ。そういうことがあって1963年に大気圏核実験というのを中止していくという非常に大きな成果がつくられたんです。
 だけどその後ずっと原子力発電は動いてしまって、それを止められずに来たんですけれども、そこで残された課題が今、私たちが実現しなければいけないことなのかなというふうに思います。
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【シビアアクシデント対策】
 非常に話題になったのが『ベント』です。
 『ベント』というのは何かというと、格納容器内の圧力が高まった時に、非常時に開ける弁で、これを開けて格納容器を守る。
 今のところ、みなさん矛盾が含まれていたのは分かりますか?
 どういう矛盾なのかというと、格納容器の役目は放射能を閉じ込めることにあるんです。ところが、ベントというのは、格納容器を守るために放射能を逃がすための装置なんですよ。
 分かります?ね?
 なので、実は設計士の人たちは、このベントのことを『格納容器の自殺行為』と呼んでいます。実際にはMark-Ⅰ型というのは、最初に設計された時にはベントはついていません。なぜなのかというと、ベントがついていたら認可とおらないです。分かります?格納容器が自分の圧力の中の放射能を閉じ込めることができなくなることを想定した装置がベントなので、ベントが最初からあるということは、格納容器が壊れることを想定しているということを意味するので、最初にそれがあったら設計基準は通らないです。
 ところがね、たくさん作ってしまった。ゼネラルエレクトリック社が。たくさん作ったあとに、「どうもこれはそういう現象で格納容器が壊れる可能性がある」ということが分かったんですね。アメリカはまぁ非常に合理主義の国なので、今更設計許可を取り下げるわけにもいかないので、どうしたのか?ということでつけたのがベントなんです。
 だからね、このベントの位置というのが非常にあいまいで、日本政府はこのとき困ったんです。アメリカがつけたのでつけざるを得なくなって、日本のMark-Ⅰ型にはベントを全部つけました。つけたんだけど、このベントの目的は何なのかといわれることを非常に嫌がった。今言ったように、ベントをつけたということが格納容器が放射能を漏らすことがあるんですねということになるので。
 日本政府はその時の説明をどうしたかというと、お得意のあいまいに言って逃れるという作戦に出たんです。
「ベントをつけたということは、格納容器が壊れるということがあるんですね?」
「ありません」
「じゃあなんで格納容器につけたんですか?」
「万が一の為です」
「じゃあ万が一壊れることがあるんですね?」
「ありません」
「じゃあ何のためにつけたんですか?」
「万万が一の為です」
と、こういうね、何言ってんだかわかんないということで、常にそういう言葉をあいまいにして逃れるということをやってきたんだけど、そのときに決定的だったことは、このベントを開ける権限を日本政府は自分が持つのを嫌がったんです。つまりそれを日本政府が持っているということは、
「いざというときの非常事態の時にそれを開けるということを想定してるんですね?」
といわれるのが嫌だった。それで東京電力に押し付けちゃったんです
。なんと。
 なので、ベントを開ける権限は東電が持っていた。そして、東電が開けるのを嫌がったんです。
 何故か?
 膨大な放射能を出すことになるので、明らかに傷害行為なんです。
 なので、自分たちは刑事訴追されると思ったので、東京電力は「開けろ」ということを嫌がったのです。
(中略)
 例えば浜岡原発がありますね。あの原発でとられたシビアアクシデント対策『屋上にドリルを置く』。
 分かりますか?
 屋上にドリルを置く。
 水素が爆発したでしょ?
『水素がたまるときには、ドリルで穴をあけて水素を逃がす』
「誰が行くんだ?!そんなのに?」
 あるいは水素なんてどこを流れるかわからないので、屋上で開けてるときに違うところで爆発するかもしれない。
 あるいは玄海原発とか他の多くの原発もそうなんですけど、極めつけだなと思ったのは、『放射能対策スーツを10着増やす』、これがシビアアクシデント対策。
 じゃあ大飯原発はどうなのか?
 30個のシビアアクシデント対策をするといいました。そして今それを済ませたのは十幾つなんですが、やってもいない。例えば免震棟、地震とかに強い指令室を作る。これは3年後に作ることになっています。やってないんですよ。
 だから、シビアアクシデント対策をとること自身が大事故を想定した運転ということで、それ自身許し難いんだけど、そのシビアアクシデント対策すらやってない。それで動かしてしまった。狂気の沙汰です。
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【電気が足りないというウソ】
あれは基本的に湯沸かし器なんですよ。お湯を沸かすことしかできない。じゃあお湯を沸かすことしかできなくて、なおかつ核分裂反応というのは制御が難しいから、出力調整がすごく下手なんです。出力調整が下手だということがどういうことかというと、電力がいらないからといって出力を下げることができないんです。
 じゃあどういうことが起こるのか?
