※この記事は、9月11日 【動画・文字起こしUP】武田先生の講演会@江戸川区 「こどもたちのみらいのために」【その②】の続きです。

【食材の買い物で気を付けること】
<49:00頃~>
あとは食材ですね。
一つはスーパーなんかで買う食材の問題と、給食の問題と大きく分けて二つ。それと牛乳の問題ですね。三つありますけれども、食材は、
『だんだん時間によって変わってくる』
っていうことが第一なんです。もうホウレンソウやなんかは関係ないんですよ。ホウレンソウがなぜ汚れたかというと、3月に空気中にチリが飛ぶんです。放射線というのは、原発から放射線が来てるわけじゃないんです。これもちょっと錯覚されてる方がいるんですが、原発からなんでも出ているわけじゃないんです。放射線のチリがふわふわっと来てこの講堂の中にも、このホールの中にも多分空気中に、今だったら放射線のチリが一万個くらいはあるでしょうね。この多分絨毯は、一億個とか10億個とかありますよ。

どうしてかというと3月にふわーっと降ってきたら、4月から5月にかけて地面に落ちた。ですから、今は空気中は非常に少ないんです。風でも吹かなければ。風が吹くとダメなんです。空気中に少ないっていうことは、ホウレンソウが汚れないということなんです。ホウレンソウが汚れるのはなぜかというと、空気中にあるやつが降ってくるから葉物野菜がやられるわけです。だから真っ先に葉物野菜がやられるんですよ。その通りになりました。
4月にホウレンソウがものすごく高くなります。これは空気中にあるやつが落ちてきたから。だから放射線の物質、つまりセシウム137は粒ですね、粉です。それが自分の目でお母さんが想像できるようになったら防御できるわけです。それがふわふわと飛んできて落ちる。落ちるときにどうなったかというと、一つはホウレンソウがドカッと汚れて、水道が汚れたんですよ。金町浄水場がぐっと上がりましたよね。あれはなぜかというと、水の上に降るからなんです。その後、ずっと減っていくのはなぜかというと、日本の水は結構循環が早いので、次々と新しい水が来ます。ですから日本の水は結構安全です。で、もう今はあまり水が汚れないんですよ。汚れるとしたら風の強い日の次とかその次の日とかしか汚れないんです。今は全部地面に落ちていますが、どういうことになるかというと、地面に落ちているものを食べたものが汚れるんです。それが牛肉なんです。だから、ホウレンソウが次牛肉が汚れるんです。それは当然の成り行きで、まずホウレンソウが上から落ちてきたもので汚れる。そして汚れたホウレンソウと同じ原因で汚れた飼葉を牛が食べるので、今度は牛に移るわけです。
っていうふうに、時間によってずっと変わってきます。
それから、一回地面に落ちたやつが風で飛んでやられるのがお茶なんですね。だからお茶もちょっと遅れて5月とか、4月から少し汚れてましたけど、5月から汚れる。最近は千葉とか、いろんなところのお茶の葉っぱが汚れていると観測されていますが、これも一応理屈通りということです。
今後一番危なくなってくるのが、もちろん魚なんです。
魚が一番反応が遅いので、海をずっとわたりながらどんどん濃縮していって、魚に出て来るので、今は魚はアジ、サバとかタラとかあそこらへんまで来たわけです。もう少し経つともう少し大きな魚に移ってくる。
買い物されるときは、大体感じをつかんで、空気中にあるのは葉物、だけど今はもう空気中にないから、葉物野菜は結構安全。だけどキノコとか根菜類の一部は汚れてくる。その時だけ避ければいいですね。そうしますと、放射性物質はいつも言っていることなんですけれども、こういうことなんです。

