※この記事は、11月13日 【内容起こし】野呂美加さんお話会「チェルノブイリからフクシマヘ」【その②】の続きです。
7月24日 【動画で見る炉心溶融】をご紹介に関連しています。

<01:01:00頃~>
(野呂さん)
 それから、肥田舜太郎先生という広島の原爆をお受けになられた方ですね。その方が、今でも94歳でおっしゃってたのは、健康の秘訣は、早寝早起き、それから一日3食決まった時間に食べるということですね。それから、暴飲暴食をしない。お酒は一日一合で、たばこはダメというように言ってるんですけど、子供は食べ物のわがままを言わない。それから便秘を治しておくということ。便秘は万病のもとというか、腸が、腸内細菌が抵抗力を決めると。だから腸が健康であったら、抵抗力があがるわけです。いいわけです。
 一生懸命ヨーグルトって言ってるけど、ヨーグルトは実は動物性の乳酸菌っていうのは、腸まで届きません。「え?」って思うでしょ?ヨーグルトを食べて便秘が治った人は、居ないはずです。どうしてかっていうと、ヨーグルトは胃酸で分解されちゃうんです。動物性の乳酸菌は。
 腸まで届く乳酸菌は、漬物とかそういう植物性の乳酸菌は腸まで届く。だから和食が良いですよと言ってるんですね。

 腸内細菌が良ければ、抵抗力がいいと。
 心配しすぎが良くないと言っているのは、確かにそうなんですね。それは、心配しすぎると下痢する人居るでしょ?私たちの精神と腸が連動してるから、だからこれからは、正しく心配しながら、でもやっぱり『人事を尽くして天命を待つ』とかですね、精神的には、そういう自然界の大きなものにゆだねるということは、絶対精神的に自分が立ちなおっていくために必要です。
 お母さんたちも怖くなってきたりですね、子供はもし体調が悪くなったら、半狂乱になるわけですね。そういう時は落ち着いてリンゴのすりおろしでも食べさせて、子供には絶対心配な顔を見せない。
「大丈夫だから」
といって、自分はすごい心配で泣きそうになってもですね、本当に子供を治してくださいと、そういうふうに祈って乗り越えていくしかない。
 この状態ではですね、医学というのはほとんど役に立ちません。急に行って検査しても良くないから。この状態で転地療養するというのが、一番この段階ではいいです。
 今年は特に食べ物のことについて言ったら、国の暫定基準値がすごい高い。農業者を守りたい。何事も無かったように、事故前の生活に戻したい。それからお金で補償したくない。正直に言えば。そういうことで、基準を緩くしてる。 そのために皆さんに「安全です」というふうに言ってる。
 でも、私の経験上ですね、子供の被曝はゼロ被曝でいかないといけない。食べるものは。それくらい厳しいです。
 だから、それがお母さん1人の努力でできないことで、政治的にやっていかなきゃいけない。この問題は本当に大変なんですね。
 『安全か、安全じゃないか』という論争じゃなくて、嫌だとか不安だとか、だからやめてほしいということは、駄目なことはダメなんだって言っていいんです。
「いくら安全だと言われても、私は嫌だ」
という感情をちゃんと言っていいんです。
 東京のある校長先生がこういうふうに言ったんです。
「『安全』より『安心』をとります。これは、国が安全基準を言ってるので、校長先生の立場でそれを否定したり何かしたりすることはできない。でも、お母さんたちがすごい心配してるのは判る。だから、私は『安全』より『安心』をとりますよ。だから、今年の給食は、お米は古米を用意しました。お母さんたちの『安心』を優先します。」
 わかるでしょ?
