※この記事は、
5月30日UP 日本の暫定基準値がいかに異常か【暫定基準値を信じるか】
9月13日 【文字起こしUP】小出裕章氏と語る、続・原発『安全神話』溶融【その①】に関連しています。

東日本大震災:給食の安全性/下 小出裕章・京大原子炉実験所助教の話
毎日新聞 2011年10月7日 東京朝刊
 ◇子供の健康、国の責任で守れ--小出裕章・京大原子炉実験所助教
 京都大原子炉実験所の小出裕章助教(原子核工学)に、給食の安全をどう守るかについて尋ねた。
 
    ◇
 子供に安全な給食を提供することは国の責任。個人レベルで自衛する話ではない。弁当を持たせるとか、牛乳を飲まない子が非難されるとか、そんな苦労を強いている国の姿勢が問題だ。
 国は、子供の口に入る食品の放射能の汚染度を調べ、特に福島の子供については一番きれいな食材を使うべきだ。地産地消で地元産を使えば、親も子も不安になるだけ。自衛できない親から反発を生み、親同士で反目し合う結果になる。福島県内で取れる農作物はすべて汚染されていると考えるべきだ。子供に与えるのは間違いだ。
 検出限界が1キロ当たり30ベクレルといった性能の悪い測定器で測っても意味がない。精度の高い機器で測る必要がある。そもそも国の暫定規制値が緩すぎる原発事故前の農作物は1キロ当たり1ベクレル程度の汚染だったと推定されるので、30ベクレルだとしても30倍も我慢させていることになる
 学校や自治体はすべてのデータを公表すべきだ。その上で、子供には放射性物質に汚染されていない食材を与えなくてはいけない。誤解されては困るが、私は福島の農家を守りたいと思っている。汚染された食べ物については、放射能の影響が低い大人が食べる覚悟を持つことが大切だ
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2011/10/07/20111007ddm013040021000c.html

子どもたちを守るために必要なこと、是非考えてみてください。

政府に対して何度でも言います。
 ・国策として、子どもたちを即刻疎開させること。
 ・福島に人の住めない地域があることを認め、謝罪し、その地域の住民に補償を約束すること。
 ・その場所で焼却灰や汚泥などの汚染されたものを国が管理すること。
 ・食品の線量測定体制を早急に確立し、全ての食品に汚染数値を記載するようにすること。
【参考記事】
 ・7月23日 【追記あり】完全に間違った優先順位
 ・7月24日 福島県・長野県:汚泥・がれき処理に限界近づく【非人道的な状態】

 ・8月12日 食品安全委員会にパブリックコメントを送りました【生涯100mSvの件】

失礼します。
にほんブログ村 環境ブログ 原発・放射能へ
にほんブログ村