※この記事は、9月7日 東電が科学技術・イノベーション推進特別委に提出した真っ黒な事故手順書・・・に関連しています。

福島第1原発:2、3号機汚染水 目標水位まで低下
毎日新聞 2011年9月12日 11時29分
 東京電力は11日、福島第1原発2、3号機のタービン建屋地下にたまっている高濃度汚染水について、水位が目標の数値まで下がったと発表した。汚染水が減少したことを受け、原子炉への注水量を増やす方針で、東電は「確実に冷温停止をしたい」としている。
 東電によると、外部にあふれ出る恐れがある水位を1メートルほど下回り、海抜約3メートルとなった。豪雨や、汚染水処理システムの1カ月程度の停止でも持ちこたえるという。

 1号機についても、注入した水は最終的に2号機のタービン建屋地下にたまるため、この水位が目標まで下がったことで注水を増やすことを検討する。
 今後の注水量は、原子炉の温度や汚染水の水位変化を見ながら、段階的に調整するとしている。
 一方で、汚染水処理に伴い、処理システムで発生する廃棄物の量を抑えるため、処理量を抑制することも検討する。
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/nuclear/news/20110912k0000e040036000c.html


原発の汚染水、目標水位に低下 炉心への注水増量へ
2011/09/11 20:44 【共同通信】
 東京電力は11日、福島第1原発2、3号機のタービン建屋地下にたまっている高濃度汚染水について、水位が目標の数値まで下がったと発表した。
 汚染水が減少したことを受け、原子炉への注水量を増やす方針で、東電は「確実に冷温停止をしたい」としている。
 東電によると、外部にあふれ出る恐れがある水位を1メートルほど下回り、海抜約3メートルとなった。豪雨や、汚染水処理システムの1カ月程度の停止でも持ちこたえるという。
 今後の注水量は、原子炉の温度や汚染水の水位変化を見ながら、段階的に調整するとしている。
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011091101000583.html

東電、過酷事故手順書も黒塗り 表紙と目次だけ提出、回収
2011/09/12 19:47 【共同通信】
 福島第1原発1号機で過酷事故が起きた際の「運転操作手順書」の提出を求めていた衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会(川内博史委員長)は12日、東京電力が表紙と目次の3枚だけをほとんど黒く塗りつぶした状態で提示したと明らかにした
 東電は同日、3枚を提出した後、回収。「核物質防護上の問題が生じる恐れがあるため」などと説明したという。2日に提出した通常事故手順書もほぼ黒塗り状態だった。
 川内委員長によると、3枚は「1号機運転操作手順書(シビアアクシデント)」と書かれた表紙1枚と、「消火系」「不活性ガス」と書かれた2行以外は全て塗りつぶされた目次2枚
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011091201000858.html

【参考】ここに黒塗り資料についてUPされています。
東京電力は、事故原因究明のためにすべての資料を公開すべきだ
― 東京電力が衆院特別委員会に提出した「切り貼り」と「黒塗り」の「事故時運転操作手順書」等について ―
投稿者: 原子力資料情報室 投稿日時: 2011/9/9 11:34:59
<一部抜粋>
 衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会(川内博史委員長)は9月7日、東京電力福島第1原発1号機の「事故時運転操作手順書」等を記者会見し公開した(下記アドレスでからダウンロードできます)。これは同特別委員会が8月26日、経済産業省を通じて東京電力に提出を求めたものだ。公開された「事故時運転操作手順書」なるものは、原子炉スクラム時の主蒸気隔離弁閉止後の非常用復水器とサプレションプール冷却モードの部分だけを切り貼りしたA4の1ページ、さらにほとんど全部をマスキング(黒塗り)した12ページ分である。

 これらの書類には、以下の注意書き添えられている。
「本ドキュメントには、東京電力株式会社またはその他の企業の秘密情報(未特許出願発明、ノウハウ等)が含まれている可能性があります。当社の許可なく本ドキュメントの複製物を作成すること、ならびに本ドキュメントの内容を第三者に開示、公開する行為を禁止します。東京電力株式会社 原子力運営管理部」
提出された資料から読み取れる情報はほとんどなく、東京電力は公開出来ない理由を「公開」したのである。

 同委員会は、別に「シビアアクシデント(過酷事故)発生時の手順書」についても提出を求めているが、東京電力は「安全確保」、「企業秘密」、「核物質防護上の問題」等を理由に、公開そのものを拒んでいる。同委員会は9日までに開示するよう再度要求している。同委員会は、9月6日の資料請求に対する東京電力の回答も同時に公開した。

 このような資料の提出は、「公開」の名に値する物ではない。福島第一原発の冷却材喪失事故の原因究明は、多角的な調査・研究によって検証する必要がある。原因究明のための大きな障壁は、このような東京電力の秘密主義にあると言わざるをえない。

■「1号機」事故時運転操作手順書(2010年1月16日)(102)
http://cnic.jp/files/20100106tepco_102.pdf
 ※これ↑が黒塗り資料です・・・。
■「福島第一原子力発電所の事故原因の検証に必要な資料の提出について(平成23年9月6日付)」に対する回答について
http://cnic.jp/files/20110906tepco.pdf
■衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会の資料提出要求について(原子力安全・保安院)
*東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故時運転操作手順書の提出について(要請)(2011/8/30公表)
http://www.meti.go.jp/press/2011/08/20110830009/20110830009.html
*東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故原因の検証に必要な資料の提出について(要請)(2011/9/7公表)
http://www.meti.go.jp/press/2011/09/20110907005/20110907005.html
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1192

何がConfidentialなのか、事故を起こしておいて公開できる内容をどこまでで線引きするのか、そもそも線引きする権限が東電にあるのか・・・?

どうなっているんでしょうか・・・?

失礼します。
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