※この記事は、

  • 7月8日【内容起こし】No Nukes 2012での双葉町長のお話【その①】    
  • 6月25日 The Future Times「Twitterから始まったデモ」【なぜデモをするのか?】    
  • 3月27日 坂本龍一氏、AKG後藤正文氏:『No Nukes 2012』開催発表「ミュージシャンとして意見を述べよう」    
  • 1月20日 【No Nukes!!!】 アジアンカンフージェネレーション・後藤さんのメッセージ
  • などに関連しています。

    先日Ustreamで配信されたインタビューをご紹介します。

    私は以前からAsian Kung-fu Generationという日本のバンドが大好きで、何度かこのブログでもご紹介させていただいたことがあります。

    そのボーカル・後藤正文さんが出演され、かなり突っ込んだお話をされました。

    いわゆる『メジャーレーベル』と契約している方々にとって、この問題について公の場で突っ込んだ話をするというのは難しいことなんじゃないかなと想像してしまうのですが、彼らのような筋の通った人間にとってそんなことは小さいことなのかもしれない。(勝手な推測ですが。)

    No Nukes 2012でもかなり突っ込んだお話をされたことでご記憶がある方もいらっしゃるかもしれません。

    音源はUPしませんが、ご参考までに後藤さん出演部分をご紹介させていただきます。

    東北ライブハウス大作戦について】
    【番組主旨】
    この番組は、東日本大震災で被害を受けた東北の復興支援を目的とし岩手県宮古市、岩手県大船渡市、宮城県石巻市にライブハウスを建設するプロジェクト「東北ライブハウス大作戦」のレギュラーUstream番組とコラボレーションしたもの。風とロック / クリエイティブディレクターの箭内道彦と「東北ライブハウス大作戦」主宰団体・SPC peak performanceの代表である西片明人が司会を務め、後藤、TOSHI-LOW、難波の3人と“東北の今”についてトークを繰り広げます。
    http://www.ustream.tv/channel/tns-ch1

    司会進行:
      箭内道彦(風とロック / クリエイティブディレクター)
      西片明人(「東北ライブハウス大作戦」主宰団体・SPC peak performance代表)
    出演:
      後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギター、新聞「The Future Times」編集長)
      TOSHI-LOW(BRAHMAN / OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)
      難波章浩(ソロアーティスト、Hi-STANDARDのフロントマン)


    【以下、後藤さん部分を文字に起こしてご紹介します。】
    ※箭内氏と西片氏の声が判別できない箇所があります。誤りがあるかもしれませんがご了承ください。

    音楽は誰かを守ることはできない。
    だけど、誰かを守ろうとする人たちにその勇気を渡すことが・・・きっとできる
    -東北ライブハウス大作戦-


    4

    ※左から箭内さん、西方さん、Toshi-Lowさん、後藤さん、難波さん
    (箭内氏)はい。東北ライブハウス大作戦on Ustream Special司会の西片明人さんと箭内でお送りしております。
     皆さんお待ちかねだと思います。
    「早くToshi-Lowいなくなれ」ってすごい書き込みがバーッと来てて、「ゴッチ出せ」「ごっち出せ」って出てましたゴッチが来ましたよ。
     二人目のゲスト、後藤正文さんです。

    (西片氏)よろしくお願いします。

    <拍手>

    (箭内氏)髪切ったっていうのはいつ切ったんですか?

    (後藤氏)髪は昨日切りました。

    (箭内氏)なんで切ったんですか?

    (後藤氏)いや、もうなんかね。すごい罵詈雑言をネット上からやれ「禿げた」だなんだ。

    (箭内氏)でも、ゴッチはすごく髪型が話題になりますよね。

    (後藤氏)何なんですかね?

    (箭内氏)ね。

    (後藤氏)僕の髪型、すごい・・・

    (箭内氏)「伸びた」とか「切った」とか、みんな言うよね。

    (後藤氏)なんで僕なんですかね?

