2号機原子炉にホウ酸水注入=核分裂の可能性で―福島第1
[時事通信社] 2011年11月2日9時36分
 東京電力福島第1原発事故で、同社は2日未明、2号機の原子炉格納容器から1日に採取したガスを分析したところ、半減期が短いキセノン133、同135が検出された可能性があると発表した。溶融燃料の核分裂反応を否定できないとして、2日午前2時50分ごろから原子炉への冷却水注入ラインを使い、ホウ酸水の注入を開始した。
 2号機の原子炉の温度や圧力、周囲のモニタリングポストの放射線量に異常な変動はないため、念のための措置としている。 
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201111020002.html

東電:2号機で核分裂の可能性、福島第一原発、ホウ酸水注入開始(1)
  11月2日(ブルームバーグ):東京電力は2日未明、福島第一原子力発電所2号機の原子炉格納容器ガス管理システムから1日採取した放出ガスを分析した結果、短半減期核種(キセノン133、135)の検出の可能性があることが判明し、核分裂反応が発生している可能性が否定できないと電子メールを通じて発表した。

  東電は念のため同日午前2時48分に原子炉の注水ラインからホウ酸水の注水を開始したことも明らかにした。現状で、2号機の原子炉温度、圧力、モニタリングポストの値については継続的に監視を行い、有意な変動がないことを確認しているとしている
  経済産業省原子力安全・保安院は原子炉の状態は安定しており、核分裂が拡大し燃料が再溶融する恐れは低いとみていると共同通信が同日朝報じた。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920017&sid=a.9MOubB.lrE


福島第1原発で核分裂の可能性 キセノン検出、ホウ酸注入
2011/11/02 05:59 【共同通信】
 東京電力は2日、福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の気体に放射性キセノンが含まれている可能性が判明、核分裂が起きている恐れが否定できないとして、原子炉に核分裂を抑制するホウ酸水の注水を始めたと発表した。
 原子炉の温度や圧力、放射線量を測定するモニタリングポストの値には変動がないという。
 放射性キセノンは、核分裂に伴いできる。2号機では、格納容器内に爆発の可能性がある水素がたまるのを防ぐため、気体の交換装置を設置しており、1日に採取した気体を分析し、キセノンが検出された可能性があることが判明した。念のため、2日午前2時48分に原子炉への注水ラインからホウ酸水の注水を始めた。
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011110201000035.html

核分裂反応=再臨界の可能性があります。
たった今、10時20分より急きょ東電会見がスタートしています。(通常は11時開始です。)
また追って、ご報告したいと思います。

失礼します。
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【追記】

11月2日 2号機再臨界?東電キセノン


http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_111102_01-j.pdf

【動画】20111102 東電会見 午前
http://www.ustream.tv/recorded/18254480 (81:47)

【東電会見要約】仲間が起こしてくれました。たまたま、ありがとう!
(東電:松本氏の発言部分のみです。)
通常の状態の核分裂です。
大規模な臨界じゃない。
少しというか、たまたま核分裂反応が起きている。
核分裂が起きていたとしても、量が大きいとは考えられない。
冷温停止に関しては、すこし保安院と議論が必要だけれど、冷えてるという状況に関しては、そうである。
損傷した燃料の中で希ガスという非常に検出されやすいものが検出されている。
圧力温度の上昇からみて、臨界してる条件とは考えられないが、多少臨界しているかもしれない。
臨界の判断は、圧力容器の圧から判断するが、まぁこの程度の圧力であれば、臨界とは考えられない。
損傷した燃料の形状を推定するのはむずかしいが、どのような形になっているか、いわゆるクラスター、いわゆる溶岩のようになっているかは、これは推定できない。
クリプトンキセノン131、133,135の発生状況については、事故発生時のものが現在検出されたものと考えられ、以前からあったものと判断する。
一定時間、温度低下がおきているため、臨界条件が整って、一部の燃料が臨界ではございませんが、核分裂をして生成物として今回検出された。
冷温停止に関しては、冷温停止の条件となる100度未満を維持できているので、今回の件は影響を与えないと考えている。
東電としましては、今回の件について、保安医院、政府と相談しまして、今後の対応をご相談したい。
ただし今回のようなケースが判明したので1~3号機に関してもどうするか対応を考える必要がある。
この核種が見つかった意義ですが、希ガスとしては、他の物質と反応するものではないので、ダイレクトに大気にでてくるので、いわゆる損傷した燃料から漏れてきていると考えているが、
キセノン133の半減期が約5日、135が9時間、クリプトンが10年なので、3月の時点で発生したのであれば、減衰されていると考えられるが、比較的近い時期に核分裂がおきたと考えられる
核分裂に関しましては、自然現象として、核種が生成されていると思う。
念のため、原子炉建屋の周りの測定を行っています、中性子は測定限度以下もしくは未満であります、これまでの測定している状況から、有意な状況ではない。
中性子に関しましては、以前、浮遊していたウラン、プルトニウムを検出したことがありますが、中性子が無いということは防守線とは考えられない。
 たまたま、キュリウムが自発核分裂を起こしてキセノンを発生させることもあるが、そこを今評価しておりますが、損傷燃料から、炉停止後から、格納容器のなかで拡散されると、このような状況になるのか?あるいは、局所的な状況になっているのか、評価しているところだが、いずれにしましても温度を冷やす状況ではない。
私どもの評価は、一時的に核分裂反応が一般的な見地から起きていると考えております。
水素爆発を抑止するために窒素をいれておりますが、格納容器のフランジやら、シール部位から漏れていると思われますが、放射性物質の抑制から、STEP2の環境への配慮から、ガスを外部に漏れるを防ぐようにガス管理システムへ流すように今回の希ガスを検出できる状況になりました。今後の対応にしましては、ホウ酸水、ホウ酸の袋状のものを臨界と判断した場合は、注水ポンプから、注入するように考えている。今朝に注入は480kgを投入。
1、3号機にかんしては、このようなガスの検出は起きていない。
ただ、可能性に関しましては、2号機で起きていることは、1,3号機で起きていることも想定しております。
小規模な臨界といいますか、核分裂が起きておりますが、JAEAと相談したいと考えております。
 いろいろな現象を想定しておりますが、今後に関しましては、臨界が起きることは低いと評価しておりますし、したがいまして、今後さらに冷えていくとしましても、臨界の可能性が増えますが、それほどまぁいわゆるコントロールできない状況ではなかろうと思います。今後は早く見つけて対応をとれる手段が必要と考えられ、よく議論する必要があると考えてます。
コントロールの根拠にしましては、モニタリング
を通じまして原子炉の状況を監視可能ですので、臨界を押さえることはできると思っております。
キセノン
の量としましては、多いのか少ないのかは判断できておりませんが、現在この量が、どのくらいの核分裂反応で出てきているのか評価しております。
短半減期核種でありますので、臨界につきましては、再評価中。
キセノン133と135はほぼ同量が出ていると思われるが、きちんと評価したい。
13:51サンプリング開始、14:20、15:54(2000秒測定)
サンプリングについては、昨日、13:51~14:20サンプリングし、2000秒測定しております。今後のサンプリング予定は、今回のをもう一度測定しなおすのと、ホウ酸いれた後の落ち着いた状況でのガスをサンプリングして測定するが、今後の予定は未定。
局所的な臨界は、ガス管理システムを設置したことによって、サンプリングできるようになりましたが、もともとあったか、今回新たなガスなのか、臨界条件がそろったのか、内部の状況が変わったのかと思っております。
冷温停止に関しては、追加的な対策はガス管理システムにより、検知の仕組みを強化すると考えておりますが、物理的に他のいい手を加えることはないです。
温度・圧力をモニタリングしておりますので、再臨界がおきても、ホウ酸注入で対処できると考えている。
8月中のサンプリングで、検出可能だったのであるが、格納容器の圧力や、温度からみても検出されるものではないと考えている。
再臨界を起こす条件として、冷やしすぎてしまうことがあるので、注水量に関してのコントロールについては、よく検討する必要がある。

