※この記事は、
1月29日 細野原発相:公開されなかった最悪のシナリオ「内容は現実にあり得ないもの」【東京からの人の流出を恐れて閲覧を数人に限定】
1月21日 菅政権:原子力安全委の「不測事態シナリオの素描」を公文書とせず・・・
1月23日【内容起こし】小出裕章氏:4年以内70%の関東直下地震発生、政府が隠した『最悪のシナリオ』、足りている電力について@たね蒔きジャーナルに関連しています。

やっと公開されたようです。
1月21日に言ったように、いずれは公開されると思っていましたが、私が知ったのはツイートでした。どなたがUPしたのかもわかりませんけれども、敢えてブログでご紹介いたします。
これに関しては、考えさせられるお話を青木理さんがニュース解説眼でおっしゃっていました。
『国家の情報はいったい誰のものか』というテーマです。合わせてご紹介します。

【動画】2012.2.1(水)ニュース解説 眼 原発とウソ

解説 :青木理(ジャーナリスト)
アシスタント :近江友里恵(早稲田大学政治経済学部4年)
※後程内容を起こします。

【以下、お時間のない方のために内容を起こしています。ご参考まで】
(青木氏)ニュース解説眼、青木理です。
(近江アシスタント)アシスタントの近江友里恵です。
(青木氏)独自の視点でニュースを解説するニュース解説眼、今週は私青木理の眼で解説しています。
 今日取り上げるテーマなんですが、『原発とウソ』というタイトルにしてみました。じゃあ、近江さんお願いします。
(近江アシスタント)今年の夏の電力需給について、全国でおよそ1割の不足に陥ると公表した去年の政府試算について、供給不足にはならないという別の未公表のシナリオが政府内に存在することがわかりました。
 この政府試算には、再生可能エネルギーをほとんど計上しないなど、実態を無視した部分が目立つことから、関係者は供給力を過小評価し、原発再稼働の必要性を強調していると批判の声を挙げています。
 ということで、どうしてこのような未公表の資料が出てきてしまったんでしょうか。
(青木氏)ね。去年の夏1割くらい足りなくなるなんていって、大騒ぎしたのが覚えてますよね。
 ウソっていうか、それがウソだったのかどうかは別として、別の情報もあったっていうことなんですね。僕、こういうふうに書いてるんですが、いわゆる『公的情報っていうのは誰のものなのか?』ってことですね。
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 今のニュース、ご存じない方もいるので、簡単に(説明)しますと、毎日新聞のスクープだったんですね。なかなか本当、良いスクープというか、毎日新聞も頑張ってるなと思うんですけれども、簡単に説明すると要するに、政府が発表してたシナリオ、というか供給力というのは、9.2%くらい足りなくなるとこういうことだったんですね。だから、とにかくみんな暑い中でもできるだけ冷房我慢してということをずっと一生懸命やって、僕なんかは大したことないんですけど、例えばご老人なんかでも大変な目にあった方いらっしゃると思うんですけど、実は未公表のシナリオがあって、これっていうのは要するに菅直人首相が去年の6月下旬に、国家戦略室のおいた補佐チームに実態把握をしろと指示して、経産省に対していろいろ調べて根拠データの提出を求めて出したんです。改め2て試算した結果、こっちが政府発表で最初に発表したんだけど、未公表の方では、例えば再生可能エネルギーっていうのは実はけっこうあるんですね。これあったんだけれども、これをほぼゼロにしたりとか、例えば一部の火力発電所なんかは定期検査で止めちゃうっていう時期を真夏の8月に設定したりとか、夜間の余剰電力を昼間に利用する揚水発電ってあるんですね。要するに夜中のうちに水を揚げておいて、降ろして発電する揚水発電の供給力も低めに設定してたと。
 そういうのを無くしてみると、実は6%の余力があったっていうことなんですね。
 これ、毎日新聞の記事にもこれが出ていまして、貴重な判断である情報を隠して、原発がなければ大変なことになるという世論誘導と取られても仕方ないということで毎日新聞は指摘していて、なかなかいいスクープだと思うし、各社みんな一斉に追随報道してるんですね。
 要するに、ある情報が隠されていた。ウソなのかどうなのかは別にして、理由はわからないけど隠されていたということなんですね。
 それからもう一つ。
 最近原発事故を巡って様々なニュースがあって、これもその一つだったんですけど、もう一つ、僕気になっていて。
 東日本大震災や福島原発の事故を受けて、政府が15の対策会議を作ったんだけど、そのうち10会議で議事録が作られてなかったというのは、明らかになったんですね。
 これ、簡単に言いますと、要するに10会議のうち5会議では、要点をまとめた議事概要が残ってたけれども、33会議では未作成。未作成だったのは、原子力災害対策本部、本部長は首相ですね。緊急災害対策本部、これも本部長は首相。内閣府、これは経産省安全保安院ですけれども、こういうところは議事録・議事概要共にないんですね。それから政府・東電の統合対策室っていうのは、これ経済産業省の安全保安院ですけれども、議事録が無い。それから、さっきの話ですけど、電力需給に関する検討会合っていうのも、これは内閣官房ですけど議事録が無いということなんですね。
 これ、さっきのケースは実際に作っていたのに公表しなかった。これによって、意図はわからない。推測ですけれども、でもしかし、ミスリードされていた可能性、「原発がないと大変になりますよ」というふうにミスリードされた可能性がある。
