※この記事は、
10月26日 【動画・内容起こし】福島第一原発設計技師(田中三彦氏、渡辺敦雄氏、後藤政志氏):地震の揺れで機能喪失を指摘【その①】に関連しています。

1号機、許可時と異なる配管 非常用復水器、十分機能せず
共同通信(2012年2月27日)
 経済産業省原子力安全・保安院は27日、東京電力福島第1原発1号機で緊急時に炉心を冷却する非常用復水器(IC)の配管が、1966年の原子炉設置許可申請時の書類に記された構造と異なっているとして、理由を3月12日までに報告するよう東電に指示した

 ICは、事故時に原子炉で発生した蒸気を水に戻して原子炉を冷却する装置で、A系とB系の2系統がある。今回の事故では、昨年3月11日の津波来襲後、装置の弁の開閉状態が分からなくなるなどして、十分に機能しなかった。
 保安院によると、66年7月の設置許可申請時は、A系とB系は配管が独立していたが、翌67年10月の工事計画認可申請の際に、原子炉の外で配管が合流するよう変更された
 保安院は、許可申請時の書類に記載された内容を変更した場合には、その後の設置変更許可申請時に内容を反映するよう指示していたが、東電は手続きを取っておらず、実際の配管構造と書類上の構造が異なったままになっていた。
 保安院は、設備を変更した理由と、それを書類に反映しなかった理由を報告するよう求めた。
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/02/post-4878.html

10月26日 【動画・内容起こし】福島第一原発設計技師(田中三彦氏、渡辺敦雄氏、後藤政志氏):地震の揺れで機能喪失を指摘【その①】】より一部抜粋
<21:50頃~>
(田中三彦氏)
それから、もう一個。
これは非常に大きい問題なんですけれども、これで最後なんですが。
この絵です。
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これが、東電があらゆる報告書の中に使っている非常用復水器の絵です。
これは、A系とB系って二つあって、A系はこっちから蒸気を取って水で冷やして、ここに入る。B系はこっちから取ってやって、最後はここのポンプに入れる直前に合体をさせて入れている、こういう図になっています。
ところが、この非常用復水器の設置許可、設置変更許可申請書、1992年に出てるのを見ますと、これは国に提出している設置許可の系統図です。

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これはですね、こういう絵が出てるわけじゃないですよ?もっとまともな絵がでてますけれども、そっちは読むのが難しいので、私がさっきの絵をちょっといじくって、その設置変更どおりに書き直すとこうなります。
こうきたものが、B系はこっちへ入っていきます。ポンプは2台あります。ひとつはこっち、ひとつはこっちに入ると、そういうふうに設置変更は国に提出されています。
ところが、一本にまとめられて入ってるというふうに、ずっと言い続けてる。
これはですね、本当にそこまで意図したかどうかわかりませんけど、もし東電が言ってるような、このパターンだとすると、僕はここが壊れてると言うと、そうすると、じゃあA系もB系も動かないよという話になります。
【抜粋終了】

このICが許可された図面と違う設計で作られているのではないかという指摘は、上記のとおり田中三彦氏が気づいて指摘されていました。

このICが機能しなかったことについては、事故直後から指摘されており、もしこの図面によって操作や認識が違っていたとしたら・・・。

しかも保安院がこのことについて東電に指示するのにこれだけ時間が掛かるなんて・・・。

凄まじく杜撰な体制が明るみになっている証拠でしょう。

失礼します。
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