※この記事は、
11月12日 京大農学部・豊原教授ら:水洗いとふるい分けでセシウムを99%抽出成功
11月11日 広島国際学院大・佐々木教授ら:微生物でセシウム約90%除去の結果
11月9日 日本原子力研究開発機構:除染技術公募で25社選定【東芝も選定・・・】
8月31日 産業技術総合研究所:土壌のセシウム除去技術を開発【回収率98.2%はすごい!】
8月14日 東大:予測より進行早いセシウム汚染、小麦の影響と食品安全委員会、循環する汚染
8月7日 ㈱ネオナイト:福島・上真野小のプールを除染【政府はどこを向いている?】などに関連しています。

土壌中セシウム99%除去 中央農研が新燃焼技術
茨城新聞 2012年2月23日(木)
中央農業総合研究センター(つくば市)と太平洋セメントなどの研究グループは22日、高濃度の放射性物質に汚染された土壌を燃焼し、セシウムを取り出す技術を開発したと発表した。カルシウム系の化合物を添加し、土壌をガラス化させずにセシウムを気化させる。セシウムの除去率は99・7%以上で、これまで開発された技術の中で最も高い除去率とみられるという
土壌を燃焼する方法ではガラス化してしまうため、これまでセシウムを抽出できなかった。燃焼させる乾式の除染方法は、水を使う湿式と異なり、汚染水処理の必要がない
研究グループは、小型の回転式燃焼炉を使い、福島県内で採取した1キロ当たり6万7300ベクレルのセシウムを含む土壌に対し、同量のカルシウム系の化合物を加え、1350度で1時間燃焼。処理後のセシウムは29ベクレルになり、除去率は99・9%だった。管状電気炉を使った同様の実験でも、2万4600ベクレルのセシウムを含む土壌を50ベクレルに浄化し、除去率は99・7%だった
気化したセシウムを吸着させたフィルターは、高レベルの放射性廃棄物として保管が必要になるが、土壌に比べ20分の1の容積に減らすことができる。
同技術の処理コストは1トン当たり5万〜6万円で比較的高いものの、廃棄物の中間貯蔵施設を小さくできるため、有望な除染方法の選択肢になるという。また、燃焼後に残る焼成物の石は、土工資材に使えるレベルまで放射能を低減できるため、震災復興のためのコンクリートの骨材として活用できるとしている
農林水産省農林水産技術会議事務局の万福裕造研究専門官は「各自治体は除染した土の置き場に困っており、少なくできれば除染を促進できる」と話した。
今回の成果は3月8日、福島県郡山市で開催される「農業及び土壌の放射能汚染対策技術国際シンポ」で発表される。
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13299181558724

理系のこととなるとさっぱりなんですが、土壌に含まれているセシウムを加熱して気化させて、フィルタで除去するようですね。
除去率99.7%というのは本当にすごいです。今までいくつかの企業や研究室のセシウム除去開発をご紹介してきましたが、この実験結果はすばらしいですね。
これを焼却施設に設置できれば・・・。
今各地で焼却された後の焼却灰は、8000ベクレル/kgという環境省の基準によってどんどん埋め立てられていっています。それをこういう技術でより減らすことができれば・・・。フィルタについた高濃度のものを管理するほうがずっと楽なはずですし、各地へ8000ベクレルの埋め立て汚染を広げることもありません。
関東各地では、8000ベクレルを超える焼却灰の処理に困ってドラム缶へどんどん詰め込んで保管している状態です。実用化が急がれるところだと思います。

再利用のクリアランスが100ベクレル/kgですので、再利用へつなげたいという文章もありますが、それはちょっとどうかとは思いますが・・・。

失礼します。
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