※この記事は、
10月7日 東電:損害賠償請求「ご請求簡単ガイド」、160ページから4ページへ・・・
8月29日 文科省:「原損賠紛争解決センター」を開設【東電と被災者の仲介機関】に関連しています。

東日本大震災:原発賠償請求、東電が簡略化ガイド 記入用紙は変更せず
毎日新聞 2011年10月12日 東京朝刊
 原発事故の損害賠償を巡って「請求書類が膨大」と批判を受けた東京電力は11日、手続きを示した「ご請求簡単ガイド」を発送すると発表した。会見で同社は「160ページにわたる案内書を見なくても、電話での相談などで記入用紙を作成できる」と説明した。ただ、60ページに及ぶ記入用紙は簡素化しなかった
 ガイドはA4判見開き4ページ。「避難した場所・期間」「3月11日に就労していたか」など7項目を尋ねる内容で12日から発送する。東電は、7項目に記入してもらえれば、その後の電話相談や現地説明会、戸別訪問などの対応で、1時間程度で書面を作成できる見込みとしている
 合意書用紙に盛り込んでいた「今後、一切の異議・追加の請求を申し立てない」との文章は削除した記入用紙を簡素化しなかった点について、同社は「新たな記入用紙を作れば混乱する上、改訂にも時間がかかり、賠償に遅れが生じる」と説明した。
 東電は9月上旬から、補償書類約6万通を発送、返信は約7600通で、支払いを合意したのは10月8日までに約70件、支払ったのは7日までに6件にとどまる。批判を受け、600人だった担当社員は10月から1700人に増やした。
 福島市の仮設住宅で暮らす同県浪江町の主婦、舛倉美津枝さん(58)も書類の多さにうんざりしているといい、「記入用紙への書き入れは今と一緒。法律の専門家ならばともかく、普通の人には分からない」と批判した。【種市房子、立山清也】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111012ddm041040157000c.html

原発紛争解決の和解交渉開始
NHKニュース 10月12日 4時15分
原発事故を巡る賠償の訴えの和解を仲介する国の第三者機関「原子力損害賠償紛争解決センター」で、被災者と東京電力との和解の話し合いが始まりました。
原子力損害賠償紛争解決センター」は、原発事故の被災者を迅速に救済するために国が設置したもので、賠償の額や範囲について被災者と東京電力との間の和解を中立的な立場から仲介します。11日は、福島県大熊町から東京に避難している佐藤龍三さん(71)が、センターで東京電力との和解の話し合いに臨みました。話し合いの中で、佐藤さんが慰謝料として月に30万円以上は必要だと訴えたのに対して、東京電力は月に最大12万円の基準を超える金額は支払えないと回答して、話し合いはまとまらず、次回の来月14日に改めて話し合うことになったということです。佐藤さんは、「ついの住みかを失って将来の見通しが全く立たなくなった苦しさを分かって欲しい」と話していました。センターには、これまでに74件の和解の仲介の申請があったということですが、話し合いが行われたのは初めてです。センターは、3回程度の話し合いで和解の成立を目指すとしていますが、対立する双方の主張をどのようにまとめるか、センターの仲介業務の実効性が問われることになります
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111012/k10013195231000.html

批判を受けていた東電の賠償請求に関するニュースです。
4ページですよ、4ページ。
先に発送したものは、いったい何だったのでしょう。

二つ目の記事にあるようなセンターができていますが、本当に親身になって対応してもらえるかどうかは、わかりません。たった3回では・・・。
Bochibochiの考えでは、弁護士の方に見てもらった後に、その弁護士費用も合わせて東電に請求というのが、一番安心ではないかと思いますが、弁護士費用は恐らくは・・・。

ここでもやっぱり数の力が必要なんじゃないかと、世論の力が必要なんじゃないかと思っています。

失礼します。
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