 これは大人の知恵ですよね。叡智というんです。その言葉で皆が救われて、お母さんたちが泣いていたと。あったかいなぁと。
 「国が安全と言ってるから、安全ですよ」というように言う人は、ロボットです。
 そんな人にお金払う必要ないですね。
 そんなことを聞きにいってるわけじゃない。それをどうにかしてほしいから、相談しに行ってるわけですよね。
「そうだね、お母さん、心配だよね。どうしようか」
 そのお母さんの心配を受け止めて、解決してくれた。そこなんですよね。それが出来ない人が今、すごい増えていると、何のため?と。何事も無かったかのように装いたいと。
 でも、済まない。放射能っていうのは、必ずですね、結果を出してきます。だから、ごまかしは効かないです。
 今年1,2年ごまかし切れても、必ず出てくる。だから、チェルノブイリの子供たち、5年6年放置されて、あんなふうに悪くなって、海外の人たちが皆助けに入った。
 なぜ助けに入ったかというと、学校の先生たちが、「このままでは民族が滅びる」ということで大運動を起こしたんですね。そして、ドイツの人たちが保養で受けてくれて、これは世界中に広げなきゃいけないと呼びかけてくれたんですね。私たちは応じたんですけど、中は中で先生たちがすごい逮捕されてる。外国に子供たちを出すなんて、旧ソ連ですね。社会主義国だったんで、そういう国民を外に出すということはですね。
 ところが、旧ソ連が崩壊して、子供たちがパッと出られる隙間ができて、たくさん子供たちが出られるようになったけど、それまで先生たち、投獄されてましたよ。
 それまでのことをやらなければ、子供たちを助けられない。
 家を燃やされている人も居ますよ。今でも。独裁政権で、チェルノブイリの放射能の被害のことを言ってはいけないと。お医者さんとして、それは黙ってられないということで、データを発表したあと、刑務所に入れられて5年間刑務所に入った人も居ます。このデータを出した人は。
 それだけですね、真実をつまびらかにしない。この放射能のことに関しては、そういう恐ろしいことがあるということですね。
 私たちにまずできることは、口から入るものをなるだけ子供たちに放射能を与えないということですね。
 それから、疎開や移住に関しては、大変なことかもしれないけど、これは政治でやってかなきゃいけないことで、逃げられないということがあってもですね、それは本当に自分たちの政治の問題なんだということを自覚してください。
 運命とかじゃないんですよ。
 確かにベラルーシのお母さんたちはそういう運命だった。国に逆らったら殺される運命ですよ。酷い時は。
 だけど、ここは日本だから、逆らったら待遇が悪くなるだけですね。いろんなこと言う人いるかもしれないけど、その人たちのために生きてるんじゃない。私たちの命は、この身体は、私たちに頂いたものであって、これは本当に自分の好きなように生きていいよと、そういう時代に入って、そういうふうに与えられたものが、誰かの顔色伺いながら、言いたいことも言えないという状況を子供たちに残してはいけないということですね。
 あんなふうにですね、???に確かに子供たちが来てくれて、1か月楽しかったけれども、帰す時にその分の悲しみがすごかったですよ。
 そういう思いをして、今年、イタリアの人たちが日本の子供たちを帰してくれた。
 向こうで尿検査もして、甲状腺検査もして、数人の子供が引っ掛かってましたよ。
 日本がちゃんと国の責任で健康診断を毎月サクサクとやって、そしてリスクの高い子供たちは、ちゃんと医療のルートにのせて、そうじゃない子供たちは発病を防ぐために保養に出すと。
 このイタリアの人たちは、3年間ベラルーシの子供たちを同じ子供を呼ぶと、小学校4,5,6と、3年続けて呼んで、身体の中の放射能を出すと。これはなぜかというと、中学生・高校生になる細胞分裂がものすごい盛んな時が、一番危険なんですね。
 その前に放射能を出しておくと、そういうことを考えてやってるわけですね。
 ところが、私たちがもしそれをやったらですね、なんて言われたかわからない。
「お前ら、それはエコヒイキしてるだろ」
と。
 日本人というのはですね、何にもわかってないんです。
 とっても優しいんですね。
 私はイタリアの人も優しいなと思うけれど、一番やさしいのは、私は日本人だと思う。
 だって、人のこと考えて我慢して、モノを言わないとかしてるでしょ?