    (箭内氏)やっぱ母性本能系なんですかね。

    (後藤氏)もっと楽曲のことを気にしてほしいんですけどね。

    (箭内氏)なんかいつも髪型・・・

    (後藤氏)曲には興味のかな。もしかしたらね。

    (西片氏)そんなことはないでしょ。

    (箭内氏)「背が伸びた」とかね。

    (後藤氏)背は伸びてないですけど。縮む一方で<笑>

    (西片氏)「太ったらおしまいだ」とか言われてたよね、こないだね。

    (後藤氏)そうなんですよ。「お前禿げてるんだから、チビでデブになったらダメだろう。全部じゃねぇか」って言われて、「うるせぇよ」とか思ってね。はい。
     だんだんちょっと口が悪くなってきちゃいましたね。Toshi-Lowさんの影響を受けたのかも・・・。

    (箭内氏)
    そうでしょ?絶対影響あるよ。すっごい一緒にいる時間長いでしょ?今。ほんと気を付けた方がいいと思う。

    (後藤氏)はい。いや、まぁでも良くして頂いています。

    (箭内氏)ゴッチから見て、Toshi-Lowの魅力はなんですか?

    (後藤氏)そうですね。ちゃんと「語るべき時に語るべき言葉で語る」。だから頭は良いと思います、やっぱり。

    (箭内氏)あの、勉強じゃなくてね。悪知恵系の頭の良さが卓越してるよね。

    (後藤氏)やったらできるんじゃないですかね?そういう感じはしますけどね。

    (箭内氏)いかに捕まらないギリギリの悪いことするかとか、でしょ?結局。

    (後藤氏)そうなんですかね?<苦笑>でもやっぱり正しいときに的確な言葉を、まぁMCとかもそうですし、言ってくれるので、一緒にトークとか出てて安心感が。ぶっちゃけ方も多分、ちょっとひやひやすることもありますけど、多分ギリギリのライン。

    (箭内氏)ギリギリのことを言ってる時の眼をちゃんと見てると、ものすごく探ってるからね。

    (後藤氏)でもこれ言っちゃうと営業妨害になってるかもしれないですね。

    (箭内氏)大丈夫、大丈夫。
     東北ライブハウス大作戦との所縁みたいなのは、ゴッチの場合は?

    (西片氏)さっきも話した6月12日の翌日に大船渡に行ったときに居たんですよ。ちょうどFreaksの前で会ったんですかね。まだぐちゃぐちゃで、道路とか水浸しの状態のところで、宮古から降りてきてゴッチが居て。

    (後藤氏)僕、??さんの炊き出しを手伝っていて、それで西片さんと合流して一緒に米運んだり作ったりなんかして。弾き語りを??とかとやって。

    (西片氏)その時はちょうどBRAHMANチームと一緒に動いてきて、宮古の野菜市場とかのライブには出演しなかったこうしゅうとか。???は弾き語りで出てて、そこでたまたま合流して、その後は一日か二日くらいか、行動を共にして。そこくらいですよ。お互いはもちろん知ってはいましたけど、話したりとかっていうのは特になかったんですけど、そこからですね。

    (箭内氏)もうその時点でライブハウス大作戦の構想みたいなのは話したんですか?

    (西片氏)いや、その時は宮古のライブが終わって宮古の地元の仲間に打ち明けて話して、二つ返事もらって。そこで宮古だけだと盛岡に行ったバンドが宮古に行って、点で終わっちゃう。それを大船渡、沿岸沿いのルートを作ったほうが町も繋がるしっていうのがまた交換で、宮古から大船渡に移動する車の道中でずっと気仙ロックの実行委員の仲間たちに連絡をすると。
     その日の夜ですね。炊き出しが終わって、ちょっと仲間にメールもらって、そこでいろいろ話して。「前向きに考えるんでちゃんと時間を持とう」みたいな感じで、そこから繋がっていった。

    (箭内氏)ゴッチはそれをどう受け止めたんですか?

