※この記事は、
12月15日 【関連動画あり】低線量被ばくWGの提言と20mSvで警戒区域解除への動きに対して、
12月14日 小出氏:政府の避難区域再編【20mSv以下はインフラ整備し順次解除!?】、滋賀県のSPEEDI使用要請を受け入れない文科省など@たねまきに関連しています。
最高値は年470ミリSv 原発周辺の放射線量、環境省公表
共同通信(2012年2月24日)
環境省は24日、東京電力福島第1原発事故を受けた警戒区域や計画的避難区域の一部で100メートル四方ごとに実施した空間放射線量の測定結果を公表した。年間の被ばく放射線量の最高値は、原発の北西に位置する双葉町で計測された470ミリシーベルト。文部科学省が航空機を使って実施した測定結果とほぼ同様、原発から北北西に向かって放射線量が50ミリシーベルトを超える地点が多くなっている。
計測は、昨年11月7日から1月16日にかけて実施した。政府は警戒区域など2区域を4月から三つの区域に再編する方針。分布図は、除染計画を策定する際の基礎資料となる。3区分は
(1)50ミリシーベルト超の「帰還困難区域」
(2)20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下の「居住制限区域」
(3)20ミリシーベルト以下の「避難指示解除準備区域」。
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/02/post-4850.html
平成24年2月24日
放射性物質汚染対処特措法に基づき国が除染を実施する地域における詳細モニタリングについて(中間報告)(お知らせ)
【富岡町】
【川内町】
【大熊町】
【双葉町】
【浪江町】
【葛尾村】
【飯舘村】
赤ければ赤いほど汚染がひどい地域になります。
上記のとおり3地区に分けるので、どこがどうだか解説しますと、
19マイクロシーベルト■の地点は、年間約100ミリシーベルトを超えます。
9.5マイクロシーベルト■の地点は、年間約50ミリシーベルトです。
3.8マイクロシーベルト■の地点は、年間約20ミリシーベルトです。
1.9マイクロシーベルト■の地点は、年間約10ミリシーベルトです。
1.0マイクロシーベルト■の地点は、年間約5ミリシーベルトです。
それ以下が■です。
今回は、非常に線引きが分かりやすい形で区分を設定してくれています。
最小評価が年間5ミリシーベルトということになっていますが、自動車走行やヘリコプターでの計測なので厳しいものがあったのだろうと思います。
それにしても、凄まじい汚染が・・・。
4月から政府は年間20ミリシーベルト以内であれば、帰ってもよいという方針へ切り替えようとしています。
20ミリシーベルト・・・。
放射線管理区域は0.6マイクロシーベルト/時でした・・・。(今回の計測の最小値以下です・・・)
チェルノブイリの基準はこうなっています。
11月13日 【動画・内容起こし】木村真三氏+河田昌東氏の講演会「放射能汚染時代を生き抜くために~チェルノブイリから福島へ~」【その①】より
失礼します。
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【追記】
東日本大震災:福島第1原発事故 詳細線量地図を公表 双葉で毎時89.9マイクロシーベルト--中間結果
毎日新聞 2012年2月25日 東京朝刊
東京電力福島第1原発事故の除染に取り組む環境省は24日、国直轄で実施する「除染特別地域」(福島県の11市町村)を対象にした詳細な放射線量調査の中間結果を公表した。同地域を線量によって3区分し、除染計画を立てるための基礎データとする。調査範囲での最高値は福島県双葉町山田の毎時89・9マイクロシーベルト(自然被ばくを除いた年間追加被ばく量は472・3ミリシーベルト)だった。
汚染状況の把握はこれまで主に文部科学省が担当。航空機で上空から測定したデータを基に、直径600メートルの範囲の平均値を線量としていた。今回の調査はより詳細で、測定器を載せた自動車を走らせたり実際に人が測定するなど地上での測定に基づき、100メートル四方の線量分布が確認できる。昨年11月~今年1月の実測値と文科省や内閣府のデータを総合し、計約125平方キロメートルの線量分布図を作製した。
環境省は1月に公表した除染工程表で、原発20キロ圏内の警戒区域と、その周囲の計画的避難区域からなる除染特別地域を線量に応じて3区分し、それぞれに適した除染を進めるとした。今回の調査結果を基に、3区分の境界を特定する。
環境省は3月中に最終結果をまとめる。中間結果は環境省のホームページ(http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14870)で見られる。【藤野基文】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120225ddm012040129000c.html