※この記事は、
10月18日 福島市の除染計画、葛飾区で市民団体が対象要請、文科省の汚染公開状況
10月17日 環境省:除染基本方針についてパブリックコメント募集開始(10月26日締切)【是非提出しましょう!】
9月27日 福島市ふるさと除染計画をご紹介・・・に関連しています。

【社説】東日本大震災 除染後の廃棄物/苦渋の選択となる県内保管
河北新報社 2011年10月23日日曜日
 原子力発電は長らく、「トイレのないマンション」と批判されてきた。原子炉でウランを燃やせば、使用済み核燃料という「燃えかす」が出る。それを青森県六ケ所村に運び、化学処理してプルトニウムを取り出す核燃料サイクル路線を選択してきたが、それでもなお廃棄物は残る
 当然、放出される放射線のレベルは高い。それを最終的にどこに、どういう方法で処分するのか、ずっとはっきりしなかった。それが「トイレがない」と指摘された理由だ。
 福島第1原発事故によって放射性物質に汚染された福島県内でも今、「トイレ」の不足が問題になっている。
 県内で生活する人たちが、身の回りから放射性物質を取り除きたいと願うのは当然だ。放射性物質を除去する「除染」が各地でしきりに行われているが、取り除いた土などの保管場所がない
 しかし除染はもはや避けて通れず、膨大な量の廃棄物が発生する。それはいや応なく、どこかに保管しなければならない。県外に運び出せるのであれば誰にも異論はないが、実現はおそらく無理だろう。苦渋の選択だが、さまざまな条件を付けた上で、県内に保管するしか方法がない状態に追い込まれている
 除染後の土などは取りあえず、施設や住宅の敷地内に置いておくのが一般的になっている。市町村によっては「仮置き場」を設けて集めようとしているが、それにも拒否反応が強く、難航しているが実情だ
 本来であれば、まず身近な場所にある仮置き場に運び、次いで「中間貯蔵施設」に持っていき、さらに「最終処分地」に搬入するという流れになるべきだろう
 ところが、仮置き場すら用意できないでいる。そうなると、除染作業そのものができなくなる可能性が高まっていく。その一方で、除染の要望は極めて強く、行政と住民との間の約束事になっている。福島市や郡山市をはじめ、県内のかなりの数の市町村にとって除染は最優先課題だ。
 さらに、避難を求めた地域への住民の帰還が始まっている。南相馬市や広野町がそうだ。そこでも除染は絶対に必要になる。住民を強制的に避難させた計画的避難区域や原発から20キロ以内の警戒区域、広大な農地や森林なども含めたら、想像を絶する規模になる
 それなのに仮置きすらできないのでは、掛け声倒れに終わってしまう。仮置きなのか中間貯蔵なのか、その位置付けはともかく、県内に相当の規模の一時保管施設を造るしか除染を進める方法はないだろう。
 もちろん国や東電は最大限の責任を負うべきだ。中間貯蔵や最終処分をどうするのか、実現可能な方法を示さなければならない。
 効果的に除染を行えるかどうかは、福島県の将来にとって死活問題になっている。国などに対策と費用負担を求めると同時に、自らも関わって解決策を模索する時期にきている。
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2011/10/20111023s01.htm

現在Bochibochiは、上の関連記事に挙げた環境省への除染基本方針に関するパブリックコメントを準備している途中です。
今読み込んでいる最中ですが、本当にひどい内容です。
除染は国が主導でやるとはいいつつも、『住民』の除染作業に参加協力を要請することが推進されています。『国民』なら100歩譲っても(いろいろご意見はあるかと思いますが)、『住民』にやらせるとは、どの口が言えるのでしょう。
国策として進めてきた原発から漏れた放射性物質によって、すでに住民の方々は被ばくし続けていますし、その上さらに、除染に協力を求めるなんて・・・。
今、住民の方々が各個人で除染をされているのは、国がしてくれないからです。しょうがなくやるしかないので、自分でなさっているんです。
それにあぐらをかいて、それを国策としてやらせようなどと・・・・。
Bochibochiには受け入れがたい内容です。

来週頭には、時間が取れそうなので、ゆっくりパブリックコメント、作成しようと思います。

政府に対して何度でも言います。
 ・国策として、子どもたちを即刻疎開させること。
 ・福島に人の住めない地域があることを認め、謝罪し、その地域の住民に補償を約束すること。
 ・その場所で焼却灰や汚泥などの汚染されたものを国が管理すること。
 ・食品の線量測定体制を早急に確立し、全ての食品に汚染数値を記載するようにすること。
【参考記事】
 ・7月23日 【追記あり】完全に間違った優先順位
 ・7月24日 福島県・長野県:汚泥・がれき処理に限界近づく【非人道的な状態】

 ・8月12日 食品安全委員会にパブリックコメントを送りました【生涯100mSvの件】

失礼します。
にほんブログ村 環境ブログ 原発・放射能へ
にほんブログ村

【追記】
原発の除染廃棄物、3年仮置き 環境省が工程表案
2011/10/21 02:02   【共同通信】
 福島第1原発事故で汚染された土壌などの除染で出る廃棄物について、地域ごとの仮置き場で3年程度保管し、その間に中間貯蔵施設を建設することを環境省が月内に公表する工程表に盛り込む方針を決めたことが20日、分かった。関係者によると、中間貯蔵施設での貯蔵は数十年に及ぶ可能性が高いという。
 政府は「福島県を最終処分地にはしない」と表明しており、福島県内の発生分は中間貯蔵の終了後は県外に出す。福島県で出た廃棄物の最終処分に必要な敷地、技術などは今後の検討課題となる見通し。他の都県で出た廃棄物は、濃度は低いとして各都県内での最終処分とする方針。
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102001001002.html

仮置き場で3年・・・。