    (後藤氏)そうですね。まぁでも、やっぱり当時はまだやっと炊き出しに初めて参加できたって感じで、僕はずっとオロオロ、何していいかわかんなくて、何かしたいけどとっかかりが無くてってとこで迷ってたので、ライブハウスを作るっていう活動が始まるというのは嬉しかったですよね。ミュージシャンとしては、そうやって支援が形になるわけじゃないですか。やっぱそういう町々でライブバンドが訪れたり、いろんな形でライブして、そういう楽しみが増えてくれればね、僕らとしてもなんかこう、音楽で貢献できないかって気持ちもあったし。

    (西片氏)ただ、まだその時はそこまでいってないかな。具体的なことも全然話せてないし・・・

    (後藤氏)あの時はまだFreaksの前も、パチンコ台とかが散乱してるような感じで、もう僕らも言葉を失う・・・ため息しか出ないみたいな状態。

    (箭内氏)あの場所にするっていうのは、その時はもう決まってたんですか?

    (西片氏)いやいや、全然。その時の話は、やっと発想が僕の頭の中でできたくらいの感じだったんで、これからどうしよう。どう説得していこうとか、どうプランニングしていこうっていうところの、まだ入口の入り口みたいな、入り口のドアにまだ手が掛かってない状態の感じだったんで。
     ただ、それからまさに翌日・・・高田一中で弾き語りを・・・炊き出しをやってその間でハンバーガーを配った後に、弾き語りのステージをやったんですよ。まだ仮設住宅じゃなくて避難所みたいなところで、腰くらいの高さのパーテーションで区切られたところで、ステージに立って。ステージの後ろもパーテーションあくんで、生活をしてる人たちが居て、ハンバーガーを食べながら、そこで一曲?三曲くらいかな?披露したときに、
    「あ、こいつ強えぇな」
    って思いましたね、すごく。
     もちろん俺もそうだし、ゴッチもオロオロしてる状態。皆に
    「今日は岡山から来てくれたモスバーガーが炊き出しをしてくれました。」
    って言って、そこで、誰も知らないんですよ、やっぱ。ワイヤレスマイク一本建ててどうしようってなったときに、ちょっと引き気味で思いっきりやれっていって、それでちょっと屈んで一生懸命3曲やってるのは、もう「すげぇな、こいつ」と思って。
     しっかり伝わったと思います。

    (箭内氏)ゴッチはその時どういう感覚とか感触だった?

    (後藤氏)緊張しましたね。基本的にはもう若い子たちは学校に行ってるし、働きに出てる人も出てるし、おじいちゃん、おばあちゃん中心で、正直僕のことは多分知らない。前の日もそうだったんですけど、知らない方たくさんいらっしゃって、でも今回は完全に知らない人しかいないなと思って。
     だから、もうだから、僕が有名かどうかとか全く関係なく、何するかだけなんだなと思ったんで、自意識みたいなとりあえず心の中にあるものは全部ボキボキに最初に折って、そのいつものライブで折れたりするような類のプライドみたいなものってあるじゃないですか。「今日良くなかった」とか。あんなもの最初から全部折って。
     で、今日ここで今まで自分がいろんな音楽、ずっとミュージシャンとしてやってきた中で、「今見せれる一番良いものを見せよう。それが出来ると何かここで歌って相応しい曲は何か」って選んで、多分ね、3曲って西片さん言ったけど、多分2曲だったと思うんですよ。それを歌いました。はい。
     まぁでもそうやってやって来たんでね、音はね、ライブハウスの時はね、誰も俺たちのことなんて知らないところでやってきてますからね、逆に勉強させてもらいましたね。
    「あ、こういう気持ちって、どっかに置いてきちゃって、多少甘えてたところあるな」
    って。
     終わってからはもう、その後のステージに懸ける気持ちとか別人っていうかね。だから本当に炊き出しとかで何か力になれればと思って行ったのに、逆に得るもののほうがたくさんあって、こちらこそ感謝しなきゃいけないっていうような気持ちになりましたけど。

