※この記事は、
3月26日 東京電力:2号機格納容器内視鏡調査で毎時8.8トン注入も水位60㎝と判明、またパイプ破断で汚染水が海洋流出
3月27日 東京電力:2号機の空間線量は31.1~72.9シーベルト/時【致死被曝線量は7シーベルト】
6月27日 東京電力:4号機建屋解体作業と1号機原子炉建屋で10シーベルト以上を計測の続報です。

1号機原子炉格納容器内部調査10/9実施分ダイジェスト版


福島第一原子力発電所1号機 原子炉格納容器内部調査結果について
平成24年10月10日 東京電力株式会社
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※約7シーベルトが人間の致死量だと言われています。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_121010_03-j.pdf
1号機については、前回の6月27日のトーラス部(圧力抑制プールの外側)の測定以来の原子炉建屋内部の内部調査だと思います。この時には、10.3シーベルト/時を計測し、水位もOP4000程度計測されています。
※OPは『小名浜港工事基準面』といって、小名浜港海面が一番低い干潮時をゼロとしているそうです。

今回は、格納容器本体の内部を調査したようですが、(上の東京電力の図は縦半分に断面したものと思われます)OP8000~9000のところに水位がありますね。
⇒格納容器ドライウェル底部から約2.8の高さだそうです。

私の素人イメージでいくと、
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【この模式図は5月3日 小出裕章氏:「日本に帰る前に知っておきたい『放射能』のこと」in NY【その②】から拝借。】

こんな感じなのかな?と思います。格納容器本体の底部は溶けてしまっていると予測されているため、このような丸い形になっていることはないと思います。かならず外へ漏れ出ている箇所があります。

それにしても、前回は圧力抑制プール外側の水面付近で10.3シーベルト/時を計測し、今回は測定器を挿入した格納容器の入り口付近(X100Bの内側)で11.1シーベルト/時、格納容器内の雰囲気線量で9.8シーベルト/時、それも水面に近づけば近づくほど線量は下がっています。(水面付近の4.7シーベルト/時でも十分致死量ですが・・・)
水の遮蔽があることを考えても、やはり燃料はかたまって一か所にあるわけではなく、散らばってそこここにこびり付いているのかもしれませんね・・・。

それにしても、このブログをアップした時点で、今日の調査はほとんど報道されていないように思います。
作業員の方々は、被曝しながらこういった調査をしてくれているわけです。(今回は作業員の方の被曝線量が発表されていませんね・・・最大被ばく2.13mSvでした。失礼しました。)
昨日の作業で53人、今日の作業で51人の作業員の方々が、作業現場6mSv/h(9月26日測定)の環境でこの調査に従事してくれています。
また、作業員の方々を取り巻く状況は、先日記事にした【10月5日【内容起こし】原発作業員-その後:「宿代・食事代が出なくなった」「東電にしたら俺らは『使い捨て』」「日当2000円減額」@報道するラジオ】をご覧いただければ、私たちもほんの少しだけ認識することができると思います。こういった待遇の中、作業員の方々によって私たちの生活はなんとか平静を保てているのです。

そのことを決して忘れてはいけないと思います。

報道の少なさは人々の関心を薄れさせ、こういった現実を忘れさせてしまいます。

私も東京電力の会見はほとんど見られていませんが、通常と違う作業が行われた場合はチェックするようにしていますので、お伝えできるものがあればまたご紹介いたします。

失礼します。
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【追記】記事になっていました。とりあえず良かった・・・です。
1号機格納容器で11シーベルト 福島第1、死亡する恐れ
共同通信(2012年10月10日)
 東京電力は10日、福島第1原発1号機の格納容器内に測定器を入れて調べた結果、最大で毎時11・1シーベルトと極めて高い放射線量を計測したと発表した。計測された放射線は人が1時間浴び続けると高い確率で死亡する線量。格納容器内にたまった水の水位が2・8メートルだったこともカメラで確認、映像をホームページで公開した。

 映像では、格納容器内には燃料の熱で冷却水が蒸発したとみられる湯気がもうもうと漂い、点検作業用の足場や機器類など金属部分が黄土色に腐食していた。足場の上には、ボルト(長さ約30センチ)が落ちていた。足場の下には水面も見えたが、溶け落ちた燃料は確認できなかった。

 映像は約2時間で、9日に格納容器壁面の配管からカメラをつり下げて撮影した。

 また、10日に行った格納容器内の放射線量調査では、容器の底から高さ約8メートルでの線量が最も高く、下部にいくほど線量は低下、水面では500ミリシーベルトだった。放射線源は圧力容器底部付近に残った燃料とみられる。

 東電は格納容器内の水位の評価について、燃料冷却のため毎時5トン前後を注水し、たまった水の水温も安定していることから「燃料の冷却はできている」としている。

 10日の調査では水中に小型カメラを入れており、11日にも水中映像を公開する。
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/10/post-6860.html