※この記事は、11月13日 【内容起こし】木村真三氏+河田昌東氏の講演会「放射能汚染時代を生き抜くために~チェルノブイリから福島へ~」【その⑤】の続きです。

<31:15頃~>【木村真三氏講演部分、続き】
 今までのお話っていうのは、大体の私の調査のあらすじです。
 これから少し入っていくのは、今回、まず10月17日から実は、文部科学副大臣がウクライナに来られるということで急きょ連絡がきまして、
「アレンジをしてくれ」

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「わかりました」
と。それで、
「私の現地の信頼がおける研究者やナロジチ地区の方々に関して、生の声を聞かせてほしい」
ということでセッティングして行ってまいりました。
 その時の話をしたいと思います。
 

 ここでは、ナロジチ地区の関係者、町長さんやチェルノブイリ救援チームさんと一緒に現地で協力されてる『チェルノブイリの人質たち基金』のキリチャンスキーさんとか、ここの地区病院長の院長先生が、皆さんが集まって、あともう一人、ジトーミル州の消防隊の隊長、事故当時にチェルノブイリに行って救援活動、というか消火活動をした方々の基金がありまして、そこの代表の方とか、様々な方々の話を聞かせていただきました。ちょうど皆さんを紹介しているところが写ってます。
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 あとは、研究者の方々というのも、実はこれ・・・やっぱり言葉は悪いですよ。『政府のいいなりになってお答えになられる方々』、日本にもいらっしゃいますよね。そういう方々がお話するのは、実は旧ソ連兵というのは、そういうところは実はものすごく厳しいんです。だから、本心を伝える人がいない。ほとんど出てこない。それは相手を見て、どんなに偉い人でもありきたりの表面のお話しかしません。でも、ずっとこれまで通い続けた中で信頼できる研究仲間のネットワークを作ってるんですが、実はそういう方々をお招きして、夕食会をしました。
23 その時に、皆さんの現状というものをお伝えしてもらったということで、こういう写真が残っております。
 これは、プロフィネンコさん、ナロジチ町の町長さんのお話なんですが、これは汚染地域に暮らすには、彼らは
「結局その地域で暮らさざるをえない。もうそういう現状になったら現実的なことを考えなくちゃいけないんだよ」
ということで、まずは線量を測る。農業に適した作物を調べ、これは移行係数というものをちゃんと考えなくちゃいけないということで、移行係数が悪い、逆に言うと安全な食品の作物を作り、そこで産業につなげていくこと、また、住民が住めない地域、また居住可能地域をきちっと設定して、そこに皆さんが住んでいかなくてはならないということを、これは、実は、
「町長としてではなくて、一住民と話させていただきます」
と言って、実は語られたというのは、非常に印象に残っております。
24 また、先ほど申しました『チェルノブイリの人質たち基金』キリチャンスキー氏、これは代表なんですが、このキリチャンスキーさんは汚染地域に暮らす人々に対しては、
「被害者意識を捨て、国や行政をあてにせず、自分たちで問題を切り開くための努力をする必要がある」
というふうに申されています。
 これ、私も福島で全く同じことを言っています。福島できちんと言ってます。
「口をあけて待ってたら被曝をする一方、汚染は進む一方です。自分たちでできるとこから何ができるんだ?ということをきちんと考えてやっていかないと、駄目ですよ」
ということをお話していて、非常にこれも私的に胸に響きました。
 ちなみに、この後福島のお話をさせていただきますが、実はその成果と言いますか、住民の方々が努力をされてるところをご紹介したいと思います。これは、後でです。