 本当に優しいと思う。
 だから、ベラルーシの子供たちがあんなになつく。「おかあさん、大好き」と。
 で、なぜ、それがですね、ボランティアが盛んにならないかと、本当にイタリアに日本の子供たちを出す時に、「医療保険どうなってますか?」と聞いたんです。もし向こうで病気になったり発病したりしたら、けがの保険は入ってるけど、交通事故とか。そしたらイタリアの人がこういうふうに言いました。
「保養で来た子は、全部国が医療費を持ちますよ。ところで日本はどうなんですか?」
って言ったら、うちのスタッフは「隠した」っていうんですね。「ごまかした」って。
「なんでごまかすの?」
と。ベラルーシの子供が来て、もし医療を受けなければいけない状態になったら、自腹ですよ。なぜ心のあったかい日本人が、そういう状況化っていったら、ここ(知)なんですよ。ここ(知)。
 だから、お前たちのやってることは、非効率的だというわけですね。
 例えば1人の子供を呼ぶのに、10万から15万、その年のレートによって変わります。10万から15万。「高い」と。一人の子供が1か月の保養にでて、元気になるのに、15万で高いなんて私、思ったことないですよ。自分の子供だったら、もしそれで元気になるんだったら、お金持ってるんだったらいくらでも出すでしょ?
「15万で1か月子供たちが健康になるんだったら、安いの高いのの問題じゃないじゃない」
って思うけど、「高い」と。「それで薬を買ったらたくさんの子供が救える。非効率的」と。
 法律の問題にすり替えるとか、「少ない子供しか呼べないから差別だ」とか。全部これ、理屈なんですよ。人のやってることに対して。そして、この言ってる人たちだって、1人1人は優しいんですよ。でも何か行動を起こす時に、ここ(知)で全部自分たちで頭でっかちになって、行動を起こすから、全部ダメな行動になってるんです。
 で、ある時ですね、募金の名簿を見てたんですね。
 こんな文句を言ってる人たちは、募金してない。「なんで募金してない人の文句をいちいち聞いてるんだろう」と思って、その人たちとコンタクト一切取らないことにしたんですよね。返事してももったいない。
 本当にですね、そこで考えてると、ここ(知)に偏ってるとろくなことないんですね。皆いい人なのに、分断されてるんですよね。この思いを、助けたいという、本当にもう、
「うわー、子供たちを助けたい」
っていう、これはもう私のエネルギーですね。これはここ(情)です。
 そして、絶対にここで、それをあとからですね、理屈を考えなきゃいけなくて、いつも苦労するんですけど、世の中の人に判ってもらうために、屁理屈をつけなきゃいけないんですけど、子供を愛するのに、効率よく愛せるなんてこと、無い。
 例えばお母さんがですね、ご飯を作って出してくれた時に、
「今日のご飯、効率よく作っておいたから」
って言われたら、がっかりしませんか?嫌でしょ?