【子供を守るため一番大切なことは?】
全体は汚れているわけです。例えば、0.3マイクロシーベルトは、子供にそのまま食べさせると、1年に2mSvになっちゃう。これはまずい。
それは何も考えなかった場合なんです。だって放射線の高いところと低いところがあります。場所によってホットスポットのところ。それから食べ物も無いものもあるし、在るものもある。そうすると、何にも考えないで行動していた子供は、お母さんというか子供は、例えば3mSv浴びたと。だけども注意をすれば1を切るわけです。同じところに住んでいても。だから私は、ちゃんと知識をつけて場所を選んで、そして生活すれば大丈夫なんですよ。
それに一番大切なのは『知識』なんですね。
今、言ったように、
「あー、これ空中に飛んでるな。」
そしたら子供にマスクさせて、葉物野菜は買わない。
5月くらいになると、今度は地表に落ちたばかりですからね、その時は風が吹けばふわーっと飛びますから、子供はできるだけ手を引かずに抱っこしてやる。
ところがそのうち土にこびりついてきたら、少々の風ではあれですね。
この前僕は福島県ずっと歩いて、雨にあたったり砂に入ったりして、名古屋の家に帰ってきたら、もう靴とズボンの下が「ビー」っと鳴るんです。
「??なことだな」と思いましたね。ですから本当はよくないことで、どこかに洗ってこなきゃいけなかったんですけど、うっかり新幹線に乗って帰っちゃったんです。家に帰って測定したら、
「おー、やっぱり理屈通りだな」
つまり、ちょっと前、8月くらいまでは、今度は土の中でも表面じゃないんで、水を浴びるとか泥を浴びるとか砂の中に足を入れると、わーっと高くなっちゃうんですね。今そういう段階ですので、それに応じた行動パターンと、今はもう子供を抱かなくてもいいんじゃないか、つまりもうすでに降りたやつは、相当沈んだりべったりついたりしてるので、それほど簡単には風では舞い上がらないんじゃないかと思います。
ただ今日データを見せていただいて、江戸川区のいろんな。やぱりでもグランドの土の高いところありますね。だからそういうところで、お子さんが運動なんかをしますと、どうしても砂を飲みますからね。
被曝っていうのは特徴があって、空間からここに今チリがあるわけです。現実に多分ここにあるセシウム137が見えませんけど。ここにあるセシウム137が見えたら死んじゃうんですね。だけど、見えないから死なないんです。ここからこう来ますよね。これは、ここに居るときだけ、被曝するわけですね。だけど、私がそれを飲んじゃうと、平均して3か月被曝するんです。飲んだもので。ですから、もちろん新陳代謝を早めたりいろんな方法があるにしろ、基本的にはそうなんで、中に取り込まないというのが非常に重要なんですね。
その意味では、外部被曝と内部被曝、質的にはそんなに変わらないんですが、内部に入ると長く居ますからね。ですから、できるだけ内部に入れないようにする。その点では、
「4月5月は赤ちゃんは抱いていたほうがいいですよ」
とブログに書いたんですが。手を引きますと、お母さんの口はここにありますけども、子供の口はだいぶ低いですから、その分だけ放射性物質を吸って、それが体内に3か月残るということで被曝量が増える。
今は、何に気を付けるかというと、やっぱり全体的な線量が江戸川の場合ちょっと高いですから、ですから、できるだけマップを作ってやるとか、よく掃除が行き届いている鉄筋コンクリートの建物の中というのは低いはずなんです。
僕、郡山はしょっちゅう調べていたので、郡山は、僕はもともと関係者いるでしょうから、こんなことを言ったら怒られちゃうかな。ある一番大きなスーパーは好きじゃないんですね。それで、好きじゃないんですが、郡山のあるところの一番大きなスーパーは徹底的に放射線を除染しようと思ったんじゃなくて、店内をきれいにするため徹底的に床を拭いていたんですよ。そしたら、郡山が4マイクロシーベルトくらいの時、0.15という数字だったんですね。だから、割合とそういうところに買い物に行かれるとか、それからマンションですと4階以上は今飛びませんので、下に落ちて今は下しかありませんから。今我々が被曝してるのはどこから江戸川区の子供たちが被曝してるかというと、道路の上に落ちているとか土の上に落ちている放射性物質と、それから葉っぱに落ちている放射性物質から受けているわけですから、そこだけ避ければいいわけですよね。
ですからそういう生活の工夫をするというのが、非常に重要で、それによって郡山に住んでいても0.08とかそういう低いレベルで生活することができるわけです。それは江戸川に住んでいてもできるんですけど、ただ何も気にしないと、やられる可能性が高くなりますから、可能性ですからね。
ちょっと変なことを言いますと、全然気にしてないお母さんの子供が1000人いたら、例えば20人がガンになるとするじゃないですか。あまり言いたくないですけど。そうすると、気を付けてる子供は1、2名しかならない、そういう比率の問題で可能性がぐっと少なくなりますから、ですから、できるだけ努力されたほうがいいんじゃないかというふうに思います。

