汚染米水田:試験用として作付け継続を…東大大学院が提言
毎日新聞 2012年2月13日 20時12分(最終更新 2月13日 21時22分)
 東京大大学院農学生命科学研究科は13日、東京電力福島第1原発事故で玄米1キロ当たり100ベクレルを超す放射性セシウムが検出された水田について、試験用として作付けを継続すべきだとする提言を発表した。提言はすでに農水省に提出したという。

 農水省は昨年末、玄米のセシウムが暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えた地域は「作付け制限が必要」との方針を示したが、提言では「今年作付けしなければ、稲の放射性物質が今後どのように推移、蓄積するのか、予測が難しくなる」と指摘している。
 記者会見した長沢寛道・同研究科長は「高い値の放射性セシウムが検出された水田で作付けし、データを正確に把握することは、福島県の農業復興に必要だ」と話した。【神保圭作】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120214k0000m040028000c.html

東大 コメの作付け制限に反対
NHKニュース 2月13日 19時45分
福島県内のことしのコメの作付けで、これまで検査したコメから1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性物質が検出された地域を対象に、農林水産省が制限を検討していることに対し、東京大学農学部は「弊害が大きい」として反対し、試験栽培を推奨すべきだとする提言を発表しました。
農林水産省は、福島県内のことしのコメの作付けについて、これまで検査したコメから食品の新しい基準値の1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが検出された地域を対象に制限を検討しています。
これに対し、東京大学農学部が13日、記者会見を開き、100ベクレルを目安にした作付け制限は「弊害が大きい」として反対し、市場に流通させないことを前提に試験栽培を推奨すべきだとする提言を発表しました。
100ベクレルを目安にすると、対象は最大で12市町村の65の地域に及ぶとみられ、提言では、農地の荒廃や農家の意欲の低下につながるとして、「農業復興を断念させるものだ」と批判しています

そのうえで、該当する地域では試験栽培を行って、コメが放射性セシウムを吸収する仕組みを明らかにし、今後の影響の予測などに役立てるべきだとしています。
提言をまとめた東京大学農学部の根本圭介教授は「100ベクレルで線引きして作付け制限を行うと、地域の農業に壊滅的な打撃を与える。目安を500ベクレルとした場合でも、試験栽培という形で稲作自体は続けられるようにすべきだ」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120213/k10015989891000.html

ちょっと一言だけいいですか・・・。
「試験栽培をやるなら、ご自身でどうぞ」

この方々は、試験栽培を誰にやれと言っているのですか?
売ってもいいかどうかわからないものを田んぼの所有者の方に作り続けろとおっしゃっているのですか?

もちろん、メカニズムとして放射性物質の移行を研究するということは必要でしょう。
しかし、今回の提言はお粗末としか言えません。
本当に研究するのであれば、その土地を買い取り、毎年どのように移行具合が変化していくのかをご自身でお調べになったらいいでしょう。

提言する相手を間違えてませんか?

失礼します。
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