「あなたのために一か月かけて仕込んでおいた漬物だ」
とか言って、
「本当に時間かかったんだけど、あなたが来るの楽しみで、用意しておいたわ」
とか、そういうふうに言われたら嬉しいでしょ?そういうことなんですよ。
 子供たちを助けるために効率よくなんか、愛せないから。
 だけど、賢くやることはできますよ。救援グループを作って、救援したいとやってくれるというところとうまくつながっていくためには、個人ではなくて、団体をつくらなくちゃいけない。そういうことなんですね。それは賢さだから、私たちも知恵をつけながらいけないわけですね。
 だから、あーでもない、こーでもないと言う癖が私たちの中にもあります。あると思ったときに、だから、「あ、この人、これやりたい。」
 もう本当にぱっと思いついて言ってることを、ここ(知)で否定しない。尊重してあげる。
 「だけど、思いついてあんたがやりたいって言ったなら、あんたが最後まで責任もってやりなさいよ」
 そうするとその人が生き生きして、最後までやりきるために苦労するけれども、成長していく。それを勝手に周りが、あーでもない、こーでもないということで、人間の行動が狭まっていく。日本人というのは、どうしても安全な道だけを、『石橋を叩いて、石橋を叩いて、安全な道だけ残していく』わけですね。
 でも、もっといろんな体験をしてもいいんじゃないのかな?と思います。20年やってみてね。そのほうが、
「あの時辞めなくて良かったな。辞めてたら、凄い後悔してたな。」
 子供たちの身体から、放射能が出ていくというのが、初めて4年後くらいにわかってきたんですね。そしたらですね、ある人がこういうこと言ったんですね。またこの人たちが、ダメダメ頭でっかち軍団が、こういうこと言ってくるんです。
「身体の中から放射のが出ても、また汚染されたところに帰るから、意味がない」
 こういう人たちっていうのは、たいてい新聞でコメントする人たちなんですね。
 そうすると、
『チェルノブイリのかけはし、保養でこんな何%、効果がありました。』
こういう記事になるわけですね。
 最後、今流行りの専門家のコメントがくっつくわけですね。
『保養に出ても、また帰った後に汚染されたものを食べるから意味がない』
 あほか!!??と。
 こういうふうに、例えば30ベクレルあった子が、15ベクレルに下がりましたよと。でも、もしこの子が保養に出てなくて、この子が帰った後ですね、また汚染されたものを食べて30ベクレルプラスされたら45ベクレルですよと。ところが、この子を保養に出てなかったら、プラス30したら60でしょ?だから、なるだけ私たちは保養をしてる間に新鮮なビタミンとか果物とか、私たちはEMX GoldというEM菌から作った抗酸化物質を飲ませて排出力を高めています。抵抗力をあげて。なるべく15ベクレル残らないで、ゼロベクレルまで行くようにやってます。
 こういうですね、何もやらなくても同じじゃないかと頭で思ってることも、正しくないで思いつきでパッと言ってるだけですね。
 だから、自分が一体どこの回路を使ってしゃべってるかを自覚して、人のやってることを止めたり非難したりしないということですね。
 そういう自分の感情を乱されたくないから、相手の行動ですね、非難してる場合もあります。

<01:17:00頃~>
 これですね、最後にちょっと放射能の数値の話と、ベラルーシで私たちがやってきた活動の話をちょっとしたいと思います。
 一体いくらくらいだったら安全なのかという話をですね、してみたいと思います。
<01:17:20頃~VTR開始>
(ナレーション)
 村人全員が移住してしまった壊村です。ここはチェルノブイリ原発から約180㎞離れているところです。この村の子供たち全員が、病気になりました。
 それから慌てて政府の人たちが調査にやってきて、あっという間に村人全員が移住させられました。
 ここのセシウムカントは、約400カウントでした。
<VTR停止>
(野呂さん)
 ちょっと見えにくいと思うんですけど、0.412マイクロシーベルトですね、このカウンタで言ったら、下3桁が小数点です。ですから、0.412マイクロシーベルトで子供たちが具合悪くなった。これはどういうふうに具合が悪くなったのかというと、放射能の被害というのは、先ほど言ったように体質だとか、その家系の弱いところから現れるので、ここでもし同じような被曝をしても、現れ方は全く同じではありません。