【魚とお米で気を付けること】
<58:10頃->
あと時間が8時になりまして、30分ずつ質問を受けなきゃいけないので、あとは大体お分かりになったと思います。
今からは魚ですね。魚非常に気を付けて、北海道。僕もね、北海道の魚がこんなに早く汚染されるとは思わなかったんで、もうマダラとかそういう類の魚は、相当汚れてもう60ベクレルくらいになってますので、ちょっと警戒したほうがいいかなと思います。そういう点では、日本海の魚というわけにはいかないんですが、できるだけ。
で、野菜は、私の計算では、気にせず買っても大丈夫じゃないかなと思います。
今お米を気を付けて、お米はなぜ気を付けるかというと、出始めは嘘つくんですよ。出始めの嘘がバレてくるんです。どうしてバレてくるかというと、いろんなところで数値が発表されるでしょう?大体畑が何ベクレルかというのは判ってるんです。同じように植えてるのに、
「あるとこえらい低いじゃないか?」
とかいうことになるので、暫く経つと嘘がバレてきますからね、だから僕は、
「嘘がバレるぐらいの時までは、あまり買わないほうがいいんじゃないか」
と言っているんです。だから新米が危ないというかまだ分からないんです。比較的数値は低いんです。ですから数値が低いから比較的安心できるんじゃないかと思うけれども、今のところまだ買わないほうがいいんじゃないかというのは、嘘がまだ入ってるんですね。それが次第になくなってきます。
さっき言ったように、ずっと畑は続いてますから、どこの畑が何ベクレルというのは全部判ってますから、そこから移行係数が決まっていて、1%移行するとか決まっているので、稲に。土の。実はこれ変な話になっちゃったんですよ。非常に残念なんですけど、本当は畑にある放射性物質を除けてから稲を植えるべきなんですよ。それが僕が言ったら『青酸カリ』なんですよ。
「青酸カリだと思ったら除けたじゃないか!」
と。それを混ぜちゃったんですよね。もうこれは取り返しがつかないんですよ。混ぜちゃったから。耕しちゃったから。耕しちゃうともう畑の中に入っているんです。そして、移行係数というのは、畑の中にあるセシウムが稲に吸い取られる比率が決まってるんです。約100分の1なんです。
それを全く考えないで食べたとするでしょ?
これはどういうことかというと、人体に関しては被曝するんですが、全体からみると、せっかく畑の中にしまってある放射性物質をわざわざ稲の中に取り込んで、それを僕らの体に取り込むようなことで、本当に馬鹿らしいんですね。
ですから、もちろん一つ一つの量は少なくても、これを続けてると日本中に汚染が広がるので、やっぱり汚染された食物を出しちゃいけないということになりますよね。だってお米と思うからお米に見えるだけで、その実際はセシウムの運び手と言ってもいいわけです。だけどももう一つ知識としては、お米の中でほとんどセシウムが入るのは、玄米の胚とか外側なの皮とか。ですから、今年は玄米がお好きな方も我慢して、できるだけ白米、それもよく洗って研ぐ。そしたらほとんど落ちますから。
だから、非常に重要なことは『今年は玄米を食べない』ということです。
それから『洗う時によく洗う』
そしたら、相当落ちます。
つまり、白い米のところには、セシウムほとんど入らないんですよ。
それから、もちろん『野菜も魚も基本的には煮たほうがいい』んですね。スウェーデンのデータを紹介しますと、大体5分の1に減るんですね。例えば米をよく洗って、野菜と魚を煮ただけで、被曝量が5分の1減るんですから、だから江戸川区が0.25とかなんとか食材がいくつだって、それが5分の1に減ったら絶対安全なんですよ。
ですから、そういう日常的な工夫もされたらいいと思います。

