第102 回原子力安全問題ゼミ 2006.4.14
チェルノブイリ20 年:事故の経過、汚染、被曝、影響
今中哲二(京都大学原子炉実験所)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No102/imanaka060414.pdf#search='imanaka060414'

14ページにまとまっています。
内容は、事故発生のメカニズム等は難しいですが、被曝被害の状況などグラフや表などを交えて、非常にわかりやすく説明してくれています。
是非ご一読されることをお勧めしたく、ご紹介いたしました。

【P.6から】これを見ていると、刻々と運ばれてくる患者さんたちの状況が想像され、胸の詰まる思いです。
表4 共産党秘密議事録に記載されていた事故被災者に関する記述
<日付>  <記載の内容>
1986 年4月29 日,4月30 日: 記載なし.
5月1日: ソ連保健省第1次官シチェーピン同志に対し,放射線障害や子供を含め,入院者数に関するデータを作業グループに報告するよう要請した.
5月3日: 記載なし.
5月4日: 5月4日までに病院に収容された者1882 人.検査した人数全体は3 万8000 人.さまざまなレベルの放射線障害が現れた者204 人,うち幼児64 人.18 人重症.
5月5日: 病院収容者は2757 人に達し,うち子供569 人.914 人に放射線障害の症状が認められ,18 人がきわめて重症で,32 人が重症.
5月6日: 5月6日9時の段階で病院収容者は3454 人に達する.うち入院治療中は2609 人で,幼児471 人を含む.確かなデータによると,放射線障害は367 人で,うち子供19 人.34 人が重症.モスクワ第6病院では,179人が入院治療中で,幼児2人が含まれる.
5月7日: この1日で病院収容者1821 人を追加.入院治療中は,7日10 時現在,幼児1351 人を含め4301 人.放射線障害と診断されたもの520 人,ただし内務省関係者を含む.重症は34 人.
5月8日: この1日で,子供730 人を含む2245 人を追加収容.1131 人が退院.病院収容中は5415 人,うち子供1928 人.315 人に対し放射線障害の診断.
5 月 10日:この2日間で子供2630 人を含む4019 人を病院に収容.739 人退院.8695 人が入院中で,うち放射線障害の診断は,子供26 人を含め238 人.
5月 11 日:この1日で,495 人を病院に収容し1017 人が退院.8137 人が入院中で,放射線障害の診断はうち264 人.37 人が重症.この1日で2人死亡.これまでの死亡者数は7人.
5 月 12日:ここ数日間で,病院収容2703 人追加,これらは主にベラルーシ.678人退院.入院治療中は1万198 人,うち345 人に放射線障害の症状あり,子供は35 人.事故発生以来8人が死亡.重症は35 人.
5 月 13日:この1日で443 人病院収容.908 人が退院.入院中は9733 人で,うち子供4200 人.放射線障害の診断は,子供37 人を含む299 人.
5 月 14日:この1日で,1059 人を病院に追加収容し,1200 人が退院.放射線障害の診断は203 人にまで減少.うち,32 人が重症.この1日に3人死亡.
5 月 16日:入院中は,子供3410 人を含め7858 人.放射線障害の診断は201 人.15 日に2人死亡し,これまでの死亡者は15 人.
5 月 20日:この4日間に病院に収容したのは716 人.放射線障害は,子供7人を含め,211 人.重症は28 人で,これまでに17 人が死亡.
5月 22 日,5月26 日: 記載なし.
5 月 28日:入院中5172 人で,放射線障害は182 人(うち幼児1人).この1週間で1人死亡.これまでの死亡者は22 人.(そのほか事故時の死者2名).
6月2日: 入院中3669 人で,放射線障害の診断171 人.重症23 人で,これまでの死亡者24 人.23 人がいまだに重症.
6月4日,6月9日: 記載なし.
6月 12 日: 入院中2494 人で,放射線障害の診断189 人.これまでの死亡者24 人.
6月 20 日,6月25 日,7月2日,7月7日,7月10 日,7月23 日,7月31 日,8月13 日,8月22 日,9月5日,9月19 日,10 月17日,11 月15 日,1987 年1月4日,3月16 日,7月13 日,1998 年1月6日: 記載なし

失礼します。
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