 ところがこの学校は特異なケースで、ほぼ8割がたの子供たちが、ある日突然学校の黒板の字が見えなくなった。ご覧になってわかるように農村地帯で、本当におとぎの国のような木造の小屋の中ですが、テレビは無い。テレビゲームも無い。マンガもない。子供たちは朝から晩まで外で遊んでるような環境で、目が突然かすんで見えなくなった。黒板の字が。
 それで、それを学校の先生が科学アカデミーという政府の期間に通報したら、科学アカデミーの人がやってきて、すぐに廃村という、その日のうちに決定してしまった。
 そして、チェルノブイリで決定的に違うことは、日本と決定的に違うことは、これは社会主義の国だから、土地や家とか財産は全部国のものなんですね。撤収といって、次ここに移りなさいと言われたら、皆移らなきゃいけない。大統領から借りてるものなんですね。家は。だから、財産の保障も何もないんですけど、次に住む家を保障するのは、国の責任になっているんですね。
 日本が移住政策が進まないというのが、これは資本主義社会ですから、財産を保障しなければいけないという頭があって、国が何もしないということですね。放射能が安全だから何もしないということではないというふうに私は理解しています。
 そういう国でですね、じゃあ、本当のところ、0.412でこの村は廃村になったんですけど、大体0.5マイクロシーベルトで廃村になってる。
 国にまだ勢いがあるときは、どんなに離れていても廃村してます。100㎞、200㎞、400㎞離れていてもホットスポットと言って、そういう数値のところは出してる。
 で、「0.4随分低いね」というけれど、事故前は0.5くらいあったら、放射線管理区域といって、一般の人間は立ち入り禁止のところだったんですね。この数値でも。
 それをいきなり事故後ですね、「安全です」というふうになってしまった。これは、自分たちの都合です。それは本当にはっきり言いますね。
 だから、私たちがチェルノブイリの救援として入ってるのは、0.07マイクロシーベルトから0.04とか、0.045とかそういう地域の子供たちを救援してきました。それ以上の数値のところに人が住んでいるのを見たことが無いから。
 それは立ち入り禁止にしてですね、看板立てて、必ず人を移住させてました。
 特に一番危険なのは、除染作業ですね。
 これは、旧ソ連というのは、そういうとこちょっとめちゃめちゃなんですけど、移住させるときは、まず若いお母さんと子どもですね。30㎞圏内は、立ち入り禁止にして1週間のうちに妊婦さんとか小さい赤ちゃんとか、子供とかを先に移住させました。1週間で、14万人。
 それはもう国の力でバス動員して出来るんですね。
 そしていろんな家畜だとか生き物を移住しない地域に移して、ご年配の方が出てきたというような形で、科学的にまず放射能に弱い人たちを先に出すという、リスクの高い人たちをですね。
 そういうことをやってるわけですね。
 ところが日本の場合は、飯舘村なんか見てても、全部個人の努力に還元されていくというのはですね、責任放棄ですね。
 危なかったら瞬時に出すべきなんです。
 そういうことをやらない。
 しかもやら??ても、皆何も言わないと。
 「これが県民性です」と結構皆さんおっしゃるんですけれども、こと子供たちの未来を削ることになるかもしれないことなので、「県民性です」ではですね、済まない。そういうふうに思います。
<VRT再生>
 この、あとですね、これはもう本当に汚染された土地なんですけど、なぜ子供たちがここまでその数値で具合が悪くなったかというと、自給自足なんですね。ベラルーシっていうのは。
 この家の周りに畑があって、ほぼ90%以上ですね、バターもチーズもヨーグルトも全部自分たちで作っていくと、そういうほとんど食べ物を買わないですね。こういう村で。全部自分たちで作ってる。汚染された畑はずっと耕して、汚染された食べ物が流通してるということは、日本でも同じです。
<01:24:00~VTR再生>
 次にですね、3月27日の郡山市の放射能の数値です。
 私、かけはしのスタッフがいわきにも居て、どうしても【アラーム音】これは、今すぐ立ち去りなさいという警報音ですね。8.788マイクロシーベルト。それから1.797マイクロシーベルト、それから4.105マイクロシーベルト、8.788マイクロシーベルトと。
