※この記事は、
9月9日 日本原子力学会:津波リスクの評価基準を作成へ【やってたんですけどね・・・。】
9月12日 【文字起こしUP】後藤政志氏解説「東電黒塗り文書について」@CNIC
8月23日 【動画・起こし追記】事故調検委:東電・政府関係者から延べ126人から約300時間の聴取実施を報告に関連しています。

原発の津波リスク評価、手順書原案を作成 原子力学会
朝日新聞社 2011年9月18日22時15分
 原発が津波に襲われたとき、炉心損傷などの重大事故が起きる確率を数値で表すリスク評価の初めての手順書案を、日本原子力学会がまとめた。これまで地震に対するリスク評価の手法はあったが、東京電力福島第一原発の事故を受けて、津波でも作ることにした。国や電力会社には、この手順に基づいて評価を実施し、実際の安全対策に役立ててもらいたいという。
 原発の津波対策はこれまで、2002年の土木学会の基準に基づき、電力会社が原発ごとに最大の津波の高さを決めて実施してきた。だが、今回の事故では、それを大幅に上回る津波が襲来、非常用発電機が水没するなどして原子炉が冷却できなくなり、大量の放射性物質が飛散した。事故を受け、原子力学会標準委員会が5月、リスク評価の手順書作りに着手した
 原案では、原発周辺で起きた過去の地震や活断層の規模などをもとに、地震の発生頻度と津波の高さを想定。海水をかぶったり、漂流物が衝突したりして建屋が損傷したり機器や配管が故障したりする確率を、津波の高さごとに割り出し、個々の故障や損傷が積み重なって炉心損傷などの重大事故に至るシナリオと、その頻度を算出する手順を定めた
 どのような補強や設計変更などをすれば、重大事故の確率を効果的に下げられるかを分析し、実際の安全対策にいかすのがねらいだ。
http://www.asahi.com/national/update/0918/TKY201109180217.html

まだ事故原因がはっきりしていない段階で、『津波が原因だ』と言い切るのは時期尚早ですし、Bochibochi津波はファクターの一つだと思っていますので、この対策をしたからといって、日本全部の原発が安全だというのは、無理がありすぎでしょう。

そういう意味でも、事故検証・調査委員会や後藤さんや田中三彦さんが参加されている科学技術・イノベーション推進特別委員会の動きが気になります。

失礼します。
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