ツイートで教えていただき、最近あまり見ることがなかったIWJ CH6の緊急配信を見ることができました。
最初は15,6人ほどの方しか見ていなかったのですが、実況ツイートをするにつれて、徐々に広まっていった感じがありました。


福島の浪江の方だからこそ、言えることがあると思います。

それを伝えるお手伝いが、微力でもできればとおもい、内容を起こしました。
可能な方は、是非動画をご覧になってください。

どうぞ。

11月4日 福島県浪江町から来た酪農家の方の経産省前アピール行動
http://www.ustream.tv/recorded/18294561 (105:37)

<以下、お時間のない方のために内容を起こしています。ご参考まで>

【吉沢氏、インタビュー】
「戦わなければ、精神的に折れて、自殺しちゃう人も出てきてしまう。」
「被爆地帯にあるけれど、僕はこの人たちと一緒に運命を共にする」
「食べ物は、今、二本松に避難しているが、浪江の週一とか通って面倒見ている」
「日本獣医生命大学のチームが調査で、元気よく生き残っているが、被曝してる牛を毎週20頭ばかり尿と血液を送って、セシウムを測っている。除染効果のある飲み水を飲ませている。追跡調査で結構落ちている。長野県が作った
創生水を飲ませているが、落ちている。その水を撒くと、セシウムが落ちてる。」
「今牛は300。150は牧場にいて、残り150は野良牛。その野良牛は双葉郡全体では1500~2000頭と言われている。国の方針は殺処分。農家の同意を得て捕まえて殺してしまえ。僕らはそうじゃなくて、被曝研究調査の研究対象になると思っている。命を粗末にしない。経済的には意味はないが、被曝の影響調査になる。」
「被爆地帯でどうやって絶望せずに生きるか。いつか自分の牧場を復活させたい。希望の足掛かりになれれば。」
「被曝した家畜のデータをちゃんととらなきゃいけない。原発の事故にちゃんと向き合わなくちゃいけない」
「浪江町は発電所はない。線量もひどい。被害ばっかり。米は多分二度と多分作れない。」
「町をあきらめる、町がくずれる。そういう状況が始まっている。役所は町に戻ろうというが、意味があるのか?皆『帰れない』と言ってる。意味探しになってる。7か月で諦めていいか?残された道は戦うしかない。失われた人生の償いを求めて。」
「私は選択した。自ら被曝をして牛を生かす選択。私は被曝の怖さがわからない。僕だってぴんぴんしてる。建屋の中で作業してくれている労働者たちはどうなのか?バタバタこれから死んじゃうよ。死ぬと思う。彼らは。その上に成り立っている原子力。それを隠してきた。」
「そういう電気で成り立つ関東の人たちに言いたい。お金を払えば、そういう電気を使って便利な生活をしている。福島の生の声を東京の人たちに伝えたい。」
「私の話を聞いて、泣く人も居る。」
「福島のコメを食べ、福島の野菜を食べ、福島の電気を使っている東京の人たちに、考えてほしい。」
「14㎞地点で農家を続ける覚悟をしている。残り人生は20年だと思っている。」
「自衛隊の方々も決死の覚悟で対処してくれた。そういう人も必要。逃げないで頑張りたい。」
「3月17日頃?経産省、農水省、各省行った。対応してくれた。福島から初めての訪問だたらしい。泣いて対応した人も居た。」
「仮設住宅の電気代を東電に持てと、今運動している。なぜ東北電力に電気代を支払わなければいけないのか?一つずつ突破していきたい。」
「東電とは6,7回の話し合いをした。うちの被害額は億単位。いの一番に街宣車を回したから。うちの社長は喜んでる。抗議することの意味。取れるものはちゃんと取る。」
「東京に出てきて、渋谷などで人を泣かせるような演説をして、人の心を動かしたい。運動していきたい。そのレベル。」
「ほとんどの警察官は、好意的に対応してくれる。福島のようになりたくないということもあるだろうし、東北出身の方もいる。」


