※この記事は、9月19日 外務省:海外からFaceBookやツイッター利用者を招待「風評被害を無くすため。信頼性の高い内容になる可能性が高い」に関連しています。

訪日外国人:震災影響 過去最大の減少率
毎日新聞 2012年1月20日 20時35分(最終更新 1月20日 21時38分)
 独立行政法人の日本政府観光局(JNTO)が20日発表した11年の訪日外国人旅行者数(推計値)は、東日本大震災と福島第1原発事故の影響で、過去最高(861万1175人)だった10年に比べ、27.8%減の621万9300人と大幅に減少した。減少率は、大阪万博開催の反動減があった1971年の22.7%を上回り、64年の統計開始以来で最大となった。
 月ごとの減少率では、震災発生直後の4月に前年同月比62.5%減と、月次ベースで過去最大の下げを記録した。しかしその後は官民を挙げた安全PRなどが奏功し、下落率は徐々に縮小。12月は11.7%減だった。
 国・地域別では、訪日数が最も多い韓国が前年比32.0%減の165万8100人、中国が26.1%減の104万3500人、台湾が21.6%減の99万4000人、香港が28.3%減の36万4900人などとなった。
 ただし10月には台湾と香港、11月には中国が震災後初めてプラスに転じており、同日記者会見したJNTOの松山良一理事長は「予想以上に早いペースで回復している」と指摘。国土交通省の溝畑宏観光庁長官も同日、12年の訪日数について「10年実績を上回る過去最高水準を目指したい。900万人が目安になる」と話した。
 一方、11年の出国日本人数は前年比2.1%増の1699万3000人だった。
【三島健二】
http://mainichi.jp/select/biz/news/20120121k0000m020059000c.html

このニュースを見て思い出したのが、
「あ!あの例の海外の観光客にツイッターとフェイスブックで風評対策してもらう計画どうなったっけ?」
でした。
上の記事でご紹介したとおり、外務省は15億円もの予算を11年度分の第2次補正予算に盛り込み、海外の方を招いて風評被害(?)対策をしていたはずですが、その効果なんですかね・・・?
>>11月ごろから、欧米や中国、中東などから、読者の多い発信者約15人を数回に分けて、福島、宮城、岩手県などに招く方向
などとあるので、すでにもういらしたはずですよねぇ・・・?
効果あったかどうか、是非検証していただきたいですね。(皮肉です)
原発事故対応で、今後どれほどの費用が掛かるかもわからないのになんて愚策だと、そして国内軽視の政策かと、本当に呆れていました。
観光業は確かに打撃を受けていますが、それは風評被害ではないと思っています。放射性物質が以前とは比べ物にならないくらい増えたことは、残念ながら間違いないんですから。

それとは別に、観光庁は12年度の概算要求に11億円使って、また海外の方をお呼びするそうで・・・。
はっきりいって、そんなことするんだったら、子供たちを保養に出すなりなんなりの政策をせんかい!と本気で思います。
観光庁なら、子供たちを海外へ一定期間出すための政策とかできるでしょうが!!!

一体どこ向いて仕事してるんですか!!!

失礼します。
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【参考記事】
外国人1万人に無料航空券…観光庁11億円予算
(2011年10月11日12時01分 読売新聞)
 観光庁は、東日本大震災後に激減している外国人観光客の回復を狙い、2012年度に全世界から、旅費無料で1万人の一般観光客を日本に招待する方針を固めた
 募集は主にインターネットを通じて行い、応募者の旅行計画などが審査に合格すれば、日本への往復航空券を提供する。
 こうして来日する旅行者には、日本滞在中にインターネットで世界へ情報発信してもらう方針だ。日本国内の滞在が安全・安心であることを口コミで世界的に広げる効果を見込んでいる。旅行者にはこのほか、震災後の日本旅行についてアンケート調査をしたり、新たな日本旅行のモデルとなるような旅行プランを提案してもらったりする。事業費として、観光庁は12年度予算の概算要求に11億円を盛り込んだ。
 震災後、東京電力福島第一原子力発電所の事故もあり、海外の旅行者が日本を敬遠する状況が続いている。来日外国人数は、4月に前年同月比62・5%減まで落ち込んだ後、8月になっても同31・9%減の54万6800人にとどまった。
 その前の2010年には、前年比26・8%増の約861万人で過去最高を更新していた。政府は将来的に来日外国人数を3000万人に引き上げる目標を掲げている。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111009-OYT1T00814.htm