※この記事は、2月27日 【資料追記】第3回中長期会議:大気放出は1000万Bq/時に低減、汚水処理に新設備導入、2号機内視鏡も再トライへに関連しています。

2号機格納容器 水位は60センチ
NHKニュース 3月26日 19時51分
東京電力福島第一原子力発電所の2号機で内視鏡を使って格納容器の内部を調べる2回目の調査が行われ、容器の底から60センチしか水がたまっていないことが分かりました
東京電力は水温などから、「格納容器に溶け落ちた核燃料は冷やされていると考えている」としています。

内視鏡を使った調査はことし1月に続いて2回目で、前回、2号機の格納容器にたまっている汚染水の水位が確認できなかったことから、今回は前回より10メートル長い内視鏡を使い内部を撮影しました。
その結果、格納容器内の水位は底から60センチしかないことが分かりました。

2号機では、原子炉を冷やすためにいまも1時間当たり8.8トンの水が注入され、東京電力はこれまで格納容器の水位は3メートルほどあるとみていましたが、予想以上に水がたまっていないことから、「格納容器の下部にある圧力抑制室などから建屋に漏れているのではないか」としています
また、格納容器の底に溶け落ちているメルトダウンした燃料の冷却については、「たまっている水の温度が48度ほどなので、燃料は冷やされていると考えている」としています。
今回の事故で2号機では、去年3月15日の朝に格納容器内の圧力が急激に低下し、東京電力は、何らかの破損があったとみていますが、詳しいことは分かっていません。
今後、福島第一原発の廃炉に向けては、格納容器の損傷か所を特定して修理し、水を満たして溶け落ちた燃料を取り出す計画で、水位が予想よりかなり低いことが分かったことで今後の作業は困難が予想されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120326/k10013982641000.html

【東京電力HPより】
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査(2回目)の実績について
1


2


3


http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120326_06-j.pdf

これ、もう格納容器の中に燃料ないでしょうと思います。
明日には動画と格納容器内の線量が発表されるようです。

また、汚染水処理のパイプががっつり外れて漏れた汚染水が海へ流れ出たそうです。汚染水の線量などは評価中だそうです。

福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水状況について

4


http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120326_07-j.pdf

・・・失礼します。
にほんブログ村 環境ブログ 原発・放射能へ
にほんブログ村

人気ブログランキング

【追記】
汚染水また流出 ストロンチウムも
NHKニュース 3月26日 22時39分
東京電力福島第一原子力発電所で、タンクの配管から、高い濃度の放射性ストロンチウムを含む汚染水が漏れて、およそ80リットルが海に流れ出たとみられていて、東京電力の管理態勢が厳しく問われています。

26日午前8時半ごろ、福島第一原発で放射性セシウムなどを取り除いたあとの汚染水をためるタンクの配管から水が漏れているのを作業員が見つけました。
ポンプを止めたところ、水漏れはおよそ20分後に止まりましたが、配管のつなぎ目から汚染水120トンが漏れ出し、このうち80リットルが配管の真下にある排水溝を通じて海に流れ出たとみられています。
この汚染水には高い濃度の放射性ストロンチウムが含まれており、東京電力が放水口付近の海水に含まれる放射性物質を調べたところ、1立方センチメートル当たり0.25ベクレルのベータ線を出す核種が測定され、高い濃度の放射性ストロンチウムが海に流れ出たとしています
また配管がある排水溝の周りには、配管やタンクからの水漏れに備え、「せき」の設置が進められていましたが、一部でまだ完成しておらず、この部分から排水溝に流れ出たとみられています。
福島第一原発では、去年12月にも、汚染水の処理装置で放射性ストロンチウムを含む汚染水が海に流れ出したとみられるほか、政府が冷温停止状態を宣言したあとも配管やポンプからの水漏れが相次いでいて、東京電力の汚染水の管理態勢が厳しく問われています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120326/k10013985081000.html