※この記事は、6月22日 首相官邸前:4万5000人が再稼働反対抗議で集結!【すべては人の想いとつながり】に関連しています。

今夜は、パソコンの画面を通じて素晴らしい光景を目にすることができました。

大飯原発の再稼働を目前に、これだけの人々が自分の意志で官邸前に集まりました。私には現場へ駆けつけることはできませんが、今、日本にいてお忙しい方々に少しでも知っていただきたい、考えていただきたい、一緒に行動していただきたいという自分勝手な願いでこのブログを続けています。

今夜、まさに新しいフェーズへ突入したと私は思っています。

先週は朝日系しかヘリを飛ばさなかったために、今週のために城南信用金庫でカンパを募ってヘリを飛ばす発起人になってくださった広瀬隆さん、IWJのスタッフの方々、OPKの方々、ヘリから降りて号泣された写真家の石井さん、そのためにカンパをなさった方々、主催者の方々、そして何より実際に現場に行って行動を起こされた方々に敬意を表します。

野田首相の心無い一言が報道されていますが、今回の抗議行動は彼に対する圧力だけではなく、今まで行動することに躊躇していた方々の心へ、届いてほしいと私は願います。
 
※IWJ動画よりキャプションしました。
※ニューヨークタイムスとロイターの記事を追記しました。
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【動画】Ustream IWJ ch1
120629「首相官邸前抗議行動」完全中継プロジェクト(空撮)1/2
http://www.ustream.tv/recorded/23644422 (65:13)


120629「首相官邸前抗議行動」完全中継プロジェクト(空撮)2/2
http://www.ustream.tv/recorded/23645808 (25:09)


大飯再稼働:ネットで集結「反対」…官邸前に人の波
毎日新聞 2012年06月29日 21時32分(最終更新 06月30日 00時27分)
 関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を2日後に控えた29日夕、東京・永田町の首相官邸前で毎週金曜日に行われている再稼働への抗議行動が一気に拡大し、官邸前から霞が関への車道が人で埋め尽くされた。警察の機動隊も出動した。ツイッターやフェイスブックでの呼びかけなどで集まった人々は組織化されておらず、デモ行進はなし。官邸前でひたすら「再稼働反対」と叫ぶのが特徴だ。なぜ、これほど多く集まるのか−−。騒然とする官邸周辺を歩いた。【町田結子、池田知広】

 人が集まり始めたのは午後4時ごろ。「再稼働に断固反対」と書かれたプラカードを手にしている人がいれば、帰宅途中の会社員や手ぶらの家族連れ、お年寄りの姿もある。埼玉県蓮田市の会社員、田中秀行さん(38)は勤務先からスーツ姿で初めて参加。「集会やデモに出たことはないが、もう無関心ではいられない。政治色もなさそうなので抵抗感はなかった」と言う。
http://mainichi.jp/select/news/20120630k0000m040057000c.html
 「再稼働反対、再稼働反対」。同6時になると声が上がり始め、一帯はヒートアップ。6〜15歳の子供3人と初参加の静岡県袋井市の無職、中田里美さん(44)は「平和的に抗議しているとネットで知り、子供を連れて来た。参加者は『普通に生きたい、家庭を守りたい』という思いだけ。私も一緒です」。

 呼びかけたのは有志の市民ネットワーク「首都圏反原発連合」。4月3日の原発再稼働を巡る1回目の閣僚会合を前に行動を起こした。当初の参加者は約300人。再稼働決定前日の6月15日、主催者発表で参加者が1万人を超えると、インターネット上で更に話題を呼んだ。主催者の一人、ミサオ・レッドウルフさん(ペンネーム)によると、従来のデモや集会のような雰囲気を一掃し、誰でも参加できる器づくりに徹しているという

 午後7時、参加者が歩道からあふれた。警察車両も出動し、同8時までの予定だった抗議は同7時45分に打ち切り。マイクを握ったミサオさんは、興奮が冷めない参加者に「ここで事故が起きても原発は止まらない。冷静に判断して帰路について」と促した。
http://mainichi.jp/select/news/20120630k0000m040057000c2.html
 野田佳彦首相は抗議行動が続く午後7時前、首相官邸から隣接する首相公邸へ戻った。構内にも響く「再稼働反対」のどよめきを歩きながら聞き「大きな音だね」と警護の警官に話しかけたという。