 これが3月27日の時に出ていた。放射能の風が。どんどん数字が変わってるのは、その吹いてくる放射能の風が違って、放射能の量、風の含んでる放射能の風が違うんですね。この時に、私たちは何も知らないでいて、テレビで見て10分の1くらいというふうに思っていて、
「そんなもんか。10分の1だったら、0.1いくかいかないかくらいかな」
と思って行ったところ、ピーピー鳴りだしたと。
このカウンターで8788という数字を、本当に異常だと。チェルノブイリでこのカウンタで1000超えるところは、立ち入り禁止の看板が立っていて、たいていそういうところは森とか大森林の、<音声不良>明らかに3分の1減るわけですね。
 だから、
「無用な外出は避けない」とか、「クラブ活動はもう辞めてください」とか、「赤ちゃんとかお母さん、妊婦さんは外に出るんじゃない」という一言があれば、そういうですね、余分な被曝は無かったと。それはもう取り返しがつかないことですから、後は私たちが発病を予防するために、自分の健康を気遣っていくしかないんですね
 先ほども言ったように肥田舜太郎先生という方がいて、広島・長崎でも被曝された方でも、今でもやっぱり健康で生きてらっしゃる方がいる。それは先ほども言ったように、たわいのない健康法です。
 早寝・早起きしたりとか、そういう食事を気を付けるということと、それから、一番大事なのは、何か異常があったら、すぐに病院に行って早期発見・早期治療をしてもらうと。
 ところがですね、広島・長崎の原爆を被曝しても、3年も4年も自分でおかしい、おかしいと思いながらも病院に行かない人が居ると。怖いから。
 そこが問題だと。そういう人は病気を重くしてから行くから、大変なんだというふうに言ってたんですね。
 今、福島県でそういう医療の問題ですね。やっぱりサクサクやってくれないようなことを聞いていますが、これは本当に皆さんでですね、「そうじゃないんじゃないか?」という声を挙げていかないと、平静を装っていても、早晩子供たちに異常が出てくる。
 大人というのはですね、細胞分裂をそんなにしてないんですね。細胞のコピーを、私たち40代中盤以降になってくると、コピーをしてるだけなんで、それも頻繁にやってない。スピードも遅くなるわけですね。
 そうすると、惨いことに、子供たちの具合が悪くなるのを見ていくだけになってしまうこともあるわけですね。ご年配の方だと。
 ですから、やはりですね、何のためにやるかって言ったら、子供たちの・・・。
<炉心溶融VTR再生>

(野呂さん)
 この映像を見てですね、3月11日から15日にかけて、福島原発で何が起こったか判ると思うんですね。燃料がもう溶けて、コンクリートの床面貫通して、さらにそこからどういうふうになってるか誰もわからない。テレビで本当のこと言ってくれないんですね。
 本当にあの時私も北海道に居たけれども、とにかく祈るしかない。テレビを見ていたらですね、3月4月ですね、今日も燃料棒の半分まで水が来たとか来ないとかずっと言ってたのを思い出してほしいんですね。そうすると、みんな同じテレビ局で同じ話をしてると、「いったい誰がこの変てこなストーリーを考えてたんだ?」と、そういうふうに思います。
 これ(VTR)が事実ですね。
 だからあんなにジャージャーと水が漏れて、水がどこからか漏れてきてわかんないみたいなこと、言ってますけど、底が抜けたんだから、原子炉の底が抜けたんだから、水がごっそり落ちてくるわけですよね。それをどんどん海に流してしまったと。海のものは、もうここしばらく、10年20年の単位で、しばらくこの近海で揚がったものは食べられないと思います。
 それほどの強いものを流してしまったと、そういうふうに思って間違いないと思います。
 既に7月の段階で、北海道に上がってきてる鮭とかマスとかに放射能が発見されていて、それはその時まだ43ベクレルとか2ケタですけれど、この頃は福島沖で獲れたものは、4ケタのベクレル数になってきてると。
<01:36:00頃まで>

【その④】に続きます。

失礼します。
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