    (箭内氏)でもみんなそう言いますよね。よくその話をしてるんだけど。
     その後、ゴッチは「The Future Times」っていう新聞を作って。
     僕は今日ね、このスリーラウンド、結構ハードですよ。今Toshi-Low、ゴッチ、難波さんと話さなきゃいけないっていうのは、いくら西片さんがこの間にいてくださるとはいえ。
     この3人の誰と話してもいいと思ったんだけど、このことについて。
     あの・・・この前チラッとゴッチとも話したけど、福島のことをちょっと話たいんんですけどね。『福島』ってことと、あとは『脱原発』っていうことがあって、すごくそこの間に不思議な空気が横たわっていて。全員が全員じゃないですよ。「福島」とか「県民の声」とか「国民の民意」とかっていうふうに、いろんな考えの人が居る中でそういうふうに言ってしまうのは良くないんだけど、『脱原発』っていうことを聞くとね、福島の人たちの一部っていうか、人たちは
    「自分たちに奇形の子が生まれたり、健康に被害が出ることを期待されてるんじゃないか」
    っていうふうなことを思ってしまう人たちがやっぱり居て、その人たちもちゃんと支持してくれる活動になったら、すごい強い活動になると思うんですけど。
     その時になんていうのかな、そこを「どうしたらいいのかね」ってことをゴッチもこの前言ってて。それを『思いやり』って言っちゃうと簡単なんだけど、なんかやっぱり「寄り添った上でこれからのことを考えてくれてる人たちなんだ」っていうふうにゴッチやToshi-Lowや難波さんのことをね、みんながより捉えてくれたらいいなって僕は思ってて・・・

    (後藤氏)まず一つね、本当に誤解しないでほしいのは、例えばToshi-Lowさんなんかね、ああいうパンクロック界の人たちは、本当に誰よりも先に体を張って物資を被災地に運んだ人たちだから。

    (箭内氏)そうだね。3月からやってるからね。

    (後藤氏)そういうことをね、誤解しないでほしいと思う。Toshi-Lowさんと原発デモとか僕一緒に行きますけど、あの人たちは最初の1年間、ほとんどそういうことについて言ってないっていうか、さばいてないっていうね。
     1年経って・・・喪が明けるわけじゃないですけど、徐々に「いや、今まで黙ってたけどさ、おかしいと思ってたんだよ」ってちゃんと行動し始めてるわけで、決してね、ないがしろにしてるわけじゃ・・・むしろ、真っ先に茨城とかに飛んでいくわけですよ、Toshi-Lowさんとかね。

    (西片氏)福島にもね、何回も来てくれてるし。

    (後藤氏)そういう人たちのことを誤解しないでほしいなっていうのはある。僕みたいにね、横浜とかでオロオロしてたやつとか、ちょっと静岡帰ってみたりしたような奴らはさ、言われたりするのは、僕もそれは仕方ないと思うんだよね。いち都会生活者としてはね。「何よ、今まで・・・」って気持ちも、そういう自戒もあるし、自分の反省っていうのもね。黙って暮らしてきたっていうのもあるし。
     だけど、そういう・・・誤解がないほうがいい。

    (箭内氏)まぁでも、ゴッチは本当にあの新聞を通してもそうだしね、そうやってさっきの2曲、いろいろへし折って歌ったっていうのもそうなんだけど。だからなんていうんですかね・・・、「そういう気持ちを持った、寄り添った上でこれからのことを言ってくれてる人たちがいるんだ」っていうふうに、ちゃんと『目印』になっていかなきゃいけない人たちだと思うんですよ。
     そうしないと、やっぱりすごく二つの考え・・・ほんと放射能って何が怖いかって、人の気持ちをバラバラにしてね、人のイデオロギーを分断して、そこは一番怖いなと思って。もちろん反対すべきものは反対すべきだと思うんだけど、だけど、「あ、この人だったら信用できる」っていう・・・さっきのToshi-Lowたちの行動もそうだし、僕は東北AIR JAMもすごく素晴らしいことだと思うし、だから、なんかそこを開通させたいですね。どっち側からも。だから僕は敢えて今反対側にいてみようかなと思ってるんだけど。