 主催者は参加者を約20万人としているが、警視庁は約1万7000人としている。

 この日は大阪市北区の関電本店前でも約2200人(主催者発表)が集まり、抗議の声を上げた。
http://mainichi.jp/select/news/20120630k0000m040057000c3.html


ネットで拡大、再稼働反対 官邸前に人の波
TBS News i(29日22:24)
 原発再稼働反対のデモが拡大しています。29日午後7時前、総理官邸の正面から数百メートルにわたり抗議活動をする人の波が続いています。デモの参加者が爆発的に増えた理由は、ツイッターやフェイスブック。「自分なりに参加する」、そんな新しいデモの形を取材しました。

 関西電力・大飯原発の再稼働反対を訴えるデモ。3月からほぼ毎週金曜日に行われ、29日で13回を数えますが、大飯原発の再稼働は2日後の7月1日に迫っているため、参加者はこれまでで最も多くなることが予想されていました。そして、午後6時、デモが始まりました。

 「愛知から来ました。少しでも協力できればと
 「夫婦で考え方が同じなので夫婦で参加した」(デモ参加者)

 そのころ、官邸では近い将来の原発への依存度を決める会議が開かれていましたが、デモの声は官邸の入り口付近にも届いていました。会議の後、官邸を出た野田総理は、SPに次のように漏らしたといいます

 「大きな音だね

 今回のデモ、主催者発表によれば参加者は20万人。特に最近の3回で急増しています。デモへの参加は、主にツイッターを通じて呼びかけられました。
 「6月29日18時から首相官邸前」

 ツイッターなどを使ってデモを呼びかける手法は、中東などで起きたいわゆる「アラブの春」と同じ。ただ違うのは、デモの中にファミリーエリアと呼ばれる一角があることです。ここに集まるのは、子連れの主婦やお年寄りたちだといいます。

 「孫を連れているのは珍しかったが、先週から増えた」(ファミリーエリアの参加者)

 一方、カメラが付いたパソコンを持ちながらデモに参加している人もいます。

 「今の状況を記録に残すと」(デモの様子を配信する人

 デモの映像は、各地にリアルタイムで配信されていました。そのころ横浜市内では、配信されるデモの映像を一緒に見ようと、ママ友たちが集まっていました

 「官邸前まで行くのは難しいが、こういう場があると“自分も何かしている気持ち”になる」(えりかさん)

 幼い子どもがいるので官邸前までは行けませんが、離れた場所からデモに参加します。気になっているのは、子どもたちへの放射能の影響です。

 「小さい子どもとか妊婦は、一番放射能の影響を受けやすい。もどかしい毎日で、ストレスを抱えながらの生活。それで手いっぱいで、デモという行動はなかなかできない」(32歳の女性)
 「ここに集まることで、(政府に)声が届くかどうかは分からないが、ここに集まっている人たちがいるということを発信することで、“デモに行けないけれども家で思っているだけの人”も、気持ちの部分で一緒になるかなって」(まどかさん)

 原発事故以前にデモに参加したことはありませんでした。自分たちの集まりや思いをフェイスブックやツイッターで発信します。

 大飯原発の3号機で再稼働に向けた作業が始まったのは今月16日。関電は、29日までに4件のトラブルを明らかにしています。関電や保安院では、再稼働の時期に影響はないと説明していますが、その再稼働はわずか2日後に迫っています。

 一方、総理官邸前のデモはますます人があふれかえります。
 「時速5キロ以下で、ゆっくり進んでいただいていいですか」(警察官)

 あまりの混乱ぶりに、主催者側は予定の午後8時を前にデモの解散を決めました。その解散の連絡が回ってきたのも「ツイッター」でした。ツイッターなどを使い、参加者が急増した今回の抗議行動は、新しいデモを生み出しました。