【原発停止後の日本の電力事情は?】 

最後に、原発がなんだか、僕はブログに『バカ野郎おじさん』と書いたんですが、なんかね、人のことを「バカ野郎」っていうおじさんが結構居てですね、
「お前は原発を反対するのか、バカ野郎!」
と、こういうのが居るんですが、大体男の50くらい過ぎると頑固になってダメになっちゃうんですけどね、とにかくそういう人が居るんですよ。
そういう人のために反撃するために、ちょっとあれしときますと、原発がなくなったら日本のエネルギーは、電力は不足するか?これについては、私には私の意見がありますが、私の意見は、ご覧になった方は『たけしのテレビタックル』で、具体的な数字のお話をしましたけど、それよりは、国際機関の出しているやつ、3月15日、事故の直後の3日後にですね、IEA(International Energy Agency)=国際エネルギー機関っていうのが、日本が原子力発電がダメになった時に、日本のエネルギーはどうなるか?というレポートを発表します。なぜかというと、何といっても、日本は世界の10%という経済活動を持っているんです。海上輸送量は15%ですから、この日本がコケたら世界経済に大きな影響があるわけです。最近EUでヨーロッパのギリシャが通貨破綻をしたので、国債の破綻をしたので、大変だと言っていますが、ギリシャの破綻と日本の破綻は国際社会に与える影響は全く違いますから、それで大急ぎにIEAが試算をして発表したんですね。それに何て書いてあるかというと、
『日本は原子力発電がほとんどダメになっても、電力不足になることはない。なぜないかというと、日本の火力発電所の稼働率、動いている割合が30%しかない。あとの7割は遊んでいる。だから日本は原発がダメになったら、火力発電所があるから、これでいい。』
こういうふうに書いてあるわけです。その時に、
『石油を買う量が1日あたり20万バレル増えるんだけれども、これ非常に少ないので、日本の経済にも世界の石油事情にも変化を与えない。』
という報告書が3月15日に発表されました。
もちろん日本の新聞はあまり発表しませんけどね。だけどこれはあまり心配ないんです。
それから、「石油・石炭が不足してきちゃうんじゃないか?」という心配をされる方もいらっしゃいますが、まあ1000年くらい生きる人にとっては心配ですけど、まあ100年くらいせいぜいですからね。人間の寿命は。子供を入れても。
大体無くなりません。
っていうのは、僕は資源学なので、そういう資源の話をしてもいいんですけど、長くなっちゃうので簡単に例を示しますと、1970年、ちょっとご年配の方覚えていらっしゃると思いますが、石油ショックがあって、日本では1972年。それで僕らトイレットペーパーなんかを買い漁ったんですよ。バカらしく。もう無くなるんじゃなかったら、来月にもトイレに行けなくなるんじゃないかって、トイレットペーパーを買い漁ったんです。ところが、1970年からもう今40年経ってる、経っちゃったんです。1970プラス40ですから、2010年に、世界の石油は何年残ってるか発表されました。
『43年』ですよ。
40年でなくなると言われた石油が、40年経ってみると43年に増えてるんですよ。実に変でしょ?これ。
両方とも世界の権威が出してるんですよ?よく恥ずかしくなく出すなと思いますけど。今から40年後。今まで40年間たつと、3年増えるんです。2050年になって、僕らの子供、孫の時代になって、石油が何年あるかというと、40年、43年ですからね、多分2050年は、石油のの頃は46年ということになりますよ。だから全然無くならないです。何の心配もないです。
石油なんて、ごっそりあるんですよ。
なぜごっそりあるのがわかるかというと、アメリカは平気で使っている間は大丈夫なんです。アメリカという国は結構カラい国でね、非常に見方が厳しいんですよ。あそこの国は。で、結構子孫思いなんですよ。ですから、「自分たちのアメリカを守ろう」という意識がものすごく強いんです。「アメリカの子供たちを守ろう!」ってものすごく意識が強いんですよ。だから、アメリカは子供たちに影響があると思ったらすぐ対策とります。非常にアメリカっていう国は変な国なんですよ。ちょっと激しいですけど、そういう点はよく考えるし、ある意味ではものすごく愛国心も強いんですね。そういう意味では。だからアメリカがなぜ今石油を節約してないか?石炭をじゃんじゃん炊いてるかというと、まだジャブジャブあるからなんですよ。
ですから、我々は自分の頭で判断するよりは、アメリカ見てればいいんですよ。大体そういう点では情けないんですけど、まあ日本がもう少しきちんと報道してくれれば、自分の頭で考えることができるんですけど、とにかく日本は報道が変なことになっちゃってるから、中々自分では判断できないわけですね。だからアメリカ見ていたほうが、我々としての判断としてはいいわけです。ちょっと悔しいですけどアメリカを見ておくのがいいんじゃないかなと思います。

【身近にできる除染方法】
私は資源学ですから、この前もオーストラリアにちょっと行ってきましたけど、どんなに見ても1000年分はある炭鉱に行ってきたんですが、どんなに見ても1000年分あるなと。良質の石炭ですね。
だから、まあ石油・石炭が足りなくなるというのは全然関係ないので、安心して今日からどんどんクーラーつけていただいて大丈夫。電気も無くならないし、どんどん除染されて、できれば家の除染をして、それでちょうどなんか庭に詳しい方に聞いたら、
「9月頃、常葉樹は切ったほうがいい。ちょうどいい時期だ」
と言うんですから、できれば庭の木を、庭の木を切る必要は無いんですが、枝だけ落とせばいいんです。また生えますからね。この際落として。そして焼却に出す。これはチャンスです。
それから、落葉樹は葉っぱが落ちたら絶対今年の葉っぱですから、どこかゴミに出すということをすれば、家の中は少なくともよくなります。
あとは市区が道路とかやってくれたり、学校やってくれたら、俄然下がりますので、そういう方法でひとつ自分の子供の身を守ってもらいたいというふうに思います。


