※この記事は、
1月23日 第2回政府・東京電力中長期対策会議について【毎時7000万ベクレル放出継続中】に関連しています。

放射性物質放出、1月の7分の1に減 福島第一原発
2012年2月27日22時57分
 政府と東京電力の福島第一原発の廃炉に向けた中長期対策会議が27日、開かれ、原子炉建屋からの放射性物質放出は先月の7分の1に減ったことなど、作業の進捗(しんちょく)状況を明らかにした。放射能汚染水を海に放出できるぐらいにまで浄化できる設備を9月までに新たに設置。3月上旬に工業用内視鏡による2号機格納容器内の2度目の調査をするという
 炉心溶融事故を起こした1~3号機の原子炉建屋からの新たな放射性物質の大気への放出量は毎時約1千万ベクレルで、先月の7分の1に減った。放出源のほとんどが、爆発で原子炉建屋が激しく破損した状態がそのままになっている3号機からの放出だった。津波で破損した大物搬入口を塞いだことなどが理由としている。
 対策会議では、東電が東芝製浄化装置の多核種除去設備「アルプス」の基礎試験結果を公表。現在の浄化装置はセシウムの除去が主だが、セシウム以外の核種も取り除くことができるという。試験ではガンマ核種45種類で、法的に海に放出できる限度以下に減らすことができた
http://www.asahi.com/national/update/0227/TKY201202270574.html

毎時1千万ベクレルに低減=1~3号の放射能放出量-新浄化装置導入へ・福島第1
時事通信(2012/02/27-21:14)
 東京電力福島第1原発の廃炉に向けた政府と東電の中長期対策会議が27日開かれ、1~3号機格納容器から外部に放出される放射性セシウムの量が毎時1000万ベクレルに低減したことなどが報告された。同原発敷地境界の放射線量は年0.02ミリシーベルトとなる。
 対策会議によると、放出量は昨年12月で同約6000万ベクレル、今年1月は同7000万ベクレルだった。凍結防止対策として1~3号機建屋の開口部をふさいだため、放射性物質の舞い上がる量が減ったとみられる。
 一方、高濃度の放射能汚染水の浄化処理はこれまでガンマ線(電磁波)を放出するセシウムの分離が中心だったが、ベータ線(電子)を放出するストロンチウムなどの多様な放射性物質を分離する「多核種除去設備」を今年9月ごろまでに設置し、運転を始める
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012022700740

1000万ベクレルですか。
外部放出が低減されることはとってもいいことだとは思うのですが、そのぶん建屋内部の作業環境はどうなるのかを考えると、本当に厳しいと思います。逃げ場が無い・・・。

いろいろな取り組みがなされていくようです。
内視鏡、今度は何が見えるんでしょうか・・・。
多核種除去設備は第2回で既に発表されていたのですが、ストロンチウムがどのくらい除去できるのか非常に気になります。
資料がまだUPされていないようですので、見つけ次第追記します。

【追記】
第3回会合(2012年2月27日)
 議事次第
 名簿
 【資料1】第2回会合議事概要
 【資料2】プラントの状況
中長期1
中長期2

 【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況
 【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)
中長期3
中長期4
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/conference-j.html#man

失礼します。
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