 「動員感覚が全くなくて、本当に自発的に人が集まっている感じ。今はインターネットを通じて、さまざまな形で個人が意見を出せる。そのときに4万人を超える人が集まるというのは特筆すべきこと。(インターネットは)情報共有するために非常に便利なツールとして使われている。インターネットがかなり良い形で相乗効果を持っている」(高崎経済大学・國分功一郎准教授)

 デモの終了後、参加者たちは霞が関をゆっくりと後にしました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5068616.html

全国各地で原発抗議 官邸前「15万人」で騒然
朝日新聞 2012年6月29日23時4分
 関西電力大飯原発(福井県)の再起動を7月1日に控え、反対する市民らの抗議行動が29日夜、首相官邸前であった。毎週金曜日夜を中心に実施されてきたが、主催者はこれまで最高だった前回の約4万5千人を大きく上回る15万~18万人が集まったとしており、官邸周辺は騒然となった(警視庁調べで約1万7千人)。同じ時間帯に全国各地でも抗議行動があり、反対の声は広がりを見せた。

 官邸前では参加者がマイクで「名誉ある撤回を」「国民の声を聴け」などと次々と声を張り上げた。車道にまであふれた参加者は中高年から子連れまで年齢層もさまざま。

 東京都足立区の主婦(36)は、長男(7)とベビーカーの次男(3)を連れ初めて参加。「政府は私たちの生活を全く考えていない。これまで黙ってみていたが、我慢の限界に達した」と話した。「私たちは、選挙かデモでしか訴えられない。自分たちの気持ちを伝えていくうえで、結局、数にまさるものはない」と力を込めた。
http://www.asahi.com/national/update/0629/TKY201206290577.html


大飯原発の運転再開に抗議
NHKニュース 6月29日 23時47分
関西電力大飯原子力発電所の運転再開に反対する市民団体が呼びかけた抗議活動が、東京の総理大臣官邸前で行われ、参加した人たちは、政府に運転再開の決定を撤回するよう求めました。
この抗議活動は、関東地方を中心に原発に反対する活動をしている団体などで作る「首都圏反原発連合」が、ことし3月下旬から毎週金曜日を中心に行っています。
市民団体によりますと、ツイッターやインターネット、それに、口コミで参加を呼びかけ、回を重ねるごとに参加者が増えてきているということです。
29日も、会場となった総理大臣官邸前の歩道では、参加者が数百メートルにわたって列を作り、中には子ども連れの主婦や会社帰りのサラリーマンなども見られました。
1週間前の前回、今月22日は、主催者の発表でおよそ4万5000人、警視庁の発表でおよそ1万2000人が参加しましたが、主催者や警視庁によりますと、29日は前回を上回る人数になったということです。
参加した人たちは「大飯原発の運転再開に反対」「第二の福島をつくるな」などと書かれたプラカードを持ち、「再稼動反対」と叫びながら政府に運転再開の決定を撤回するよう求めました。
埼玉県の57歳の会社員の男性は「ツイッターで知り、初めて駆けつけました。政府のやり方は不透明で、原発の在り方を考え直すべきだ」と話していました。
また、東京都内に住む40歳の主婦は「息子と母と一緒に来ました。抗議には抵抗があったが、目に見えない放射能の怖さを自分の子どもには体験させてはいけないので、運転再開には反対です」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120629/k10013222391000.html

首相官邸前で大飯原発再稼働反対デモ 霞が関の官庁街を行進
FNNフジニュースネットワーク(06/30 01:00)
首相官邸前で29日夕方、福井県の関西電力大飯原発の再稼働に反対するデモが行われ、多くの人で歩道が埋め尽くされた。
デモは、大飯原発の再稼働に反対する人たちが、ツイッターなどで参加を呼び掛けたもので、午後5時半ごろからプラカードを持った参加者たちが集まり、霞が関の官庁街を行進した。
デモには、22日の夜を上回る1万数千人が参加したものとみられる。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00226467.html


官邸囲む「再稼働反対」 騒然、市民ら数万人規模
日本経済新聞 2012/6/29 22:34
 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に反対する市民らが29日夕、首相官邸周辺で抗議行動を繰り広げた。官邸前から霞が関の官庁街まで1キロ近くにわたって路上に人々があふれ、主催者側は20万人と発表。警視庁は2万人弱としている。