    (後藤氏)そうですね。・・・すごい難しい問題ですけどね。放射能のことは僕もよくわからない・・・っていうか、実際のところがね。そういうのはある。自分も怖いなって思うんだけど、だからといってなんかね、インターネット上でやっぱり言葉の取り扱いっていうのをみんなに気を付けてほしいって思うんですよ。
     なんか、ほら、例えば、僕がね、例えば『メガネロック』みたいなので囲われるのすごい嫌なんです。「全部違うじゃん、音楽が」って。くるりだってサンボマスターだってアジカンだって、ルーツも違えばやってることも違うわけで、だけどみんなそうやって分けるわけじゃないですか。そういうような・・・まだ『メガネロック』だったら範囲狭いからいいですよ。
     そういうような言葉で、例えば『福島』って言ったって、どれだけ人がいるんだっていう話で、それぞれいろんな生活があるのに、そういう心無い言葉を投げかける人って・・・まとめたがるし、僕もね・・・これは福島の人の気持ちを代弁することは全くできないですけど、静岡県島田市出身。島田市って何をしたかっていうと、広域瓦礫の処理の受け入れ、試験焼却を東京都以外で初めてやった地方自治体。もうすごかった。ネット上で。
    『島田市終わった』
    みたいな。
    『食い物も食えるか』
    みたいな。もうなんか・・・その酷さ。あれはやっぱね、グサグサくる。
     実際のところ、俺はそんなことないって思ってるんだけど・・・でも、そういう人たちはそれが「正義」だと思って振りかざしてるんだと思うんだけど・・・

    (箭内氏)「正義」ってすごい難しいですよね。

    (後藤氏)なんだそりゃ?っていうさ。「正義」っつってね、イラクに攻め込んでるのと一緒じゃねぇかっていう。全然暴力の大きさは違うかもしれないけど、性質としてはそんなに変わらんよっていう。

    (箭内氏)どうしても言われたままだとね、島田市だってそうだし福島だってそうだし、言われっぱなしだったら、言われてる人たちが可哀そうだって思って、やっぱ言い返しがどうしても始まっちゃうじゃないですか。なんかそこで、こう・・・そういうのをToshi-Lowとかがとっちめてくれるといいなって、いつも思うし。
     あとはやっぱり西片さんのライブハウス大作戦に戻るんだけど、やっぱり面と向かわないからわからないことってたくさんあるじゃないですか。

    (後藤氏)うーん・・・いや、でもホントにね、例えば福島の農家の方にお話伺ったら、もう・・・すごい気持ちになりますよ。なんていうんですか・・・、例えば本当にこの5,6年で30代から40代の若い人が脱サラして「農家やるべ」っつって福島入ってきて、やっと有機栽培ができてきたところにそういう放射能が降り注ぐわけでしょ。で、実際の数値とかも「うちの畑は出てないんですよ」って言っても、結局買う・買わないの話になってくると、そこで初めて実害とはまた別の被害が立ち上がる・・・