 あと、これは行政のほうでは非常に良かったお話で、これ皆さんに紹介したいと思います。
25 これは、チェルノブイリ立ち入り禁止区域管理庁長官、これは緊急事態省の下部組織なんですが、そこのコローシャさんという長官がお話をしてくださいました。
「チェルノブイリ原発事故について、大きな問題がある。ソ連は大国であって、様々な可能性を秘めていた国ですが、ただ問題も抱えていた。それは、事故を隠していたということです。その過ちというのは、事故の情報を住民に対して公開しなかったこと。住民の国への非難が高まり、更に住民の不信感が高まることによって、放射能不安による精神的ストレスの増大」
というふうに言われています。
「実際の放射能の直接的なことよりも、精神的なストレスの方が多分大きい。」
 これは、国の方々の多くの方々が、こういう話をしていましたが、私はそうではないと思っています。やはり放射能の影響が大きいと思っております。これは専門家としての立場で彼らにもはっきり言ってます。
26 長官からの助言としては、
「事故処理に対する法案を早くまとめること。被曝線量を中心とした法律を作るほうがいい。放射能汚染密度、ちょうど土壌汚染で避難指示というものを選択すると、汚染地域が無用に拡大してしまい、移住対象地域が拡大することによって、これが何年続くかわからない。これを国が支え続けるというのは非常に困難である。今現在でも、ウクライナではその問題で彼らは苦悩して、国としての補償金だけでものすごく莫大なお金を使ってしまって、非常に困惑している。」
 これは国の人が言ってる話です。でも、あくまでも補償はすべきです。それは国の責任であるというのが私の立場なんですが、国の立場の人はこういうふうな話をされました。
「被曝線量というのは、人体影響を直接示唆しています。ところが汚染密度というのは、農地の汚染と作物への移行係数を考慮した問題で、これは人体との直接的な関係よりは、間接的な影響も大きいんだ、だからより直接的な人体影響を判断する場合によっては、汚染密度よりも汚染状態よりも、被曝線量を優先すべきではないか」
というふうに彼は答えていたわけです。
27 例えば、5キュリー/㎞2、これは185キロベクレル/m2の農地で汚染されていない作物を生産することに成功している、これは黒土地帯。
 しかし、実際は、1キュリー/㎞2、これ、37キロベクレル/m2ですが、これで作付けを制限している。実際問題はですよ。なぜかというと、地形の問題。これは、ちょっと申しますと、実は雪解け水がたまりやすい平地なんです。その平地にはセシウムが含まれた雪解け水が溜まってしまうんです。それがどんどん干上がるということで、そこに濃縮が起こるわけです。だから地域によってホットエリアというような地域が存在するわけです。
 未だにナロジチでも、森ではなくて草原の中に1マイクロを超えるような地域が、点在してます。これは、地形的な問題である。
 土壌の性質に依存する。これは、砂地で生産される作物は、問題となる。既にチェルノブイリで判ってます。安全側に見積もった考えでは、1キュリー/㎞2ということで制限をしてるんだと。
 長官自身は、
「放射線の確率的影響を支持。」
 この確率的影響というのは、リスクというものは、ちょっとだけでも浴びたらその分だけリスクが上昇する、それは直線的にリスクは上昇していくんだよというような概念なんですが、「それを支持している」と。
「初期の被ばく状況を把握していれば、線量による判定基準が適切である」
というふうにおっしゃられていました。
28 ただ、私は、
「一概にあなたが言ってること自身は、全てが正しいとは思わない。なぜならば、これは都市部では除染等によって、ある部分は改善することができるんです。」
これは、私もやってきましたから、私の経験則でもいえるんですが、減らすことは可能です。
「でも、農村部というのは、線量のみで住める、ただ住めるというのでは意味がない。百姓というのは、田んぼがあって、畑があって、彼らはそこで生活の場を構成している。その田んぼや畑をきちんと除染することができなければ、線量だけで、ただ住めるというのは、その地域の人たちに『死ね』というのと一緒です」
ということを、伝えました。
 長官の回答というのは、
「指摘の通りだ。一概に線量での基準を導入するのではなく、様々な条件を検討しなければならない。」
 これは福島や東北地域、特に汚染の高い地域等は、大半が農村地域です。そういうところも加味して日本では対応していかなければならないと私は考えています。
29 これ、森副大臣から長官への質問だったんですが、先ほど言ってたように
「線量での判定基準を採用した場合、どの程度の数値の基準になるか?」
という質問をしたところ、回答としては、
「生涯被曝線量を350mSvと考えた場合、初期の被曝を考慮に入れないという条件のもとで考えると、平均して約年間5mSvが妥当なところであろう。ただし、事故当初であれば、もっと高い線量が入ってくるであろう」
と言ってましたが、ただそれは、私の考え自身でも、初期の部分というのを含めても5mSvでいいんじゃないかというふうには考えております。