 警視庁はこの日、機動隊員ら数百人を警備に充てて警戒した。大きなトラブルはなかった。

 抗議行動は、脱原発グループを中心に、ツイッターやフェイスブックなどを通じた呼び掛けで市民らが集結。毎週金曜日夕にあり、再稼働が政治課題に上り始めた6月は回を重ねるごとに参加者が増えている。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2905M_Z20C12A6CC1000/


原発再稼働反対に2万人 官邸前で抗議行動
産経ニュース 2012.6.29 23:23
 関西電力大飯原発3号機(福井県)の原子炉起動を7月1日に控え、原発再稼働に反対する抗議行動が29日、東京・永田町の首相官邸周辺であった。短文投稿サイトのツイッターやフェイスブックなどの呼びかけで脱原発グループを中心に多くの人が集まり、警察関係者によると、参加者はこれまでで最大規模の2万人弱に上ったとみられる。大きな混乱はなかった。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120629/trd12062923270026-n1.htm

各社さまざまな報道をしていますが、特筆すべきこととして、TBS News iでは、ネットで『リアルタイム配信されていること』がちゃんと記事になっていますね。

ようやくです。

テレビとネット・・・ここの壁をきれいさっぱり取り払うのには、まだまだ時間がかかりそうですが、それでもこの一行、重要だと私は思います。

失礼します。
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【追記】ニューヨークタイムスとロイターの記事をご紹介しておきます。
In Tokyo, Thousands Protest the Restarting of a Nuclear Power Plant
(東京;ものすごい数の人々が原発再稼働に抗議)
By MARTIN FACKLER
The New York Times Published: June 29, 2012
TOKYO — Shouting antinuclear slogans and beating drums, tens of thousands of demonstrators gathered in front of the prime minister’s residence on Friday, in the largest display yet of public anger at the government’s decision to restart a nuclear power plant.
(金曜日、反原発のスローガンとドラムが鳴り響く中、幾万人ものデモ参加者が首相官邸前に集まり、政府の原発再稼働決定に対するの怒りを最大限示した。)
The crowd, including women with small children and men in suits coming from work, chanted “No more Fukushimas!” as it filled the broad boulevards near the residence and the national Parliament building, which were cordoned off by the police.
(群衆の中には女性や小さな子供たち、仕事帰りのスーツを着た男性が含まれており、警察が交通封鎖をした国会議員会館や国会議事堂の付近の大通りを埋め尽くしながら「ノーモア福島!」と叫び続けた。)
Estimates of the crowd’s size varied widely, with organizers claiming 150,000 participants, while the police put the number at 17,000. Local media estimated the crowd at between 20,000 and 45,000, which they described as the largest protest in central Tokyo since the 1960s.
(参加者数の予測はさまざまであり、主催者発表は15万人である一方、警察発表では1万7千人としている。ローカルメディアは1960年代以降、東京では最大級である2万人から4万5千人規模とみている。)
Protests of any size are rare in Japan, which has long been politically apathetic. However, there has been growing discontent among many Japanese who feel that Prime Minister Yoshihiko Noda ignored public concerns about safety this month when he ordered the restarting of the Ohi power station in western Japan.
(長く政治的に無関心であったために、どのような規模の抗議活動でも日本で行われるのはまれだが、野田首相が今月、西日本の大飯原発の再稼働を命じた際、国民の安全性への懸念を無視したと感じる日本人の不満が増長された形だ。)
Ohi was the first plant to go back online since last year’s accident in Fukushima led to the idling of all of Japan’s 50 operational nuclear reactors, which supplied a third of the nation’s electricity. Three reactors at the Fukushima Daiichi plant melted down after a huge earthquake and tsunami knocked out crucial cooling systems.
(大飯原発は、国内の3分の1の電力まかなう日本の50基の原発の運転を停止させることになった去年の福島事故以降初めて再稼働される原発である。福島第一原子力発電所の3基の原子炉は、巨大地震と津波によって決定的に冷却システムが不能になった後にメルトダウンした。)
Mr. Noda said he ordered the restarting of two of Ohi’s reactors to avoid power shortages that could cause blackouts during the sweltering summer and also cripple industry. However, political analysts have warned of a public backlash after opinion polls showed that two-thirds of Japanese opposed the restart, with many saying that the government had failed to persuade them that the plant had been made safe.