 夜に必要ない電気をどんどん作っちゃう。
 それに対してどういう対処をしてるかというと、揚水発電というのを作って誤魔化してるんですね。
 揚水発電というのはこういうものです。夜原発がどんどん電気を作っちゃうので電気が余るんですね。余った電気をここのプールを作っておいて、その水をくみ上げることに使う。くみ上げておいて、昼になるとこの水を落としてここで発電する。これが揚水発電。原発には必ずこれがついてる。
 ばかばかしいでしょ?
 一旦水を上げて落とす。
 これの経費は全部水力発電の側に計上されてるんですけどね。
 つまり、これは夜の電力が余ってしまうんですね。ところがこれをやっても、まだまだ原発がたくさん動くと夜の電力が余りすぎるんです。それで、どういうことをしてるかというと、夜の電力を値下げしました。皆さんご存知ですか?夜の方が電力はすごく安いんですよ。
 そうなると、これに対していろんな企業が「じゃあ夜中に稼働したほうが有利だ」ということで飛びつくんですけど、典型的に一番最初に飛びついたのはコンビニエンス業界。セブンアンドアイってあるでしょ?あれはセブンイレブンでしたよね。なんでセブンイレブンだか知ってますか?7時に開いて11時に閉まるからなんですよ?だから僕は『セブンイレブンはセブンイレブンに戻ってくれ』運動をしたいと思ってるんですけど。あれが始まった時のキャッチフレーズは『開いてて良かった』。昔は9時で商店は閉まったんです。9時で商店が閉まるとどうなるかというと、町は暗くなるんです。暗くなると、ごく少数の夜遊んでいた方を除いて、みんな寝るんですよ。しかも今はどうなのか?夜じゅう煌々と電気がついてる。
(中略)
 電気をこんなに使う生活を始めたのは、ホント50年とか60年前までしてなかったんですよ?
 だからみんな、夜になったら必然的に寝ていたわけでしょ?朝明け方前くらいに起きて活動してるっていうのが、人間の自然な状態なんです。それが完全に壊れてます。
 そういうことがどうなるか。
 私たちの生態系のリズムからかなり崩れていて、いろんな??があるけれども、最近逆年性のうつ病っていうのがすごく多いんですよね。そういうことが化学物質なんかの影響もあるけど、このリズム省がが起こってちゃんと寝れない。睡眠は私たちにとって非常に重要な休憩と、私たちが寝てる間に私たちの免疫を作っているというね、それを壊されてるということがすごく言われています。
 なので、コンビニエンスストアでせめて7時から11時に戻ってもらった方が私たちの暮らしは良くなるんです。
 だから、僕のモットーは『電気の使用を少なくして、暮らしを良くしよう
 節電は全く必要ありません。節電っていうのは何か我慢することでしょ。言うんだったら『適電』でしょうね
 そもそもね、まず要らないものはいくらでもあります。自動販売機全部なくしちゃえばいいんですよ。よく考えてください。真夏の煌々と太陽が降り注いでるのに、わざわざ鉄の箱の中にジュース入れて冷やしてるんですよ?バカバカしいでしょ。あれを店舗の中に入れたら、エネルギー効率は倍になるんです。半分のエネルギーで冷やせる。 あるいは冬の寒い寒い中、誰も飲まないコーヒーをずっと温め続けてるでしょ?大体ね、自動販売機1台で4人の家族が4軒まかなえる。それがコンビニが二つくらいあって、そのコンビニの間に3台も4台も並んでるでしょ?何も良いこと無いし、何の必要もないですよ。
 だから例えばそういうものを撤廃してしまうだけでも、相当の電力が余ってくる。
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【放射性廃棄物の天文学的処理費用】
 低レベル放射性廃棄物というのがどういうことかというと、原発の作業から出てくる例えば作業員の方が着てた服だとか、そこで使った手袋だとかいろんなものがありますよね。そういうもので1kg当たり100ベクレル以上ということになると、放射性廃棄物ということになって厳重管理しなきゃいけない。それをどれくらい管理しなきゃいけないのか。数値が出てます。見てください。放射能レベルが下がっていくまで管理しなきゃいけないということなんだけれども、管理の段階が第一段階、第二段階、第三段階で、第三段階が終了するのは300年後です。
 300年後。
 低レベル放射性廃棄物でも300年間管理しなきゃいけない。300年後、日本政府あるんですかね?