<42:50頃~>
 ようやく科学的なお話をしたいと思います。
 これは、実はチェルノブイリの研究というのは、予算が国の科学研究費というものでやっております。これまでわかってきたことの概要を軽くお話したいと思います。
 これは、センセーショナルな部分も含めますので、あまりこれは正直な話、データを独り歩きさせたくないので、皆さんのレジュメの方では入れておりません。
31 これ、2001年、実は採取、ナロジチ地区で採取した土壌を持っておりまして、その分析をしたところ、2001年の土壌でも非常にセシウム137のピークがひときわ目立っていたと言えます。また、森林とか草原なんですが、この地域では半減期が2.065年のセシウム134が未だにみえるというくらい、汚染度が高かった地域であるということが判ってます。



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32 実際にセシウム137、皆さんもご存じのように半減期は30年。核実験由来が1から1切るベクレル/m2存在していると、またセシウム134については、半減期がさきほどいった2年なので、原発事故からの当時から計算すると、1万分の3に減少していると。
 サンプル中の放射能は1000分の1程度のセシウム137に比べて、1000分の1程度ですが、まだ134が見られるということで、どれだけ汚染が強かったかということが示されている証拠なんですよということです。
33 これは深さ分布なんですが、これは線形的な深さ依存性というのは、表面から徐々に下がっている線形的な例を示しています。また、深さ依存性が少ない、逆に指数関数的に表面が非常に高い例、あとは、異常な深さ依存性、高くなったり低くなったりする。で、深さ依存性が全くないというような、この5つのパターンの分かれていることが明らかになってきました。

 これはちょっと解説をしますと、線形的な深さ依存性というのは、これは徐々にではありますが、地面に浸透していく。この地域は、??湿地層といって、土壌が特殊です。10㎝くらいは黒い土なんですが、それから下はピートモス、泥炭層と粘土層が入り混じってるとこなんです。そこだったら、それから下にはほとんど入っていかない。ピートモスというものは、泥炭層が実は吸着剤となって、それから下に行かないようになってるんです。そこで循環が起きてしまっているという地域なので、これはこいうパターンや、こういう指数関数的はパターン。こういうことが、その土壌の性質からわかります。
 あとは、深さ依存性が小さいが、深さ依存性がない、こういった場合、これはどういうことかというと、耕作をしてるんです。耕作をしてるとやっぱり撹拌します。だからある程度均等に集まっているというようなパターン。
 最後に異常な深さ依存性。これは深くなったり低くなったりする。これは実は野生生物の影響です。モグラとかそういうものが、実は掘り起こす、下にせっかく溜まってるモノを、もう一回地上に掘り起こすというようなことが、実はみられるんです。こういうように野生生物による影響があるということが、このデータから判ってくるわけなんです。
34 あとはウラン。ウラン235、これは核爆弾の材料になったり、核燃料に使われるウラン235ですが、これも同定できる。それは235のピークがゲルマニウム半導体検出器で、わずかではあるけれども検出できると、それとそこから出てくる子孫核種。これが壊れて崩壊して出てくるものなんですが、このラジウム226というものがあるんですが、これキュリーさんが見つけたやつですね。これらの関係、相対値から見て、どうやら天然のウランの存在よりも大きいものが存在する、原発事故由来のウ
ランが、どうやら70㎞離れたところでも見られると。これは飯舘等のプルトニウムが検出されたというのと一緒で、やはり原発事故由来のものが飛散しているということです。
35 ただ、これは、人体に影響があるかないかっていうと、ほとんど影響がないくらいの本のごく微量で、非常に検出しづらいくらいの量でしたが、まだ存在するということが判りました。




36 あとは、これは最新のデータなんですが、昨年の冬にステパノーヴァ教授がスペインで学会発表されたものをいただいて、それを少し翻訳しておきました。

それを報告しますと、『ウクライナの放射能汚染地域に住む子供たちのセシウム137暴露と末梢血の指標』というような題でお話されたんですが、概略としては、
『全ウクライナのほぼ20%にあたる地域がチェルノブイリ汚染地域である。そこに住む4分の1にあたる250万人のは、(訳がちょっとおかしいです。すいません。)250万人が子供であった。長期内部被曝を引き起こす原因は、主にセシウム137を含む食品からの摂取である』