(野田首相は、猛暑の中、停電を引き起こすかもしれない電力不足とそれによる産業の停滞を防ぐために、大飯原発2基の再稼働を命じたと述べた。しかし、政治評論家は国民の世論調査が3分の2の国民が再稼働に反対している結果であると警告しており、その多くが政府は原発が安全になったと国民を説得することに失敗したと述べている。)
On Friday, many of the protesters complained that Mr. Noda was trying to take Japan back to its political business-as-usual of powerful bureaucrats and industry executives making decisions behind closed doors. Some described their outrage over the restart decision as a moment of political awakening, saying they were taking to the streets for the first time.
(金曜日、多くの抗議者たちは、野田首相の旧態依然とした政治的巨大既得権益体制に戻そうとしていることとともに、業界関係者が密室で決定を下していることを批判した。一部の人は、政治的判断として再稼働が決定されたことに激怒し、最初から結論ありきだったと述べている。)
“Japanese have not spoken out against the national government,” said Yoko Kajiyama, a 29-year-old homemaker who carried her 1-year-old son. “Now, we have to speak out, or the government will endanger us all.”
(「日本人は政府に対して声を挙げてこなかった」と1歳の息子を連れた29歳の主婦かじやまようこさんは語った。「今、声を挙げなきゃいけない。そうじゃないと、政府は私たち全員を危険にさらすことになる」)
“To restart the nuclear plant without ensuring its safety is crazy,” said Naomi Yamazaki, 37, another homemaker and first-time demonstrator. “I know we need these plants for power and jobs, but I don’t trust the authorities now to protect us.”
(「安全性の確認なしの原発再稼働は狂ってる。」37歳、主婦で今回初めて抗議に参加したやまざきなおみさんは語った。「電力供給や仕事のために原発が必要なことは知っている。でも、私は今、政府が私たちを守るなんて信じられない」)
Organizers said a such mistrust has led to a quick growth in the size of the protests, which have been held every week since late March. The protests began with a few hundred participants, but rose into the thousands after Mr. Noda’s restart decision, said one organizer, Misao Redwolf, a illustrator based here in Tokyo.
(主催者は、このような政府に対する不信が3月から毎週行ってきた抗議の規模の急速な拡大に繋がっていると述べた。初期の抗議は数百人から始まったが、野田首相の再稼働決定を受けて数千に膨れ上がったと、東京でイラストレータをしている主催者のレッドウルフみさおさんは述べた。)
Tetsunari Iida, director of the Institute for Sustainable Energy Policies, an energy policy group based in Tokyo, said the protests reflected wider discontent toward the government, which many say failed to protect public health after the accident, and then rushed to get the country’s reactors back online.
(飯田哲也氏<ISEP代表-東京都拠点とするエネルギー政策団体>は、「この抗議は、その多くが事故後の国民の健康を守ることに失敗した後にも原発再稼働へ猛進する政府に対する多くの不満を反映している」と述べた。)
“There is anger and a loss of confidence in the government,” Mr. Iida said. “This is an irreversible change, and I expect this type of movement to continue.”
(「政府に対する怒りと自信の喪失ですよ」飯田氏は言った。「これは撤回できない変化です。この動きは止まらないと思いますよ」)
For his part, the prime minister seemed unfazed by the protests. “They’re making lots of noise,” Mr. Noda remarked to reporters as he left his office for his private quarters.
(一方、首相は抗議について平然としていたようである。「音が大きいね」野田首相は官邸を離れる際に警護ににコメントしたという。)
While noisy, the protesters on Friday demonstrated Japan’s penchant for being well organized and fastidiously polite. In many places, they kept passages clear for pedestrians and stood in neat lines along sidewalks. When the protest ended at 8 p.m., organizers quickly dispersed participants using megaphones, with hardly a scrap of garbage left behind.
(騒音の中、金曜日の抗議者たちは、非常によく組織されていて潔癖なほどに礼儀正しい日本の傾向をみせた。多くの場所で彼らは通行人のために道を開け、歩道に沿って綺麗に整列して並んでいた。8時に抗議が終了すると、主催者は早々に参加者にメガフォンで呼びかけた。そこにはほとんどゴミのかけらも残されていなかった。)
Hiroko Tabuchi contributed reporting.
http://www.nytimes.com/2012/06/30/world/asia/thousands-in-tokyo-protest-the-restarting-of-a-nuclear-plant.html?_r=1

