※この記事は、
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9月29日 衆院本会議:国会承認の「事故調査委員会」法案を全会一致で可決【「事故調査・検証委員会」より権限は上】
9月24日 事故調査・検証委員会が海外専門家の参加要請へ【10月中にも決定・公表へ】などに関連しています。

福島第1原発:民間事故調が発足 来年3月までに報告書
毎日新聞 2011年11月15日 23時04分
 東京電力福島第1原発事故について民間の立場で問題点を調べる「福島原発事故独立検証委員会」が発足し、委員長の前科学技術振興機構理事長の北沢宏一・東京大名誉教授と、委員会を設立した財団法人理事長の船橋洋一・元朝日新聞主筆が15日、東京都内の日本記者クラブで会見した。財団法人はこの委員会発足のため9月に設立され、複数の民間企業が出資している。来年3月までに報告書を公表、夏には英語版も出版する。船橋氏は狙いについて「原子力ムラという言葉で何でも説明できる気になるが、それでは(経済産業省の)保安院や原子力安全委員会などが、どのケースでどうチェックしたのか説明できない。誰の判断で決定されたのか一つ一つ検証していく」と話した。市民参加型の検証を目指すとしてウェブサイト(http://rebuildjpn.org/fukushima/infobox)で情報提供を呼びかけている。
http://www.mainichi.jp/select/jiken/news/20111116k0000m040120000c.html

【福島原発事故独立検証委員会HPより】(一部抽出)
民間事故調 - 福島原発事故に関わる情報提供のお願い
  あなたも福島原発事故の検証プロジェクトに参加しませんか?
  「この原発事故はいったい何だったのか」
  「なぜこんな事故が起こってしまったのか」
  「どうすれば、被害を最小限に食い止めることができたのか」

2011年3月11日に起きたこの原発事故については、政府、東京電力をはじめとする原子力関係者、国会ほか多くの検証が始まっています。しかし、検証を行っている組織それぞれの立場や検証の目的がバラバラであることや、検証のプロセスが公開されていないことなどから、事故の全体像が見えない状況が続いています
我々は民間・独立という立場を活かして、市民の皆様と一緒に開かれた形での調査・分析を行って参りたいと考えております。この夏から始まりました我々の事故検証作業につきましては、「結果」としての報告書の公開(2012年3月)と共に、どのような調査・分析を行ったのかという「プロセス」まで公表する予定です。
今回「オープンな事故検証」の一環として、この「民間事故調」を立ち上げました。ここでは我々の調査において鍵となる「この事故の謎」や「これまでの研究を通じてどうしても解明できていない点」などについて随時お知らせし、皆様から関連情報をお寄せ頂きたく存じます。ぜひ当プロジェクトについて関心をお持ち頂き、原発事故について「こんなことを知っている」「こういうことについて掘り下げて欲しい」などの情報提供をお願い致します。
福島原発事故の真実を明らかにするためのこの検証プロジェクトにぜひ市民の皆さんのお力をお貸しください。


情報をご提供頂きたいテーマ

 1. 避難に際して東電や自治体・国からの情報が錯綜していたと言われるが、実際の避難指示はどのように行われたのか
 2. ベントや避難について福島県や地元市町村、東電との調整はどのように行われたのか
 3. 地方公共団体(県、市町村)やファーストレスポンダー(消防、警察、自衛隊)、医療機関が連携するにあたり、一番障害となったのは何だったか
 4. 水素爆発が避けられなかった理由は何であったのか
 5. SPEEDIの公表の遅れに代表されるように、今回の事故では情報伝達がうまくいかなかったとの指摘があるが、どのような制度的・構造的問題があったのか
(注意事項等は、以下URLに引き続き載っています。)
http://rebuildjpn.org/fukushima/infobox

情報のテーマを見るに、より市民生活に近い目線で、どのように事故対応がなされたのかを調べていく方針のようです。どこまでの影響力があるかはわかりませんが、民間レベルでしかできないことの一つのような気がします。

些細なことでもいいと思います。
何か情報をお持ちの方は、HPをよくご覧の上、ご協力されてみてはいかがでしょうか。

失礼します。
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