※この記事は、8月27日 静岡知事、浜岡原発住民投票に賛成の意向を表明!の続報です。

浜岡原発の再稼働、県民投票否決 静岡県議会
共同通信(2012年10月11日)
 静岡県議会は11日の本会議で、中部電力浜岡原発(同県御前崎市)の再稼働の是非を問う県民投票条例案について、委員会で原案が否決されたことを受け一部議員が提出した修正案を反対多数で否決した。議席の過半数を占める自民党系会派は原案と修正案の双方に反対しており、原案も否決された。東京電力福島第1原発事故後の原発再稼働をめぐる初の住民投票は、立地県で16万人以上の署名を集めながら実現しないことが決まった

 原発稼働がテーマの住民投票条例案としては大阪市議会、東京都議会に次ぐ否決。しかし巨大地震対策が求められていることに加え、脱原発を求める世論もあり、浜岡原発の運転再開への道筋は描けない状況だ。

 自民系会派の議員は本会議の討論で「国策の原子力行政が地方の住民投票で左右されてよいのか」と両案への反対理由を述べた。

 原案は5日の総務委員会で、自民系「自民改革会議」や民主系「民主党・ふじのくに県議団」の議員が内容に不備があるとして反対し、全会一致で否決された。

 修正案は民主党・ふじのくに県議団の議員らが投票実現に向けて提出。投票資格を18歳以上から20歳以上に、投票時期も条例施行後半年以内から「原発の安全対策完了後、国が再稼働の検討を始めたと知事が判断した時」に変更した。
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/10/post-6862.html

【経緯として参考記事】

【静岡】実施絶望的 きょう採決/原発住民投票
朝日新聞社 2012年10月11日
 ■修正案反対の自民「もはや改正案」
 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票の実施は10日、県議会(定数69、欠員3)の過半数を占める自民改革会議(37人)の修正条例案の否決方針で絶望的になった。11日の本会議で採決される。
 午前9時からの役員会に出席した自民改革会議の杉山盛雄幹事長は「もはや修正案ではなく改正案だ。16万5千人の署名者は了としない」と主張した。11日の同会派の議員総会で修正案に対する否決方針を諮る。
 反対理由は、市町が投開票事務に協力しない場合は住民投票を実施しないとしており、県議会が可決しても実施できない可能性がある――などとした。
 ◆「議論深まらず」提案の代表者
 11日の本会議に、超党派でまとめた修正案を出す提案代表者の池谷晴一県議(民主党・ふじのくに県議団)は、自民改革会議が修正案を「改正案だ」と評したことについて、「自らは修正案を出さず、修正案が出たら直しすぎだという。これでは議論の余地がなく、中身の議論は深まらなかった。署名の重さをどうとらえているのか疑問だと話した。
   ◇
 修正案の共同提案者が所属する3会派。公明党県議団(5人)の前林孝一良代表は「自民が指摘した投票の実施時期などの問題は、反対のための理由だ」とする。富士の会(2人)の中沢通訓代表は「修正案が署名者の意思に反しているというのは詭弁(きべん)だ」と述べた。
 みんなの党・無所属クラブ(2人)は自主投票で臨む。遠藤行洋共同代表は「自民が会派として反対を決定し、議会で討論ができるのは意味がある。修正案を11日に出して採決するのは少々乱暴。議論を煮詰めるべきだった」と述べた。
 ◆「議論はした」自民方針触れず 民主の野沢会長
 第2会派の民主党・ふじのくに県議団(20人)は住民投票に対する会派の意見がまとまらず、原案否決は決定、修正案への態度は未定だ。7議員が、修正案の提案者に名を連ねている。
 野沢義雄会長は自民改革会議の否決方針には触れず、「会派をまとめられなかったが、熱心に議論はした。今後、浜岡原発について議論をし、発言していくことが16万5千人に応えることだ」と話した。
 ◆「16万5千署名者を満足させられない」
 住民投票の実施が絶望的になり、条例原案を直接請求した「原発県民投票静岡」の鈴木望共同代表は「誠に残念だ。我々の願いは原発再稼働の是非を問うことだ。16万5千の署名者を満足させられない」と落胆した。
 さらに、「条例原案の内容が問題で否決するのならば、住民投票が必要かどうかという中身の議論とは言えない。(直接請求する側に)完璧な条例案を出せということなら、住民投票を求める権利の制限につながる」と批判した。
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210110004


静岡県議会はネットでライブ放送されていたので目にすることができました。

採決は、いずれも29人の議員が発案したことにより無記名投票で実施され、出席議員65名で
   【修正案】賛成17票  反対48票  無効0票
   【原案】  賛成 0票  反対65票  無効0票
で否決されました。

圧倒的な法定署名数16万5000筆をもってしても、原発立地地域であり当該電力消費地域であっても、住民投票へのハードルはこんなにも高い。
しかも、無記名投票となったために次回の選挙の参考にすることもできない・・・。

現場で署名活動や議員への働きかけなどを行ってこられた方々、署名をされた方々にとっては到底納得できない結果なのではないでしょうか。

正直に申し上げて、署名をするときに条例案の各条項をすべて把握して署名する人はまずいないと思います。
署名をした人は、『その趣旨に賛同している』のであって、細かい条項はプロが修正するのだろうと考えていると思います。
今回は、(特に自民系は)その使命を拒否したと言っても過言ではないと思います。
「結局やらせたくないんだ・・・」と。

この問題について、電気事業者が決めるのですか?
専門家が決めるのですか?
政治家が決めるのですか?

一体だれが決めることが一番納得できるのでしょう・・・?

現状、原発関連で残された新潟県民投票の署名数の合計は、法定署名39,084筆に対し67,356筆だそうで、一部区域では署名募集期間中に選挙があったために延長して署名を集めていらっしゃいます。
新潟の場合は柏崎刈羽原発についてですが、これは立地地域であるものの、消費地域は東京電力管内ということになります。

最も有力だった浜岡原発の再稼働の是非を問う静岡県民投票が否決されてしまい、新潟への影響が心配です・・・。

失礼します。
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