※この記事は、
12月17日18日 事故調査・検証委:1号機の非常用復水器の誤認識と3号機高圧注水系の操作、「いずれも炉心溶融を早めた可能性」に関連しています。

福島第1原発:「損傷恐れ停止」 3号機高圧注水系
毎日新聞 2011年12月22日 23時31分
 東京電力は22日、福島第1原発3号機の原子炉を冷やす高圧注水系(HPCI)を運転員が停止させた理由について、振動が大きくなり損傷が懸念されたためと発表した。この対応について東電は「妥当だった」としている。
 経済産業省原子力安全・保安院から指示を受け、調査結果を分析、公表した。
 3号機では「原子炉隔離時冷却系(RCIC)」が地震翌日の3月12日午前11時36分に停止し、原子炉水位が低下。バッテリー(蓄電池)で駆動するHPCIを自動起動させた。しかし、原子炉の圧力が操作手順書の基準以下になって性能が低下し、振動も大きくなったことから、運転員が壊れて放射性物質が漏れるのを懸念。代わりの注水方法の準備が進んでいたことから、HPCIを停止し代替注水に切り替えられると判断したという。所長には停止後に報告された
 だが実際には注水のために原子炉圧力を低下させる弁が、電源喪失で開けず、代替注水ができず、炉心溶融を招いた。HPCIをめぐっては、政府の事故調査・検証委員会の調べで、現場が独断で止めたことが分かっている。【岡田英、久野華代】
http://mainichi.jp/select/science/news/20111223k0000m040105000c.html

【関連動画】
「メルトダウン~福島第一原発 あのとき何が」 (1/2)
http://www.dailymotion.com/video/xn2s5h_yyyyyy-yyyyyy-yyyyyy-1-2_news
「メルトダウン~福島第一原発 あのとき何が」 (2/2)
http://www.dailymotion.com/video/xn2say_yyyyyy-yyyyyy-yyyyyy-2-2_news#rel-page-under-3
シリーズ原発危機 2011-12-18 from Japan
【番組概要】世界最悪規模の放射能汚染を引き起こした東京電力・福島第一原発事故。原子炉で、発電所内で、あの時いったい何が起きていたのか、独自の取材をもとに徹底解明する。
【番組詳細】発災から9か月。原発事故の全容解明はいまだ道半ばだ。原発の命綱ともいえる電源を奪った地震と津波は、どのように発電所を襲ったのか。核燃料のメルトダウンは、どのように進み水素爆発に至ったのか。メルトスルーが進む原発で発電所員らは、どう事故に向き合ったのか。独自取材で集めた証言をもとに中央制御室を再現。最新のデータ分析と証言を重ね「あの日」の“真実”に迫り、原子力にどう向き合うべきなのか、問いを投げる。

さて、事故検証が進んでいます。
今回の事故検証は、非常に多くの機関が行っています。
 ①政府の事故調査・検証委員会(委員長:畑村洋一郎・東京大学名誉教授・工学院大学教授)
 ②国会の事故検証委員会(委員長:黒川清・元日本学術会議会長)
 ③東電の社内事故調査委員会(委員長・山崎雅男副社長)
 ④独立行政法人 原子力安全基盤機構
 ⑤福島原発事故独立検証委員会(民間/委員長:北沢宏一・東京大名誉教授)
   ※他にも原子力資料情報室やさまざまなところで事故検証がなされています。

今回は①政府の事故調査・検証委員会ですね。
こういったことは、関連動画にあげたNHKの番組を見たときにも非常に気になっていました。
確かにCGとか使って、なんかすごい仕上がりになった検証番組ですが、やはり賛否両論あるようです。
 一体誰の判断の元で作業が行われていたのか、指示系統がどうなっていたのか。
 地震動での破損の検証が甘いんじゃないか。
 作業員の方々の心情描写は必要だったか。
この番組の方向性がよく判りませんでした。

やはりこういった過酷事故の場合、誰が指揮して誰の責任の下に対応していくのか、非常に不明瞭です。対策本部は東京にあって、そこからの指示というのはどうしても現場の考えとは違うものになってしまうんじゃないか、タイムロスが生じていたのではないか、激しく疑問です。

ですから、上記のような実態が出てくるのだと思います。

こんな事故は二度と起こってほしくないのですが、緊急事態のときにどのようにハンドルするのか、これは絶対に明確に決めておかなければいけないと思います。

何度も言いますが、ヒューマンエラーは必ず起こります。
その上でも、やはりそれでも対応できるような体制作りが、最低限のこととして求められます。

失礼します。
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