<35:00頃~>
【吉沢氏、街宣車で演説開始】
皆さん、そしてご通行中の皆さん。
11月4日 経産省前抗議アクション福島県浪江町で330頭の牛を飼っております。牧場です。
3月11日に起きた大震災、大津波。そして12日から始まった福島原発の爆発、放射能漏れ大事故によって、私の浪江町では2万人、皆は家を追い出され、双葉郡全体では、10万人の人々が自分の家に戻ることも許されません。
私の浪江町では、海岸の港町は、大津波によって木端微塵に粉砕され、復興の「ふ」の字もない絶望的な被害の状態であります。
そして、原発の放射能に追いだされる形で、早7か月、浪江の2万人を超える町民は、家に帰ることも許されず、今避難所や仮設住宅で希望を失いながら、精神的に折れてしまう方が大勢います。
私の浪江町では、原発の放射能に酷く汚染をされ、もう二度とコメ作りは不可能だと思います。
こうやって、放射能に汚染された自分の浪江町に戻る意味はあるでしょうか?
意味はないと思います!!
皆さんに私の浪江町は、チェルノブイリと同じように、福島原発の放射能で滅茶苦茶に汚染をされ、もう町に戻ることはできないと思います!!
こうなってしまったのも、全て東京電力福島原発の、あの爆発事故のせいであります!
私たちは、被曝をした避難民として仮設住宅や避難所で、人生終わってしまうかもしれないんです!
原発のせいで、東京電力のせいで!
僕たちは!
家を追い出され、仕事を失い、未来への展望を多くの町民は今失い、避難所で、この国をどうやってつごうか、みんなが本当に絶望的な状況にあります。
私の牧場では、今なお原発の放射能の汚染されながら、330頭の牛は生きております。
しかし、放射能に被曝をして、経済的な意味は無くなってしまったんです。
売り物ではありません。
亡骸は持ってこないでください。断られました。
私の??の意味は無くなったんです。
原発のせいで!
東京電力のせいで!
私の近所の酪農家は、????、諦念の中搾乳もできずに、全部搾乳機を置いて、逃げるしかなかったんです!
こうやってその牛たちは、諦念の中、水のない、エサもない、見捨てられて、やがてやせ細って倒れて死んで腐って、ミイラとなって今、私の仲間の牛舎はそういう状態が、地獄のような状態が、どこの牛舎でも当たり前の光景になっています。
しかし、私の牧場では、今なお牛たちは、???の草を食べながら、元気よく育っております。
しかし、経済的な意味は既に無くなりました。
一体この状態をどう考えたらいいでしょう?
生涯の仕事として牛を飼い、??を貰い、それが意味が無くなった!
東京電力のせいで!
原発のせいで!
私たちの人生を奪った東京電力と国に対し、この償いを一生涯懸けて、この償いを断固として求めていくしかないと思っております!!!
牛を置いて逃げざるを得なかった酪農の皆さんの無念の気持ち。
大勢の畜産農家の無念の気持ちを、私は今想います!
今、福島県は、『原発すべて廃炉!』
そういうことを福島の県議会は、成立して決めました。
福島県では、もう原発の時代は終わったんです!!
原発はいらない!
それが福島県の答えであります!
今、福島原発の放射能に汚染された、福島県のセシウムまみれの農産物は、
「福島県のコメは持ってこないでほしい」
「福島県の野菜はいらない」
「福島県は、放射能のばい菌だ」!
そういう風評被害から始まる差別の状況。
私は、耐えることなどできません。
福島県は、50年間に渡り、関東や東京のみなさんの使っておられる電気供給のために頑張ってまいりました。
水力発電所、火力発電所、10基の原発。
全て東京や関東のみんなの便利な暮らし、豊かな暮らしのためです!
なのに、今、その頑張ってきた福島県が犠牲となり、踏み台にされ、差別を受けている!
そういう場所に、私はこの宣伝カーで出向き、福島県の農家の気持ち、生の声、牛飼いの気持ちを訴えていきたいと思います!
東京電力のせいで!
福島原発のせいで!
福島県の未来は、失われてしまいました。
今、さっきのコメの収穫が終わって、リンゴの収穫、干し柿だって、全部だめになって、弁償を求める交渉が、今続いております。
皆さん、福島県をダメにして、福島県を踏み台にして、福島県の未来を奪った、東京電力と国に対し、私の人生の残りを懸け、戦っていきたいと思います。
今、経産省のこの本庁舎の角に????。