37ここからが大事な話なんですが、
『内部被曝に寄与する食品は全体の98%から99%であり、そのうち牛乳が約80%。これは内部被曝に寄与するものである』
というふうに言ってるわけです。
『肉が5~10%、ジャガイモが5~6%、野菜が6.1%、魚が(これは川魚ですね、淡水魚)これが1~2%、キノコは2~12.5%、パンが1~1.4%の範囲である』
というふうになってます。
『セシウム137の体内蓄積は、もっとも放射線感受性の高い大腸・小腸、及び造血器官への暴露に寄与しているであろう』
というふうに概要では言っておりました。
38 先ほどお見せしたナロジチ地区の汚染地図があって、
『実際にセシウム137の摂取経路というのはこうですよ。原発事故で出てきた放射性物質セシウムが野菜や野生生物の肉に変わり、更には汚染された牧草を食べた牛さんたちがそのミルクにセシウムが入っている、更にはキノコや魚までも摂取経路に入ってくるんだよ。でも一番多いのは真ん中の牛さんの乳であり、牛乳ですよ』
というものなんですね。


39『セシウム137の汚染レベル、土壌汚染レベルを見た約59~442キロベクレル/m2、これは、5万9000ベクレル~44万2000ベクレル/m2のナロジチ市に住む7歳空7歳の児童、543人について、2009年から2010年にかけて健康診断を行った結果です。方法としては、血球分析は、半自動の血球分析装置でおこない、検査項目はヘモグロビン濃度、赤血球数、白血球数、血小板数。さらには、人体の内部被曝は、ホールボディーカウンタを用いて測定しましたよ』
ということが出ております。

『セシウムの内部被曝というのは1000ベクレル以上の児童は、わずかに8.8%、1001ベクレルから5000ベクレルの児童は、57.8%。』
11月15日 低線量被曝リスク会合 木村真三氏資料

非常に多いですね。
『5001ベクレルから10000ベクレルの児童が27.1%。10000ベクレル以上の生徒は6.3%。』
それを統計的にグラフ化した時の、平均値というのが、この1371なんですが、これは、あまり用いません。これ、幾何平均というメディアというのを使うんですが、これは全体的な重みづけをしながらとった平均値、これが大体3000ベクレルを超えていると、ちなみに、今私が、そうですね、二本松市で内部被曝調査をしておりまして、既に150人以上みてるんですが、ここでもこのようなレベルで出てきたお子様は居ません。っていうのが、このナロジチ地区の内部被曝の大きさなんです。
 90%以上、90%、全体の約9割の方の平均値というのが、9493ベクレルというとてつもな数値であるということが公表されております。
『その結果、セシウム137汚染レベルは、児童の住む地域の土壌汚染と相関関係がある』
と、ただ、この相関係数は非常に低いですよ。数学的にいうと、スイマセン、もともと物理屋なので、数式っていうのは、見るとこれは結構私としては信頼性が低いです。
『さらに、セシウム137の汚染レベルの増加は、血液指標と相関性が見られた。セシウム137の体内濃度は、ヘモグロビン・赤血球では、逆相関』
逆相関っていうのは、反比例みたいな形ですね。
『逆相関関係が示された。白血球数や血小板数は相関関係が見られる。また、赤血球と血清中の活性酸素産生量は直接的に関係してることが明らかになった』
というような結論が出ておりました。
 その一例ですけれども、これだけ点がいっぱいあって、これを大体平均的にやってるんですが、これ結構いい加減なので僕はあんまりこの線を引かないんですが、彼らがやったのをそのままみますと、
4243『ヘモグロビン濃度ではこういう形、線量が高くなればなるほど、ヘモグロビン濃度は下がってくる。さらに、赤血球数も、線量が、内部被曝の量が多くなればなるほど、この赤血球数も減ってくる。』




先ほど貧血にもこれがつながってるんじゃないかというふうに考えられます。
44『さらに白血球数についても、(これは逆相関の関係ですね。)線量が高まると、減ってくるし、血小板もほんのわずか、(あるかな、ないかなっていうくらいですが、)血小板数も線量によってこうなってくる』
といううような状況でした。




