※この記事は、
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12月12日13日 福井県の動き:原発ゼロ訴える市民運動、敦賀1号機のトラブル、もんじゅ試運転予算見送り方針・・・
1月24日 【内容起こし】第9回 総合資源エネルギー調​査会~基本問題委員会~【その①】『ここでエネルギー政策のベースが決まる!』
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2月17日 原子力委:核燃サイクル「無限」⇒「多重回」サイクルへ見直し・・・などに関連しています。

原子力委、増殖炉は有力視せず 20~30年、技術面で評価
共同通信(2012年2月23日)
 原子力委員会の小委員会は23日、20~30年後までを考えた場合の核燃料サイクルについて、プルトニウムを多く作る高速増殖炉を中心としたサイクルは、実用化に時間がかかり核拡散のリスクが高いとして、当面は技術面からは有力視しないとの見解をまとめた
 技術的に可能なのは、ウラン燃料を原発で一度だけ使い、そのまま地中に埋める「ワンススルー」と、再処理して取り出したプルトニウムを通常の原発で再利用する「プルサーマル」だとしている

 今後、石油やウラン価格などの国際動向や従来の政策を変更した場合の課題などを議論する。今回は技術面に絞って検討しており、高速増殖炉サイクルは、ウランの利用効率や長期的なエネルギー供給面から優位性が認められ、小委員会が春までにまとめる複数の選択肢に入る可能性もある。
 選択肢は政府のエネルギー・環境会議に提示。同会議が新たなエネルギー政策を決める。
 小委員会の見解によると、これまで国が目指してきた高速増殖炉サイクルは、ウランの有効利用の面から長期的に見て有効性はあるが課題も多く、他の選択肢もありうるとした。
 ワンススルーは高レベル放射性廃棄物の量が多くなるが、コストが最も安いと評価。プルサーマルは、ウランの利用効率が最大でワンススルーの約2倍になるとしている
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/02/post-4843.html

「直接処分」、コスト面で優位=核燃サイクル5選択肢評価-原子力委小委
時事通信(2012/02/23-19:51)
 原発の使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」の将来像を検討している国の原子力委員会小委員会(鈴木達治座長)は23日、核燃サイクルの在り方に関する五つの選択肢について評価を終えた。使用済み燃料の再処理はウラン資源活用の面で効率的だが、地中に埋設して直接処分するケースの方がコストが安く、核不拡散の観点でも優れると指摘した
 同小委員会は今回の評価を前提に核燃サイクルの是非を含めた本格検討に入り、経済産業省の総合資源エネルギー調査会による「脱原発依存」に関する議論も踏まえつつ、4月をめどにより具体的な選択肢の作成を図る。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012022300901


核燃サイクル:再処理せず直接処分「最も経済的」
毎日新聞 2012年2月23日 21時12分(最終更新 2月23日 21時25分)
 原発の使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」のあり方について検討している内閣府原子力委員会の小委員会(鈴木達治郎座長)は23日、今後20年は燃料を再処理せずに直接処分する方法が最も経済的とする一方、プルトニウムを増やす高速増殖炉は、当面は実用化は困難とする見解をまとめた見解は政府のエネルギー・環境会議に提示され、新たなエネルギー政策の論議に反映される
 国は燃やした燃料以上にプルトニウムを増産する高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)の実用化を前提に、再処理工場(青森県)で核燃料の再利用を繰り返す方法を目指してきた。しかし、東京電力福島第1原発事故を受け、従来政策の見直しが迫られている。
 小委は、直接処分は再利用の半分のコストで済み、「原料となるウラン価格の上昇を加味しても、経済性の優位は、今後20年続く可能性が高い」とした。また、プルトニウムが兵器に転用される懸念についても、再利用や高速増殖炉に比べて低くなるとした
 さらに、高速増殖炉については、「過去50年の研究開発でも実用化されていない」と指摘、当面は技術面からは有力視しないとした
 小委では、
 ▽直接処分
 ▽使用済み燃料を1回再処理(リサイクル)してウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料でプルサーマル発電する
 ▽数回リサイクルする
 ▽高速炉で廃棄物を減らす
 ▽高速増殖炉でプルトニウムを増産する--の五つの選択肢について、経済性や安全性などを技術面から評価した。【関東晋慈】
http://mainichi.jp/select/science/news/20120224k0000m040060000c.html

非常に重要な見解が出されたと言えると思います。
原子力委員会が高速増殖炉を実質的に見込みがないとし、これは資源エネ庁の委員会にも影響するでしょうし、原子力政策大綱策定にも影響するかと思います。
ワンスルー「直接処分」とプルサーマル「MOX」だけが技術的に可能ということだそうですが、今後はこのMOX可能というのが核燃サイクルの肝になるということです。
ということは、恐らく政府はこのMOX燃料導入を現行の原子炉で行いたいという政策に切り替えてくるのではないでしょうか・・・?
なんせ、今既に日本は平和利用目的のプルトニウムを45トン持っていますから・・・。それに青森県六ケ所村の再処理工場の存在意義にも関わってきますし・・・。

36 日本のプルトニウム保有量

7月23日 小出氏講演:「原爆・原発と憲法9条」@堅田9条の会【その①】より

うーん・・・。
もんじゅは諦めていただきたいというのは本意なのですが、それによって今までの取り繕いをMOXに注ぎ込みそうで、ちょっと恐ろしくもあります。

エネルギー・環境会議、要注目です。

失礼します。
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