【動画】5時間48分
東京電力 福島第一原発事故後​の緊迫のTV会議映像 追加公​開
http://live.nicovideo.jp/watch/lv110296525?ref=top&zroute=index

冒頭部分を見ただけで、驚愕しました。

ものすごい温度差。

本店側では笑いすらこぼれています。

福島の現場と東京との緊迫感の違い。

あまりにも酷いので、メモ程度ですが冒頭部分をご紹介します。
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3月12日 22時59分~
東京電力本店非常災害対策室と福島第一原発免震重要棟緊急対策本部
※ちなみに1号機は3月12日15時36分 水素爆発しています。

武黒フェロー
 「民主党は若い人が要職についている」
 「『イラ菅』という言葉があるが、よく怒る」
 「私も6,7回どつかれたけど、あれに比べたら吉田君のどつきなんてかわいいもの(笑)」
 「私と斑目さんでいろいろ説明するんだが、菅さんが『何があっても大丈夫なのか!?』とギャンギャン言う
 「官邸は閉塞した環境で、今日も3時半に爆発があったことを5時半にテレビを見てぎゃっとびっくりした。そういうことではカッコ悪い
 「地震によって会社としては大きい重荷を背負うことになるが、その荷の重さに負けないで~<中略>~引き続き皆さんのご活躍を期待しています

進行役
 「連絡系統については改善をはかります」


吉田所長

 「ちょっと問題提起をしたいんですが、プラントのほうの対応で大変で、避難してる人たちの中の不満を解消したい。『いつまでこんな生活がつづくのか』『東電が説明してこない』と不満を持たれている。手を打っておきたいがこっちでは人を割けないので、そちらでやってくれないか。とてもじゃないけど今のメンバーでは出来ない」


武黒フェロー
 「それに関連して、昨日から暇なときに斑目さんと話していたが、今回地震・津波と多くの人に不自由な生活をしいているので、その方々の避難生活をどうしたら早く終わらせられるか視野に入れておいて、条件作りや環境づくりをなるべく迅速に進めることが必要ではないかと思いました」


本店側
 「いろいろな意見があってまとめられないが、分担の話は私が言ったような形でエンジニアリングというか安全も含めてそういうチームを。明日対外対応の分担を決める。保安院と官邸とメディア。その3人くらい。キーマンを決めて、今日残る人を決めてってことでいいですかね。」

進行役
 「遅くまでお疲れ様でした。みんな疲れてると思うので、残る人の名前、書いてくれた?それを1Fと2Fに送って、あとの人は明日からに備えて今日は帰ろう!1F(福島第一)、2F(福島第二)、オフサイトセンター、よろしいですか?」


吉田所長
 「はい。結構です。」

進行役
 「体制表だけまとめて。1F、2Fちょっとそういうの頂戴ね。「この人に電話ちょうだい」みたいなの」


吉田所長
 「またそれ、今から作るのも大変なんですけど


進行役
 「いやいや、そんなたくさん作らなくていいよ。吉田さんだけなら吉田さんだけでいいし。「ここに電話ちょうだい」みたいなの」


吉田所長
 「・・・じゃ、何か作ります」


進行役
 「じゃあ解散でいいですか?こみやさん、それでいいですか?じゃあどうもお疲れ様でした。」


本店側
 「班長はもう少しお付き合いください(笑)。今晩誰が残るとか相談しましょう。残らざるを得ないとか。○○さんいなくなっちゃったりしてないですよね?(笑)いらっしゃった」


吉田所長
 「あのですね、避難区域が20㎞だから、1Fも2Fもどっちみち皆帰れないんですよ。寝てるか起きてるかだけなんで、何かあったら寝てるやつを起こして使うだけなんで、比較的起きていそうなやつの名前を出しておきますが、何かあったら起こして使うしかないんですよね。そんな状況なんですよ。」

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【追記】
3月13日午前1時頃
本店側の担当者と吉田所長のやりとり。
現場では2号機の格納容器を満水するために作業を進めていたため、東京本店側から「官邸側がいつ満水になるのかを教えてほしい」と再三にわたって福島第一の吉田所長に聞きます。
しかし、吉田所長は「既に水位計が信用できないため、注入量からと格納容器の容量で計算して満水になる予測は出せるが、漏れている可能性もあるからいつ満水になるとは言えない」と説明しますが、そのやりとりの最中に「もうニュースで圧力容器が満水になった発表しちゃったらしい」と一報が入ります。

東京本店側
じゃあ現実に満水になるのは何時ごろになるってことにしましょうか?

吉田所長
「いや、だからもう満水なってるはずがなってないので、あと2時間程度やってみるとか、そのくらいだと思う。」

東京本店側
「なるほど。そういうことですね。実際に満水になったらわかるんでしたっけ?」

吉田所長
「いや、だからさっきから言ってるように流量計も信じられないし、ドライウェル(格納容器)にいってる可能性もあるから、満水にならない可能性があるわけですね。」

東京本店側
「・・・そうですね」

吉田所長
「だから、とりあえず水位計が信用できない前提で、とりあえずどんどん水を入れて、それを2,3時間くらいは連続して入れたいとそういうこと」

東京本店側
「っていうことは、2時間くらいで満水ってイメージでいいことね」

吉田所長
「あんまり満水、満水っていうと、バイパスライン(要するに漏れ)のこともあって判らなくなるから・・・」

※東京本店側が水位計が信頼できないことや、圧力容器に漏れがある可能性を全く理解できていないのです。
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冒頭はこのような感じ。
官邸に詰めていた武黒フェローの民主党への愚痴に始まり、東京本店や現場に残る人たちの連絡表を作るよう指示だけして、幹部たちは帰っていきます。
東京側は笑みすらこぼれています。


こんなことでは到底任せられない・・・という思いになってしまいました。

圧倒的な認識の違いに、ただただ愕然とします。

10月5日【要点書き出し】福島第一原発事故時の東京電力TV会議映像・5時間48分【3月13・14日】「炉心溶融の可能性の把握」「氷を入れよう」「ホームセンターに買い物」「口裏合わせ」へ続きます。

失礼します。

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