 このケースの場合は、記録されていない。事実とすればですけどね。それくらい今野田政権が、こういう状態であるということをつい先日発表したんですけれども、議事録、議事概要など記録がされてないということなんですね。
 前者はあるものを隠していた。後者っていうのは、議事録がないってことなんだけど、これ、僕ね。相当怒っていてですね、これは要するに歴史に対する背信行為っていうか、冒涜というか、じゃないかと思うんですね。
 特に僕らみたいなメディアに関わる人間っていうのは、もっと声を荒げて怒らなければいけないだろうなと思うんですね。
 どういうことかというと、今回の大震災もそうですし、それから原発事故もそうですけれども、はっきり言うと未曽有の大災害ですね。近代の日本社会が経験する。
 原発事故に関していえば、ひょっとすると世界もどこもほとんど経験したことが無いような大災害、大参事、大人災ですけれども、人災ですけれども大災害なわけですよね。
 これが後の世の人たちが、これに対する政府の対応だったりとか、様々な官庁の動きの対応を検証しようとしたときに、こういう議事録が無いと重要な部分が欠落して、検証ができなくなりかねないわけですよね。要するに、後の世の人に対しても裏切りだし、それからやっぱり僕らメディアっていうのは『歴史を最初にデッサンする』と言われてるんですけれども、やっぱりデッサンの元となる記録が、例えば本当の意味で治安上とか外交関係で出せないんだったらいいですよ?でも、それ作ってなかったら、後で誰も検証できなくなってしまうというのは、本当に歴史に対する冒涜だと思うんですね。
 これ、全て議事録作ってなかったというのは、公文書管理法っていう法律があって、これに違反してるんですね。だから、これ違法行為なんですけど、2009年に福田政権の頃に頑張って福田内閣で、福田さんが作った唯一のすばらしい法律だなんて話もちょっとさっき聞いたんですけどもね、すごく良い法律で、僕実際に今回初めて恥ずかしながら読んでみたらですね、非常にいい法律で、この第一条の目的というところに、こんなことが書いてあるんですね。
『国及び独立行政法人等の諸活動や歴史的事実の記録である公文書等が、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源』だと、こういうふうに続けてるわけですね。
 要するに、政府とか公的機関、もちろん政府傘下の独立行政法人なんかも含めて、こういうところの公文書っていうのは、『国民共有の知的資源だよ』と、それは今の国民にとってもそうだし、後世の国民にとってもそうなんですね。知的資源。
 すなわち、さっき言った歴史をどうだったのかを勉強する、教訓を読み取ることもそうだし、事実を解明するっていう意味でもそうなんですね。
 だから要するに、国家の情報、政府の情報って一体誰のものなのか?
 さっき申し上げたんですけど、別に政治家のものでもなければ官僚のものでもなくて、僕ら一人一人、国民共有の財産なんですね。
 ところが、日本における公文書というのは、どうしても管理もそうだし、それからもっと言えば、公開・・・要するにみんなのものなんだからいつかは公開しなくちゃいけないわけですよね。するべきなんですね。
 例えば、外交文書なんていうのも、原則30年って言われてるんだけれども、30年過ぎても、もちろん構わないものは公開するんだけど、なかなか隠して公開しないものっていうのは、たくさんあるんですね。
 日韓国交正常化交渉って、僕、韓国で取材したんですけど、それを韓国の政府が当時の盧武鉉大統領という非常にリベラルな大統領が公開したんだけれども、同じものを日本は公開してないんですね。すなわち、僕らは韓国の政府の公文書によって、日本の日韓国交正常化に関する歴史っていうのを知るしかないっていう、非常にみっともないことになってる。
 例えば、アメリカの公文書館でもね、いろんな新聞記者、日本の新聞記者が行って、日本の歴史をアメリカの公文書館で発掘して、もちろんアメリカだから持ちえた情報っていうのもたくさんあるんだけど、アメリカの公文書館で発掘して報道してる。日本の公文書館からは、そんなニュースが出たなんていう話は聞かないわけですね。
 非常に日本というのは、公文書の管理だったりとか、公文書の公開っていうのに対して、非常に先進国の中でもお粗末なんですね。
 繰り返すんですけど、さっきの電力が余ってたんじゃないかという情報もそうだし、今回のやつもそうですけど、
『国家の情報・政府の情報というのは、一体誰のものなのか?』
『これは政治家のものでもなければ、官僚者のものでもなくて、僕ら国民の財産なんだよ』
っていうことをもう一回考えて、ちゃんと作ってほしいし、ちゃんと公開してほしいと、僕は非常にに憤っています。
(近江アシスタント)そうですね。見直してほしいなと思います。
 今日のテーマは『原発とウソ』でした。
【以上】

福島第一原子力発電所の不測事態シナリオの素描
平成23年3月25日 内閣府 原子力委員会 近藤駿介

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http://www.asahi-net.or.jp/~pn8r-fjsk/saiakusinario.pdf


失礼します。
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