経済対策第1弾、2000億円規模=被災企業支援など26日決定へ
時事通信(2012/10/20-00:59)
政府は19日、野田佳彦首相が検討を指示した経済対策の第1弾を、総額2000億円規模とする方向で調整に入った。東日本大震災で被災した中小企業の再建を支援する「グループ補助金」の上積みが柱。財源となる予備費の使用を26日の閣議で決定する方針だ。
11月中にまとめる対策には、学校の耐震化や豪雨対策などの防災事業、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の実用化に向けた研究支援などが追加される見通し。各省庁が2013年度予算案の概算要求で提出した事業の一部を前倒しで実施し、下振れリスクが高まっている国内景気の底上げを狙う。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012102000014
ようやくです。
でも「ん?2000億円?」という金額が一体どこから出てきたんだろう?と思って、ちょっと調べてみました。
するとすると・・・。
毎日新聞の【特集ワイド:シロアリを追う 復興予算問題−−被災地の声 生活を、産業を、早く何とかしてくれ】の6ページ目を見やすく参照させていただきました。
グループ補助金の申請額ぴったりの2000億円。
NHKの番組でとりあげられ、メディアが復興予算の使い道に対して一斉に報道し、注目されるようになったグループ補助金。
中小の企業や商店が個別で復興費用を申請するのではなく、複数が集まり地域一体となって申請し、まさしく被災地の復興のために作られたグループ補助金の制度。それが「あまりにも狭き門だ」ということを嘆いていらっしゃる申請者の方々。
私たちは、その報道を見て「日本政府は一体なにをやってるの!?本当に被災地を復興させる気があるのか!?」と憤っているはずです。
その申請額とぴったり合う2000億円。
単なる偶然ですかね・・・?
「野田政権が対策をしてくれた」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それ以上でもそれ以下でもない。
これで復興予算30兆円の使い道が清算できたと勘違いしてはいけないですが、せめて早急に申請者の方々の手元に届くように願います。
失礼します。
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【追記】10月25日
経済対策第1弾、4000億円=被災企業支援に1200億円-政府、あす決定
時事通信(2012/10/25-13:18)
政府は25日、野田佳彦首相が検討を指示した経済対策第1弾の規模を4000億円程度とする方針を固めた。東日本大震災で被災した中小企業の再建支援に1200億円を盛り込むのが柱。26日の閣議で、財源となる2012年度予算の予備費の支出を決定する。
政府は当初、2000億円規模を想定していたが、「景気浮揚に向けた意気込みを示す」(財務省幹部)ため、防災事業などを大幅に積み増した。株価押し上げなど、金融市場に与える効果にも配慮した。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201210/2012102500397
だそうですが・・・。