原子炉の原理‐核分裂(主要な核分裂生成物の核分裂収率・半減期のリストがあります。
http://www.geocities.jp/atom2314/kisogenri/untenbougai.html

【さらに追記】
福島第1原発:一時臨界の可能性 2号機にホウ酸水注入
毎日新聞 2011年11月2日 7時16分(最終更新 11月2日 13時06分)
11月2日 キセノン ホウ酸注入 東京電力は2日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内の気体に、核分裂の際に生じる放射性キセノン133とキセノン135がごく微量含まれている可能性があると発表した。同午前2時48分から1時間、核分裂を抑制するホウ酸480キロを水に溶かして注入した。容器内の温度や周囲の放射線量に大きな変化はないが、東電は同日の会見で「一時的、局所的に燃料が核分裂し、臨界状態になった可能性がある」との見解を明らかにした。【種市房子、関東晋慈、奥山智己、久野華代、中西拓司】
 東電は日本原子力研究開発機構に気体の詳細分析を依頼、キセノンが含まれているかどうかの確認を急いでいる。
 東電によると、格納容器内の気体を浄化して外部に放出する「格納容器ガス管理システム」(10月28日稼働)を使って1日午後、容器内の気体を調べたところ、2種類のキセノンが1立方センチあたり10万分の1ベクレル含まれているとの結果が出た。一方、核分裂反応で同時に発生する放射性ヨウ素131は検出されず、原子炉建屋1階での調査でも、核分裂反応時に放出される中性子は検出されなかった。
 2日会見した東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「キセノン133などが発生しているとすれば、一時的、局所的に燃料が核分裂を起こし、臨界状態になった可能性がある」と説明した。しかし、圧力容器の温度や圧力のデータに大きな変化がみられないことから、臨界が長時間続いた可能性は否定した
 経済産業省原子力安全・保安院によると、福島第1原発1~3号機の原子炉で冷却のため注水量を増やしている。水は中性子を減速させて臨界しやすくする性質があるため、局所的な臨界が起きている可能性は否定できないという。保安院の森山善範原子力災害対策監は「原子炉の温度は安定し、ホウ酸を注入することで大規模な臨界は防止できる」としている。
 2号機では5月の解析の結果、格納容器に穴が開いていることが分かった。原子炉内の核燃料の大部分が溶け、圧力容器や格納容器に溶け落ちているとみられている。
 一方、圧力容器底部の温度は9月に100度を切り、東電は原子炉の「冷温停止」を達成する目標を来年1月中旬から年内に前倒ししていた。冷温停止の見通しについて松本代理は会見で「保安院と協議する必要があるが、現時点では(圧力容器底部は)冷えており大きな問題はない」と述べ、スケジュールに変更はないと強調した。また、格納容器ガス管理システムが設置されていない1、3号機について「(キセノンが含まれている)可能性はあるが、核分裂反応が起こっていても大量ではない」と述べた。
 
 ◇「誤検出可能性も」保安院
 この問題について経済産業省原子力安全・保安院の古金谷敏之原子力事故故障対策・防災広報室長は「燃料が局所的に高温になって核分裂している可能性はあるが、原子炉の温度は変化しておらず再臨界は考えにくい。キセノンの濃度は低く誤検出の可能性もあり、状況を見極めたい」としている。
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/nuclear/news/20111102k0000e040001000c.html