【地震国に原発は無理な理由と安全神話の矛盾】
一番最後にあたりまして、私が一番重要だと思うのはやっぱり地震国に原発は運転しないということなんですね。これは私なんかも本当に反省しているんですけど、こんなに弱い原発になったのは、ごく最近なんです。やっぱり。ここ20年くらい前から日本の原発はどんどんどんどん耐震性を落としてきたんですね。ですから、これは技術の問題というか人災なんですけども、お金がジャブジャブあったんで、こうなっちゃったということなんです。
だけど、国民にも問題があるんです。これは今度の事故は電力の責任ですから、国民になんて言ったら皆さん腹を立てられるかもしれないですけど、日本の国民っていうのは、ちょっと問題があるんですよ。
どういうふうに問題があるかと言いますと、フランス行くとフランス行って帰ってきたやつが、僕に
「先生、びっくりしました。フランス人は畑の中に原発が建ってるんです。人里の中に建ってるんです。」
なぜ建っているか、当たり前なんですよ。フランスは、原子力発電が必要だということと、原子力発電所が安全かということを分けて考えているんです。当たり前ですよね。
『必要と安全とは関係ない』ですから。
東京からニューヨークへ飛行機で行きたいから、飛行機は墜落しないなんてそんなことはありません。飛行機で行きたいということと飛行機が墜落するということは別ですから、逆に言えば墜落しなければニューヨークに行く、そういう考えじゃなくちゃいけないんですけど、日本人は逆になるんです。
日本人はお人好しでフランス人よりはいいような気がするんですが、ここにフランス人の方がいらっしゃるかもしれないけど。フランスの方は論理的にピシっとしてるんですが、ちょっと人柄がからいところがあるんです。からいだけにきちっと物事を考えるんです。ですから、フランスの場合原子力発電所をやると決まったら、安全でないとやらない。当たり前ですよね。安全じゃなくちゃやらない。安全だから田んぼの真ん中に建ってるんですよ。
日本人っておもしろいんですよ。
『原発は絶対安全だ!』
だけどなんか人里離れたところに作ってるんですよ。
それでもまだ住まないから、地元に口止め料払っている。20年間で800億も。だから日本人は実はここが問題なんですね。
『原発は絶対安全だ。』
だけども心の中では危険だと思ってるんです。
この矛盾が今度の事故になりました。
『地震で絶対倒れない、いや本当は倒れるんだ』
という二重性がありました。今でもそうなんです。
こんなふうになって東日本の原発が全部倒れちゃってるのに、だから私がね、これは原発を動かすのは危ないというと、まったく関係ないところから矢が飛んでくるんですよ。どういうのかというと、
「武田は無責任だ。日本の電気をどう考えてるのか?」
私、電気のことなんて一切言ってないんです。
原子力発電所が危険か安全化だけ言っているんです。ですから、私は今後ものを考えていくときには、そういう日本人のあいまいさというか論理の展開がちょっと違うんですね。
バランスが取れていると言えば取れているんですが、バランス取れすぎています。
食品の暫定基準を議論する委員会の議事録をずっと読みましたが、とんでもないこと言っているんです。
「水とか食品の規制値を厳しくすると、水とか食品の供給が足りなくなって、国民が餓死しちゃうから、高くしよう」
っていうんですよ。どうしてこんな論理になるんだろう?と思うんですけれども。
水は別に外国から買ってくればいいんだし、食品だって野菜だってどんどん外国から買ってくればいい。
『足りないから子供に被曝させる』
っていうふうになっちゃうんですね。
これをなんとかして食い止めることが、私は子供たちを被曝から守る一番大切なことだと思います。
1時間ちょっとやらせていただいて、これで終わりにしたいと思います。
どうもご静聴ありがとうございました。
<01:12:00頃->
以降質疑ですが、割愛させていただきます。
【以上】

子どもたちを守るためです。
食品安全委員会へのパブリックコメントの受け付けは終了していますが、コメントを送ることはできます。
食品安全委員会:http://www.fsc.go.jp/
どうかできる範囲で動いてみてください。
【参考記事】
8月12日 食品安全委員会にパブリックコメントを送りました【生涯100mSvの件】

失礼します。
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