※この記事は、
12月3日4日 東電:16日に『冷温停止』宣言も約45トンの汚染水漏れ【ベータ線放射性核種が10万~100万Bq/cm3!?】
10月28日 原子力委員会の専門部会:「燃料取り出しに10年、廃炉に30年、費用は1兆1500億円」【燃料の状態不明のままの試算】
12月14日 小出氏:政府の避難区域再編【20mSv以下はインフラ整備し順次解除!?】、滋賀県のSPEEDI使用要請を受け入れない文科省など@たねまきなどに関連しています。

冷温停止宣言:海外メディアは厳しい見方
毎日新聞 2011年12月16日 23時36分
 東京電力福島第1原発の原子炉が「冷温停止状態」になったと日本政府が宣言したことについて、国際原子力機関(IAEA)や米国などは評価する声明を発表した。その一方、海外メディアは「原発の安全が確保されたわけではない」などと宣言を疑問視し、日本の原発事故対応に厳しい目を向けた
 IAEAは16日、宣言を受け、事故収束に向けた工程表のステップ2を日本政府と東電が「計画通り年内に終えた」と評価した。
 来日中のナイズ米国務副長官(総務担当)も「復興へのステップの一つ。非常に喜ばしい」と歓迎し、次の課題となる周辺地域の除染に米国企業が参加を望んでいると述べた。
 これに対して、英BBC、米CNNが野田佳彦首相の会見を生中継するなど関心の高さを示した海外メディアでは、懐疑的な見方が主流となった

 AFP通信は冷温停止状態について「安全が確保されたという意味ではない」と解説し、ルモンド紙(電子版)は「原子炉の解体、環境の回復には相当の時間を要する」と長期的な取り組みの必要性を強調した。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)も宣言について「年末までに冷却システムを回復させるとの日本政府の約束を反映させたにすぎず、原子炉が依然として抱える危険から注意をそらせる恐れがある」と指摘した
 福島第1原発事故を受けて「脱原発」を決めたドイツでは、DPA通信が「フクシマの原発の廃虚が制御された」と速報したが、「まだ安全な状態には程遠い。これで冷温停止を宣言するのは意図的なウソと紙一重。日本政府は国民の判断を誤らせている」と批判するオーストリアの専門家の見方も紹介した
 韓国の聯合ニュースは「事故の収拾作業が峠を越えたことを内外に示す意図がある」と分析した。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111217k0000m040108000c.html


クローズアップ2011:福島原発、冷温停止状態(その2止) 政府、不信払拭を優先
毎日新聞 2011年12月17日 東京朝刊
 ◇帰宅困難地域、買い上げへ
 東京電力福島第1原発事故の収束に向けた工程表のステップ2完了を受け、野田佳彦首相が同原発の安全を宣言した。政府への国内外の不信の払拭(ふっしょく)が狙いだ。政府は避難区域の本格的な見直しにも着手し、年間の被ばく線量が比較的低い地域への住民の帰宅に向けた準備を進める。同時に、除染をしても線量の低下に相当の時間がかかる地域を明確にし、土地買い上げなど、長期間にわたり帰宅できないことを前提にした補償策の具体化に入る。
 ステップ2完了を政府が前倒しした背景には、日本政府の事故対応への不信感が世界に広がったことがある。国産食品の輸入規制や訪日観光客の大幅減などの風評被害を一掃するためにも、ステップ2完了で、日本政府は海外からの信頼を取り戻す必要があった。首相は記者会見で「原子炉の安定状態が達成され、不安を与えてきた大きな要因が解消される」と訴えた
 しかし、依然9万人近くが事故に伴う避難生活を余儀なくされ、全国で放射性物質の検出が続く中での「事故収束宣言」は、被災地の実態とあまりにかけ離れている。首相も、宣言は工程表で政府が自ら定めた条件を満たしたに過ぎないことを認めた上で、「被災地感情として『まだ除染や賠償があるじゃないか』という気持ちがある。オフサイト(原発施設外)で事故対応が終わったわけではない」と釈明した。
 首相が会見で挙げた今後の重点課題は、放射性物質の除染、住民の健康管理、被害者への損害賠償の三つ。特に除染については「さらに必要なら責任をもって予算を確保する」と述べ、事実上、青天井で予算計上するとした。
 ただ、今後どこまで費用が膨らむのか、有効な除染が本当にできるのかが見通せているわけではない。高い線量のため長期間にわたり帰宅が困難となる住民について首相は「国として、責任を持って中長期的な対応策を検討する」とした上で「土地の買い上げ、借り上げも含め、県や市町村と協議して考え方をまとめたい」と語った。当面の帰郷を前提としない補償策作りに言及した形だ。原発事故からの再生の第一歩であるステップ2は、「長期間、故郷に帰れない」ことを確定させるという厳しい作業の入り口でもある。【笈田直樹】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111217ddm002040108000c.html