Japanese protesters fill streets as nuclear re-start looms
(原発再稼働が迫る中、日本の抗議者が道を埋め尽くす)
By Aaron Sheldrick
TOKYO | Fri Jun 29, 2012 8:49am EDT
TOKYO (Reuters) - More than 15,000 anti-nuclear protesters blocked streets outside the Japanese prime minister's office on Friday, beating drums and chanting slogans against the restart of reactors nearly 16 months after the world's worst nuclear disaster in 25 years.
(東京;ロイター-1万5000人以上の反原発抗議者が金曜日、この25年で世界最悪の原発事故後およそ16カ月にして、再稼働に反対するドラムやスローガンを叫びながら、日本の首相官邸前の道路を閉鎖させた。)
The crowd blocked off a six-lane road and adjoining streets leading to the Prime Minister Yoshihiko Noda's official residence in central Tokyo. Police parked five armored riot control buses in front of the entrance to prevent protesters entering the compound.
(群衆は東京の中心にある野田首相の住む官邸に隣接する6車線ある道を閉鎖させた。警察は機動隊専用バスを玄関前に5台連ね、抗議者たちが官邸になだれ込むのを防いだ。)
Several helicopters circled overhead as the sun went down on a clear, early summer evening.
(日が沈みゆく快晴の夏の夕暮れに、いくつものヘリコプターが頭上を旋回した。)
The protest capped weeks of sporadic demonstrations and was the biggest gathering in central Tokyo since Noda said this month the restart of two reactors in western Japan was necessary to avoid damaging the economy.
(この抗議は散発するデモを凌駕し、野田首相が今月、経済への悪影響を防ぐために必要だとして西日本の原発を2基再稼働すると述べてから、東京では最大のものとなった。)
All of the country's 50 nuclear reactors were taken off line after an earthquake and tsunami hit the Fukushima nuclear power plant on the northeast coast on March 11 last year, triggering the world's worst atomic accident since Chernobyl in 1986.
(去年の3月11日、1986年のチェルノブイリ後、世界最悪の原子力事故の引き金となった地震と津波が福島原発を襲って以来、日本全国の50基の原発は停止中である。)
Nuclear power had previously supplied nearly 30 percent of Japan's electricity.
(原子力は今までは日本の電力のおよそ30%を供給してきた。)
The first of the two Ohi reactors operated by Kansai Electric Power Co is scheduled to be reactivated on Sunday.
(関西電力が経営する事故後最初の稼働となる大飯原発2基は、この日曜日に再開されることになっている。)
The crowd, including office workers, mothers with children and elderly people, chanted "oppose restarts" and "exit nuclear power".
(事務職員、母親や子供たち、高齢者を含む群衆は、「再稼働反対」と「脱原発」を訴え続けた。)
The decision to restart the reactors as summer power-cuts loom was seen as a victory for Japan's still-powerful nuclear industry.
(夏の節電が迫られる中の原発再稼働決定は、未だ力を持ち続ける日本の原子力村の勝利とみられる。)
But Japanese people have grown wary of nuclear power since Fukushima, with surveys showing that about 70 percent want to abandon atomic energy even if not immediately.
(しかし、福島事故以来、日本国民は原子力に警戒を強めており、世論調査によると、およそ70%が「たとえ直ちにではないとしても原子力エネルギーを放棄したい」と答えている。)
(Editing by Robert Birsel)
http://www.reuters.com/article/2012/06/29/us-japan-nuclear-protest-idUSBRE85S0QM20120629