脱原発のウェーブは、今日本のあちらこちらに広がろうとしております。
本物の波だと思います。
その波を本物にし、この波がどんどんと東京の皆の心に届くように、私も頑張っていきたいと思います。
今、被曝した牛たちは、売り物ではありません。
仕方なく、しかしながら生きております。
私たちは国や農水省に対し、この被曝した牛たちを、被曝研究評価の生きた材料として、生きた証人として、役立てていただきたいと繰り返し要請をしております。
ところが皆さん、国や農水省の返事は、
『殺処分』であります。
『薬を使って全部殺してしまえ』
『同意書にハンコをついてくれ』
そういうことの繰り返ししかない!
今の国の政府の方針!
行き詰まりだと思います。
多くの家畜が、警戒区域内で命を絶たれました。
そして、生き残った1500頭にも上る野良牛状態の牛に対して、餓死という国の方針は、
『殺してしまえ!』
殺処分であります!
私たちは、水もエサもなく、餓死した姿は、生き物や動物に対する最悪の虐殺であります。
そして、今国が出している殺処分という方針は、証拠隠滅の抹殺であります!
私たちは、まだ力が足りません。
私たちは希望の牧場という、この警戒区域に生き残った牛たちを守る。
被曝研究利用に役立てる。そういうプロセスを呼びかけております。
しかしながら、まだ実力が足りません。
国や農水省に対し、もっとも正しいと思われている、この被曝研究調査の家畜を生かす、第三の道を必ずや認めさせていきたいと思います!
これがなくて、どうして警戒区域や被曝地、震災地が復興の足掛かりができるでしょうか?
証拠を消して、埋めて。
今警戒区域内では、新聞・マスコミに対する取材規制が、滅茶苦茶強化されております。
『一切知らせるな。』
『一切取材するな。』
『一切国民に、警戒区域のその感情を見せるな』
こういう経産省、国家側の理不尽な言論の自由、知る権利、憲法違反のこういう??経産省の方針に至り、今大手メディア・マスコミの方々が、本当に抗議の声が沸き起こっております。
警戒区域の生の声、生の状態、皆で知ろうじゃありませんか!
動物たちが餓死して、今ミイラの状態です。
???置き去りにされ、劣悪にさまよっている、そういう光景です。
????は、津波によって、復興の「ふ」の字もないほど滅茶苦茶に粉砕をされております。
我が浪江町、??ないかもしれません。
絶望的な状況の浪江町の中にあっても、僕は希望の灯をともしたいと思います!!
放射能のリスク、放射能の危険にさらされながらも、僕は、自分の牛たちを見捨てはしなかったし、そういうリスクがあるところで絶望的な状況であっても、自分たちの実力で、自分たちの努力で、この見放された警戒区域、浪江町、復興の一点の明かりをともすために、頑張っていきたいと思います!
経産省の皆さん、考えてください!
福島はこのことを覚えています!
あっちでもこっちでも、原発の状態は安全なんてとんでもありません。
地震が来れば、津波が来れば。
だから、浜岡の原発だって止めるしかなかったと思います。
原発に頼るような、そういう世の中の終わりが、今始まっているんだろうと思います!
セシウムまみれの汚染の中で、福島県は『原発全部廃炉!』
原発一揆であります!
この原発一揆の熱い炎を、この東京から、福島から、全国のあちらこちらに、大きくうねりとして、盛り上げていこうではありませんか!?
私も東京に度々やってまいります。福島の二本松で仮設で避難をしておりますが、度々やってきては、福島県の皆の気持ち、牛飼いの気持ち、訴え続けていきたいと思います。
どうか、よろしくお願いをいたします。
希望の牧場を、代表をやっております。
エム牧場浪江農場代表の吉沢正巳です。


皆、考えてください!
もう原発の時代の終わりの始まりです!!
経産省の皆さん、福島の状況を考えてください。
あんな福島のことが、他にどこかで起きれば、日本の未来は破滅です!
原発によって日本の未来は、破滅になってしまうだろうと思います!
どうぞみんなで一緒に考えてください!
言い合いではなく、考える力。
自分の頭で考えようではありませんか!
どうかよろしくお願いいたします!
ありがとうございました!!

【演説は終了。】
<まだ続きますが、起こしはここまでとします。>

失礼します。
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