    (箭内氏)『風評被害』ね。

    (後藤氏)「ゼロだって言ったってわからん」ってなっちゃったら、もうお手上げなわけで。でも農家の方もそういう、やっぱり『安心』とか『安全』っていう言葉が吹っ飛んじゃったから、そういう中ね、前向きに・・・本当に有機農法みたいなのって大変なんです。農家行って
    「今までも一歩一歩の階段を登ってきたから、その階段が何段か増えただけです」
    みたいな話を聞いた時に、
    「・・・うーん」
    っていう・・・。でもそこを想像してないから、みんな酷いことを一方的に言えるんですよ。
     静岡のお茶農家がどれだけの気持ちでやってるか。僕の友達とか、真っ新っていうかぼうぼうに生い茂ったお茶畑を開墾して、「もう一回始めよう」ってやっと形になったところにも同じように事故の影響がある。1年目の新茶が数値が出ちゃうとか、そんなの「冗談じゃないよ」っていう。「農家を馬鹿にすんじゃない」って話でしょ?それだけでも俺、原発に起こる意味あると思うよ。
     だってほら、岩手の輸入機械を売ってるような方にも話聞きましたけど、牧場とか影響があるから、地面を5㎝くらい剥がす機会の引き合いがすごいある、そういうのが実際やってくる。なんだけど、その5㎝っていうのが、もう何十年にもわたって牧草とかを作りながら、牛を飼いながら豊かにしてきた土壌だから、そういうのをね・・・『除染』って言葉もどうかと思うけど、どけなきゃいけないっていう、そ、それはやっぱりね、とてつもない被害ですよ、はっきりいって・・・!20年とか30年かかってやってるようなものを無にしてしまうような、そういう危険っていうのを、危険っていうかその想いを一旦踏みにじったことに対しては、やっぱりみんなで考えないといけないよねって。誰が悪いとか言いたい気持ちもあるのは判るけど、でも
    「確かに、俺らもその電気を黙って使ってきたな。興味を持たずに」
    っていう反省もなかったらもうダメだし、この期に及んで、例えば「どうなのよ」っていってデモとかやってる人に向かって投げかけられる言葉も酷いと思うし、もうちょっとみんな、考えて想像するのが人間でしょって思うんですけどね。
     なんか、それに対しては、逆にネット・画面上の前とかで行ったこともないのに「ワーキャー」言ってる人の想像力の無さに・・・イライラしますね。電力会社以上にね。
     電力会社だって、真面目に働いてる人いっぱいいますよ。それは経営責任が問われるわけで、東電社員の方のお子さんとかいじめられるなんて、有り得ないでしょ、だってそんなの。あほでしょ、そんなの。それは怒っていいと思うし、有り得ないよやっぱりっていう。
     でも、そういう体質がこういう社会を温存してるんでしょっていう気がしますよ。

    (箭内氏)でも変えたいですよね。

    (後藤氏)変えたいですよ。だからやっぱでも考えていくしかなくて・・・

    (西片氏)いいきっかけにしなきゃなんないと思う。

    (後藤氏)また別に僕らも全部正しいわけじゃなくて間違ったこと言うかもしれないけど、こうやっていろんな場所で話するのがね。そうするとなんか避けるじゃないですか、ケンカになるんじゃないかって。でもそれは議論であって、ケンカとはまた違うじゃないですか。その話が終わったら「じゃあ飲みに行こうか」みたいなので良いと思うんですよ。まったくイデオロギーが別の人でも。

    (箭内氏)『足を運ぶ』ってホント大事だと思って、足を運ぶ先を西片さんの運動が生まれていったっていう。

    (西片氏)ありがとうございます。

    (箭内氏)でも、本当そうです。

    (西片氏)でもライブって判ると思いますけど、何か月も前から楽しみにしてチケット握りしめてドリンク代握りしめて、その場所まで行くってことってすごいことだと思うから。

    (箭内氏)そうですよね。

    (西片氏)家でさ、クリックしたら流れてくる音楽とは絶対違うから、感じることがね。そういう場をやっぱ作りたいなと思ったし、そういうことを判ってくれてる人たちが、やっぱり広げてくれたことだと思うし、またライブしにくれば。

    (箭内氏)はい。そんな感じで。

    (後藤氏)すいません、僕なんかちょっと熱くなってしまって。

    (箭内氏)いやいや。それではですね、ひとまずこのPVは家で見ていただきましょう。
     では、Asian Kung-fu Generation(アジアンカンフージェネレーション)で『踵で愛を打ち鳴らせ』をどうぞ。


    3

    ※Toshi-Lowさん、後藤正文さん、難波章浩さん

    【以上】

    失礼します。
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