「廃炉に30年以上、着実に」=「事故収束」で福島原発視察-細野担当相
時事通信(2011/12/17-21:47)
 東京電力福島第1原発事故の「収束」宣言を受けて、細野豪志原発事故担当相は17日、福島第1、第2両原発を視察した。第1原発では、食道がんで退任した吉田昌郎氏の後任の高橋毅所長らに「緊急作業から考え方を切り替え、廃炉に向けた30年以上にわたる長い作業に着実に取り組んでいただきたい」と話した。
 東電がホームページで公開した動画によると、細野担当相は「作業員の血のにじむような努力に感謝申し上げたい」と述べた上で、休憩所や診療所などの作業環境改善が遅れたことが反省点の一つと語った。3月に吉田前所長に相談した際には、前所長は「今は被災者の待遇を良くすることに専念していただきたい」と話したという。
 同担当相は視察後に取材に応じ、早期の住民帰還に努力し、周辺地域の除染などの取り組みを強化する考えを示した。原発内で東電社員や協力企業作業員と面談した際には、廃炉作業に向けて、放射線管理の徹底を求める声が出たという。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011121700252

【原発】「冷温停止状態」宣言の翌日に水漏れ
テレ朝ニュース(12/18 00:33)
福島第一原発で使用済み燃料プールの冷却設備から水が漏れ出しました。政府が「冷温停止状態」を宣言した翌日のトラブルです。
 17日午前、1号機の使用済み燃料プールの冷却設備で警報が鳴り、循環システムが停止しました。調べたところ、排水ラインの弁が開き、放射性物質を含まない冷却水が100リットルほど漏れ出しました。プールの水温は上昇せず、冷却システムは3時間後に復旧したということです。東京電力は、作業員が誤って排水ラインの弁に触れ、水が漏れた可能性があると説明しています。
 東京電力:「使用済み燃料プールの冷却能力としては、余裕がある状況。(16日の)冷温停止状態の判断に、急ぎすぎたということはないと考えております」
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/211217035.html

なんと虚しい『冷温停止状態』宣言・・・。
これで福島第一原発の事故収束の目途など、立つわけがないとBochibochiは思っています。
とりあえずの応急処置的な装置で水を入れるシステムだけ作って、それで測れているものの温度を見て、100℃以下を安定的に保てていることが冷温停止状態・・・。
処理水は未だもって漏れる事故が相次いでいますし、言っているそばから漏れてますし、見えていない部分も間違いなくどこかへ漏れていっています。それは間違いありません。

ある種の収束宣言をしてしまったのですから、これでまた予算が削られてしまうんですね・・・。

廃炉なんて、夢のまた夢ですよ。
そんなことを言う段階ではありません。

先が見えない事故処理の中、今作業されている方々の状態もさることながら、どこまで作業員の方々を確保できるのか、不安だらけです。

・・・Bochibochiが生きている間にできるんでしょうか。
恐らく・・・。

失礼します。
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