EU、原発審査報告書やり直し 具体性欠くと欧州委員
共同通信(2012年4月27日)
 【ブリュッセル共同】東京電力福島第1原発の事故を受け、欧州連合(EU)が昨年6月から実施している域内全原子炉を対象としたストレステスト(耐性評価)の最終段階が終了し、報告書が26日公表された。

 しかし、EUのエネルギー政策を統括するエッティンガー欧州委員は「数字など具体性を欠く」と批判し、専門家チームに報告書を作り直すよう要請。6月中にまとまる予定だった最終報告書の公表は秋以降にずれ込む見通しとなった。

 EU域内で143基の原子炉を持つ14カ国の安全管理体制を相互評価した報告書は、EU27カ国の原子力監督当局とEU欧州委員会の専門家らがまとめた

 福島の事故を教訓に
  (1)想定を超える規模の地震や洪水などの自然災害
  (2)電源や冷却措置など安全システムの機能停止
 (3)原発に深刻な被害が出た場合―の三つのケースについて、各国の対応を点検。

 原子炉の構造設計については問題なく、補強措置も進んでいるとして、原発を閉鎖するほどの深刻な欠陥は見つからなかったと結論付けている。

 EUの原発ストレステストは、各国の原発事業者が「自己採点」する第1段階、各国の原子力監督当局が事業者の自己採点を点検する第2段階、EU27カ国の監督当局などの専門家チームによる「相互評価」の3段階から成る。
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/04/post-5499.html

さて、事故を起こした当事国の日本は、このEUの体制と比べてどうでしょうかね?
どう思われますか?

失礼します。
にほんブログ村 環境ブログ 原発・放射能へ
にほんブログ村

人気ブログランキング