45 これ、今、そこまでがステパノワ先生のお話ですが、これは私が今年の夏、汚染地域、第2ゾーンで暮らしている方々、93年の汚染レベルでいうと、89万7000ベクレル/平米という汚染レベルの地域に住んでる方々、????っていうんですが、その村でそこの豚、一緒のものを食べてるんですね。裏庭で獲れたジャガイモを人間も食べ、豚も食べ、ほとんど同じものを食べ、しかも残飯も豚が食べるというようなその豚を解体させていただいて、臓器別にセシウム濃度を見ました。

今までのデータでは、実は亡くなった方、病気で亡くなった方や事故で亡くなった方の臓器を大人の??について出した論文が、ベラルーシから出ておりますが、それは非常に懐疑的でした。それは薬剤投与も含まれながら、自分のもともと持ってる濃度というものも判らない。カリウム濃度も出されていないというような状況で判断されていたので、懐疑的でしたが、実際この豚というのは、実は臓器移植にも使われたり、皮膚移植にも使われたりする、実は血液型が全て豚はO型である、O型の人が豚であるというわけではありません。
<会場笑い>
 続けます。
 豚はO型であるという話は聞いたことがあると思います。すいません。
 そういうふうに見たところ、これはキログラム当たりのベクレル数で全部見ていったら、実は、筋肉組織に一番沈着しやすいと言われていたんですが、確かに心臓が一番大きいです。そのほか排泄臓器、排泄ろ過機能がある腎臓でも高いんですが、あと、血液とか肝臓、ずっとこういうふうになって、それほどびっくりするくらい差が無いわけですよ。
 ということは、今までセシウムはまだ1例しかないので、あと5頭、豚を解体して臓器を持って帰る計画を実施中なんですが。大体、人を解体できないのだったら、一緒に住む豚さんを解体させていただいて調べるということで、セシウムは実際に本当に筋肉だけに集まるのかそうでないのか、それをきちんと見ていかないと、今までまことしやかにみてこられた、あたかも見てきたかのように、
「セシウムは筋肉に溜まりますから」
って言ってたけれども、調べてみたところそうではないということが判ってきたら、もしかしたら、セシウムによる放射性物質の話ですが、放射性セシウムによる何らかの障害が出てくる可能性があるということです。そういうようなことを示したものです。
465a あと、これは病気の悪性新生物っていうのをゾーンごとに分けた、これ事故前の93年から2001年までのデータを私はずっととってるんですが、全ての病気について調べております。これは、25年間、そこで生まれて移動したことのない人たちの時間軸データですので、出て入ってという人は入ってない。1万人のデータを解析しております。
6a11月15日 低線量被曝リスク会合 木村真三氏 グラフ疾患数 事故前ですから3万人から1万人の間ですが、そういうようなデータを見てるんですが、こういう傾きがみられると。これはつらつらと見ていただきたいと。こればらつきがものすごく大きくて、なかなかこの結果が出せない。さらに詳しいことをしないと晩発的な影響が見てこられないということなんですが、これまでの調査で明らかになったっていうことだけ。これは初めて公開するんですが、実際、損傷・中毒及びその他の外因影響というのがありまして、これはもしかしたら免疫に関与するかもしれませんが、そういうものが増えてきている。明らかに優位が出ている。
 さらに呼吸器系の疾患。これは逆相関で、線量が低いところの方が病気になってるということなんで、これもちょっと疑わしいんですが、数学上で見たところの相関関係っていうのは、非常に相関関係が高い。
47 もっとさらに信頼性が高いのが、妊娠・分娩及び産褥、これは実はいろいろと産科医も含めて、何度もインタビューをしながら調査をしてきたんですが、これは本当に奇形が生まれたり流産というよりは、軽度の影響。妊娠性の貧血というようなものが増えてきているというような話なので、それもほっておくと流産や母体自身の危険にも及ぶということなんで、そういうような状況が出ているということになっております。
 ということで、ナロジチのお話。ちょっと学者らしい話もできたのでホッとはしてるんですが、ただ感情論でいうのではなくて、こうやって科学的に話をしなければ、実際に皆さんの心には伝わらない、科学的な対策ができない。
 これが私の仕事だと思っております。
<01:00:10頃まで>
※一部資料については、
11月15日 【動画あり】第2回低線量被曝リスクについての作業部会【木村真三氏、避難基準:5mSv/年を提案】から転用しています。

【その⑦】に続きます。
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