※この記事は、
10月23日 除染後の放射性廃棄物の行方【仮置き場すら確保できない現状・・・】@河北新報社の社説
10月12日 環境省:震災がれきの受け入れへ自治体や状況を調査へ【「健康被害の心配がないがれき」とは何か?】
9月25日 環境省有識者検討会:10万ベクレル超も管理型処分場で埋め立て容認へ・・・
9月14日 横浜市:市民の抗議で汚染灰の埋め立て延期へ【周辺住民に説明なし】
9月10日 横浜市:汚泥・焼却灰の埋め立て発表・・・【相次ぐ抗議】などに関連しています。

東日本大震災:がれき広域処理、「搬入可」54市町村のみ 4月調査から激減
毎日新聞 2011年11月2日 東京夕刊
 東日本大震災で発生した岩手、宮城の災害廃棄物(がれき)を発生地以外で処分する広域処理について、環境省は2日、全国の自治体に行った調査を発表した。54市町村・一部事務組合(11都府県)が、「すでに受け入れている」「受け入れを検討している」と答えた。だが、放射性物質への不安から受け入れをためらう自治体が多く、4月調査の572市町村・一部事務組合に比べて激減した。政府ががれき処理の目標と掲げる13年度内の処理終了は難しそうだ。【藤野基文】
 調査は被災した岩手、宮城、福島の3県と沖縄県を除く43都道府県を対象に実施し、
  (1)既に受け入れている市町村がある
  (2)具体的な検討を行っている
  (3)検討を行っている--の3段階で聞いた。その結果、
(1)は東京都と山形県の6市町村・一部事務組合、
(2)は2市町村、
(3)は46市町村だった。具体的な市町村名は「住民からの苦情が来る」という理由で公開していない。
 一方、環境省が4月、今回の4県と茨城の計5県を除く42都道府県を対象にした調査では、572市町村・一部事務組合から、年間最大488万トンの受け入れ表明があった。
 環境省の試算では、発生した災害廃棄物は、岩手県で発生する一般廃棄物の約11年分に当たる476万トン、宮城県で19年分に当たる1569万トンの計約2045万トンに上る。生活圏の廃棄物だけは8月中に仮置き場へ移動が済んでいるが、その先の処理が進んでいない。広域処理を希望する廃棄物の量は岩手県で57万トン、宮城県は石巻地区だけで294万トン。
 広域処理は、東京都が岩手県との間で協定を結び、2日に搬出が始まった。また、山形県で一部が処理されている。
 ■解説
 ◇「放射性」と混同、難色
 環境省の調査で、復興のカギとなる災害廃棄物の受け入れが困難な状況が明らかになった。津波などや地震で発生した災害廃棄物を、原発事故で汚染された放射性廃棄物と混同し、自治体が受け入れに難色を示していることが背景にある。
 広域処理の対象となるがれきは、事前に放射線量を測定し、埋め立てや焼却処分にしても安全なレベルのものに限られる。
 環境省の基準によると、焼却灰では放射性セシウム濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下なら通常の廃棄物と同様に埋め立て処分できる。この濃度の焼却灰を扱う作業者の被ばく量は、年に1000時間作業したとしても0・78ミリシーベルトで、一般人の年間被ばく限度(1ミリシーベルト)を下回る
 また、焼却前の状態でセシウム濃度が1キロ当たり480ベクレル(別の型の炉は240ベクレル)以下なら、焼却しても基準以下となる。岩手県内の6地域の調査では、災害廃棄物のセシウム濃度は1キロ当たり46~104ベクレルと、許容限度の5分の1~半分以下だった。
 調査は当初、10月21日を締め切りとしたが、自治体側に誤解や不信感が根強く、回答期限の延期を求める声が相次いだため1週間延期した。環境省は自治体への説明などを続けているが、結果を見る限り奏功しているとは言いがたい。
 宮城県石巻市の担当者は「今後も壊れた建物の解体などで多くのがれきが発生するが、置き場がない。県外での処理をお願いしないと復興が進まない」と訴える。復興の前提となるがれき処理を急ぐため、国には自治体や住民に対し、安全性に関する丁寧な説明が求められる。【藤野基文】
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111102dde041040005000c.html

環境省の中途半端な指針では、各自治体も市民を守れないですし、市民を説得することもできないでしょう。
廃棄物処理をする方の被曝試算について、
>焼却灰では放射性セシウム濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下なら通常の廃棄物と同様に埋め立て処分できる。この濃度の焼却灰を扱う作業者の被ばく量は、年に1000時間作業したとしても0・78ミリシーベルトで、一般人の年間被ばく限度(1ミリシーベルト)を下回る
とありますが、8000ベクレルの廃棄物処理を1000時間やったとして、0.78mSv/年になるから、健康に影響はないなどとは言えないはずです。
この作業をする方は、普通に生活もしますし、食事もされます。
それを一切考慮しないで、この作業だけで0.78mSv/年の外部被ばくがプラスされると考えれば、決して低いものではないと判るはずです。

失礼します。
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