 300年間誰が注意を払うんですかね?そういう問題があります。

 ただこれは低レベル放射性廃棄物で、もっと困難なのは高レベル放射性廃棄物。高レベル放射性廃棄物っていうのは何なのかというと、燃料棒ですね。あの燃料棒っていうのは、運転するとものすごく放射線値が高くなって、その処理がすごくやっかいになる。それでこういうグラフが出ています。
 これがなかなかね、見ごたえのあるグラフなんですよ。
 まず放射性廃棄物の取り出し、燃料棒の取り出しの時に、これまでずっと核分裂がされていたので、放射能量が最大に高くなっていて、燃料1トンに相当する放射能はこの段階で100億ギガベクレルです。分かりますか?とりあえずいっぱいだと考えてください。100億ギガベクレルですよ。それから燃料棒を取り出したらどうするのか。皆さんご存じのとおりプールに入れなきゃいけないんですね。使用済燃料プール。なんでプールに入れなきゃいけないかというと、取り出したばっかりのときには、まだ核分裂反応というか、核分裂じゃなくて壊変といって放射線を出しながら違う物質に変わっていく過程が進んでいるので、熱が出る。だから冷やさなきゃいけない。まずは冷やさなきゃ何もできない。だから、燃料プールに入れる。これ自身がやっかいで、上の方に作るからね。非常に危ないんだけど、それが年数書いてないけど、これは20年とか30年かな。
 そこで取り出して、再処理・ガラス固化に入ります。再処理というのは何なのか。今の燃料棒の中には、実はプルトニウムが新しく作られています。もともと原発というのは、そのプルトニウムを取り出して、それを高速増殖炉に回してどんどんエネルギーを増やして作ろうというのが目的なので、それをやるのが再処理です。だけど再処理をどういうふうにするのか決まってません。六ヶ所村の再処理工場として作ったけど、再処理をやるとせっかく燃料棒に封じられている放射能をバラバラにしてプルトニウムを取り出さなきゃいけないから、余分な放射能がいっぱい出てしまう。だいたい原発が1年間運転して出す放射能を1日で出しちゃうって言われてます。だから再処理は当然僕も反対だし、実際再処理がちゃんと動くかどうかはまだ決まってません。でも一応再処理やったことにする。そうするとどうなるか。ガラス固化体。ガラスの円柱にしてどうするのか。また沈めるんです。まだ沈めなきゃいけない。また沈めて熱が下がるまでずーっと待ってて、大体80年プールの中に入れておかなきゃいけない。それもずーっと管理し続けなければいけない。
 それで、その後どうするか。地層処分。「埋めちゃおう」です。埋めちゃうんですね。地震大国の日本に。こんなことよく考えますよね。どこに埋めるのかまだ決まっていません。つまり、この計画というのは、全然はっきりしないですよね。だけども、ここで地層処分をしてから放射能というのはゆっくり下がっていきます。これ対数グラフといって、上に行けばいくほどメモリが大きくなるというグラフの作り方なんですけど、どんどん放射線値が下がってきて、この緑の線というのがウラン鉱石の放射能レベルです。もともと掘り出したウラン鉱石の持っていた放射能レベルまで下がるのにどれくらいかかるのかを追っていくと、なんと1万年くらいです。分かりますか?1万年ですよ?正確に言うと1万年でもこの放射能レベルには達してないです。このグラフ、100万年だっても大して落ちない。
 だからざっくり見た場合1万年くらいは管理しなきゃいけない。
 ということなんですよ。1万年ですよ?1万年。1万年前の歴史なんて残ってないですよね。
 そういうものなんですよ。
 しかもこれどうやって処理するのか、こんな絵が描かれています。埋めちゃおう。数100メートル埋める。1万年後もトラックなんですかね?こんなふうにしてガラス固化体を地下に持っていこうということで、これはいわゆる『絵に描いた餅』です。ただこういうふうに頭の中で考えられているだけで、誰もこんなことは自分のところで受け入れるなんて言いません。
 なので、実際にはこれは予算が計上しようがないので、今のところゼロ円なんです。
 分かりますか?
