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Nuclear Regulatory Commission says accident models could be amiss
(アメリカ原子力規制委員会が事故モデルに欠陥の可能性を言及)

By Mike M. Ahlers, CNN
updated 8:23 PM EST, Fri February 17, 2012
Washington (CNN) -- The Nuclear Regulatory Commission has asked 11 nuclear power plants for information about the computer models they use to test different accident scenarios, saying those models may underestimate how much nuclear fuel will heat up during cooling system failures.
(NRCは11の原発に対し、異なる事故シナリオをテストするために使われるコンピュータモデルについての情報を求め、いくつかのモデルは冷却システムの障害時にどのくらい燃料が加熱されるかを過小評価しているモデルがあった)

There is no immediate threat to public safety, said NRC spokesman Scott Burnell, but the commission said an error in the computer models may conceal a problem that could impact public safety in a disaster, such as a major earthquake that destroys the plant's main cooling water conduit.
(ただちに公衆安全への脅威はないとNRCの広報担当は言ったが、委員会はコンピュータモデルのエラーはプラントの冷却水管を破壊する大地震のような災害が公衆安全に影響を与える問題を隠してしまうかもしれないと述べた。)
The NRC's review could result in some nuclear plants being ordered to "dial back" their power-generating capacity to meet safety standards, Burnell said.
(NRCの再検査はいくつかの原発が安全基準を満たすために発電容量の「ダイヤルバック(見直し)」を命じられる結果になる可能性がある。)
At issue is a phenomenon known as "thermal conductivity degradation," or TCD, the NRC said. TCD refers to the fact that nuclear fuel loses its capacity to transfer heat as it ages.
(この問題は、「熱伝導率の低下」またはTCD現象として知られている。TCDとは燃料棒が経年していく上で熱伝導能力が失われていくことを意味している
The NRC said it is concerned that some computer models may not account for TCD.
(NRCはいくつかのコンピュータモデルはTCDを考慮していないかもしれないことを懸念していると述べた)
If the plants are not considering TCD, the possibility exists that fuel rods could heat up 100 degrees more than anticipated in an accident scenario, exceeding the 2,200-degree limit considered safe, the NRC said. That could damage the fuel rods' outer layer, leading to reactor damage, the NRC said.
(もしプラントがTCDを考慮していない場合、燃料棒がアクシデントシナリオで予測される、安全考えられる限界の2200度を超えてさらに100度熱せられる可能性が存在するとNRCは述べた。
これは燃料棒の外層に損傷が発生し、原子炉の損傷にもつながるとしている。)
"We need information from a few nuclear power plant licensees to maintain assurance that they can continue to operate safely with sufficient margin," Eric Leeds, director of the NRC's Office of Nuclear Reactor Regulation, said in a statement.
(「我々は、その原発が十分なマージンで安全に動作させ続けることができる保証を維持するためにいくつかの原子力発電所のライセンシーからの情報を必要としている」とNRCの原子炉等規制室のディレクターは、声明の中で述べている。)
The NRC is seeking information from 11 nuclear power plants, all with the pressurized water reactor design. They are: Beaver Valley 1 and 2 in Pennsylvania, Braidwood 2 and Byron 2 in Illinois, Catawba 1 and 2 in South Carolina, Donald C. Cook 1 and 2 in Michigan, Kewaunee in Wisconsin, and McGuire 1 and 2 in North Carolina.
(NRCは11の全ての加圧水型原子炉に対して情報を求めている。
 ・ペンシルベニアのBeaver Valley 1号機と2号機
 ・イリノイのBraidwood 2号機とByron 2号機
 ・サウスカロライナのCatawba1号機と2号機
 ・ミシガンのDonald C. Cook1号機と2号機、
 ・ウィスコンシンのKewaunee
 ・ノースカロライナのMcGuire1号機と2号機)
The plants have until March 19 to provide the information to the NRC staff.
(プラントは3月18日までに情報をNRCへ提出することになっている)
http://www.cnn.com/2012/02/17/us/nuclear-accident-models/index.html?section=cnn_latest

NRCは事故シナリオについて、現行のコンピュータシミュレーションに欠陥がある可能性があると発表しました。
上記のとおり簡単に訳させていただきましたが、燃料棒の伝熱について、経年劣化を評価せずにいた可能性があるようです。

事故の進行というのはひとたび起こってしまえば予測不可能になり、福島のように想定不足、ヒューマンエラーなどが重なっていけばどんどん悪化していってしまうということを私たちは目の当たりにしています。

少なくとも想定しておくべきものを考慮していないのは問題外であり、それを規制局は指導していく役割は十分にあると思います。(斑目氏は「事業者の責務だ」とおっしゃってますが・・・⇒
2月15日【内容起こし】第4回国会事故調、斑目氏の発言部分「『SPEEDIが生きてたらば、もうちょっとうまく避難できた』というのは、全くの誤解」【前半】

とにかく、アメリカでも一応は規制に対する目が厳しくなっていることは間違いないでしょう。

失礼します。
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