 これが原発の巨大なからくりですよ。
(中略)
原発というのは、僕は経済の問題ではなくて、これは未来世代に対する恐ろしい暴力だと思います。莫大なツケを未来世代に押し付けて、なおかつ放射能の危険性も押し付けるというものですよね。
 これね、どういう研究がされてるかというと、真面目にやられてるのは、例えばこれ1万年後でしょ。1万年後。1万年後、あるいは1万年よりも先にどこかに保管しなきゃいけないわけですよね。その時考えられるのは、人類の歴史で1万年を超えて残った言語って無いんです。分かりますか?ツタンカーメンとか掘り出すと、いろいろな絵文字とか出てくるでしょ。でも僕ら読めないでしょ。あれは何だろうとか古代学者が解読するわけじゃないですか。同じことが起こりうるんです。そしたら、1万年、2万年後の人々に「これは危険だ」ということをどう伝えればいいのか、これ真面目に研究されてるんです。
 言語が無くなっちゃう。今僕らだって源氏物語とか読みませんよね。一応解読する人がいて内容を教えてもらって「ああそうか」ってなもんだけど、万葉集になるともうわからないでしょ。感じがいっぱい並んであって。
 じゃあ1万年後の人に対してどうやって伝えるか、散々研究されて答えは出てないんですけど、今ほぼ主流になってる答えは、
『結局どうやって伝えようとしても、伝える限り誰かが「ここに宝物が眠ってる」と考えるに違いない。結論として伝えるのをやめよう。無いことにしちゃおう。それが一番安全なんじゃないか』
 この研究、真面目にやられてるんですよ。
 そういうものを持ってるのが原発という仕組みであって。だから要らないどころか即刻やめなきゃいけないし、燃料棒というのは使用前だったら放射能は少ないです。使用済燃料になると放射能量は格段に上がるので、一本でも多く稼働させないことが核心。
 なので、即刻原発を止めて・・・即刻止めてもまだまだ危ないんですけどね。止まってからもずーっとプールで安全管理しなきゃいけないし、それにはやっぱりやむを得ないですけどお金をかけてみんなで監視して、科学の粋を集めて・・・できるかぎり安全管理が続くようなことをやっていくしかないですよね。それが現状で、そのためにはとにかく一刻も早く止めた方が人類にとって有利だというのが原発だということは知っておいてください。
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【福島第一原発事故の汚染状況】
セシウムベースで行きますけど、その周辺のごみを集めると、どのくらいの放射能が出てくるかの一つの目安になるので、ざっくり汚染の目安。この辺(福島第一周辺)はデータ無いんですけど、福島市で焼却場で見ると、どこの焼却場でも1kgあたり5万ベクレルから10万ベクレルの値が出てきます。
 ベクレルというのは、1秒間に1発の放射線が出るのが1ベクレル。
 なので5万ベクレルというのは、1秒間に5万発の放射線が出てるということだと思ってください。因みに1kgあたり100ベクレルを超えると放射性廃棄物になるというのが3月11日以前の法律ですね。・・・っていうか今の言い方は正確じゃない。今でもその法律はいきています。真面目にそれを守ってる場所はどこなのか?原発の中です。原発の中は、1kg100ベクレルを超えると、黄色いドラム缶に入れて放射性廃棄物として処理します。原発の外はやってません。ひどいお話でしょ。
 なので、『1kgあたり8000ベクレル以下だったら埋めちゃっていい』と無茶苦茶な通達になってるんですけど、ところがさっき言ったように福島の中だと5万ベクレルとか10万ベクレルとか出ちゃうので、そうなると法律的に埋められないのでどうしてるか?貯めてます。膨大なものが。
 数値をざっくり言いますよ。
 この辺が10万くらいだと思ってください。
 それに対して那須塩原も激しいと言いましたが、ここの焼却場から出てきたのは4万7000ベクレル。だから、もうざっくり福島の半分くらい。
 それから、ここの奥州市と一関市、ここで3万くらい
 仙台は2000、山形は6000くらい
 こちら側降りてくると、日立とか水戸は1万5000
 柏市は無茶苦茶高くて7万
 東京の23区、江戸川区で1万3500
 すごい値が出てますけどね。

 じゃあ京都はどうなのか。
 京都はどのくらいだと思いますか?京都も出てるんですよ?
 京都は『26ベクレル』です。
 今までの数を聞いて26と聞くと、ちょっとほっとするでしょ。もちろん東北の汚染からすれば圧倒的に少ないんです。だけど、京都は事故前のデータもあるんです。なんでかというと、放射性廃棄物というのは、例えば医療で放射性物質をよく使うので、違法産廃で普通のごみに混ざって捨てられちゃうことがあるんです。そうするとそれを燃やすと危ないのでモニタリングしてたんですね。それで測った京都の前年の値というのは、『0.2ベクレル』です。
 なので、26ベクレルということは、京都は100倍汚染されてるんです。
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【その②】へ続きます。

失礼します。
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