安価な放射線測定器、不正確 国民生活センターがテスト
2011/09/08 18:38 【共同通信】
 国民生活センターは8日、福島第1原発事故以降、放射線測定器に関する消費者からの相談が急増しているのを受け、比較的安価な市販の測定器9種類をテストした結果、いずれも正確な測定はできなかったと発表した。

 同センターは「こうした測定器で大気など環境中の放射線を測った数値を直ちに信頼するのは避け、行政が公表しているデータを参考にしてほしい」と注意を呼び掛けている
 同センターは6~7月にかけ、1万~10万円の価格帯の測定器を購入。放射性セシウムについて、低線量の放射線を10回照射した結果、9種類全てで、実際の数値と測定値に30%以上の誤差が出た。
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090801000730.html

放射線測定器、相談391件=廉価品、不正確な数値も―国民生活センター
時事通信 9月8日(木)19時58分配信
 福島第1原発事故で、国民生活センターは8日、放射線測定器に関する相談が7月末までに391件に上ったと発表した。インターネット販売されていた安価な測定器のテストでは、低い線量を正確に測定できなかったとしている。
 同センターは事業者に対し、製品の改善を要望。その上で、政府の公表データを参考に、機器の測定値を直ちに信頼することは避けるよう消費者にアドバイスしている。
 同センターによると、相談は3月8件、4月68件、5月85件、6月152件、7月78件。内容別(重複可)では、「契約・解約」が最も多く274件。次に「販売方法」197件、「品質・機能」122件と続いた。金額別では、5万円以上10万円未満がトップで149件、次に1万円以上5万円未満が97件。合計すると全体の62.9%を占めた
 同センターは1万円以上10万円未満の価格帯でネット販売されていた十数種の製品のうち、入手できた中国製、製造国記載なしの9製品をテスト。自然放射線の測定値がいずれも、正しいとみられる数値より高く、各10回の計測でばらつきも見られたという。日本製は含まれていないが、自治体が購入したケースもあった
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110908-00000125-jij-soci


<放射線測定器>「精度低い」 通販の9商品、誤差30%超
毎日新聞 9月8日(木)20時14分配信
 国民生活センターは8日、10万円未満の放射線測定器9種類について「測定値が正確でない」とのテスト結果を公表した。
 センターは6月下旬、通信販売のサイトでいずれも中国製とみられる9商品を購入。大気中の値を測ると、9商品ともに国際規格を満たした測定器の値より高く、4倍近いものもあった。また毎時0.06マイクロシーベルト以下の低線量を正しく測れなかった。セシウム137を照射すると、9商品ともに実際の数値より低い値を示し、線量に比例してばらつきが拡大。実際の数値との誤差は30%を超えた。
 センターの石崎行男課長は「安価な商品の精度は低く、食品や飲料水の測定はできない」と話した。
 9商品は以下の通り。
  ▽AK2011
  ▽BS2011+
  ▽DoseRAE2 PRM-1200
  ▽DP802i
  ▽FJ2000
  ▽JB4020
  ▽RAY2000A
  ▽SW83
  ▽SW83a。
 このうちDoseRAE2 PRM-1200は東京都が70台購入し、空間放射線量の測定のため、23区を含む区市町村に1、2台ずつ貸与している。都福祉保健局環境保健課は「簡易な計測しか使えないと断ったうえで貸している」と話している。【水戸健一】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110908-00000100-mai-soci

こういったことは、小出先生も何度も指摘されていました。
6月30日 小出氏:子供の尿からセシウム、農水省の汚染肥料と簡易線量計@たねまき
6月15日小出氏:「作業員・子供の被曝、自治体の取り組みと個人の線量計」@たねまき
6月13日 木村真三氏:放射能汚染について@CNIC【NHK ETV 放射能汚染地図の様子など】②
(木村先生も数値を信用しないようにと話されていますね)

『比較のために使ってください』と。

問題山積です・・・。

失礼します。

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【追記】
比較的安価な放射線測定器の性能
独立行政法人 国民生活センターHPより
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故によって原子炉から漏出した放射性物質による環境、農作物、食肉、水等への汚染の広がりから、個人による放射線測定ならびに放射線測定器への関心と需要が高まっている。
 PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)には2011年3月11日の震災以降2011年7月末までに「放射線測定器」に関連すると考えられる相談が391件寄せられており、急増している。そこで、比較的安価な放射線測定器が放射性セシウムを正しく測定できるかについてテストし、情報提供することとした。
 テスト対象銘柄は、国内で販売されている1万円以上10万円未満で購入できる9銘柄と、校正済の参考品1銘柄。
 
【主なテスト結果】

自然放射線の測定試験
 •参考品を除く9銘柄は通常の環境程度以下の自然放射線を正確に測定できなかった。
 
セシウム137由来のガンマ線測定試験
 •参考品を除く9銘柄は、照射線量率と測定値に相関がみられたが、総じて正味値が低く、ばらつきも誤差も大きいため、正確な測定はできなかった。
 
表示
 •販売サイトの広告には汚染検査に使用できることを期待させる表示が見られたが、取扱説明書等には、放射線に関連する業務での仕様を目的としているものが多かった。
 •インターネット通信販売サイトには、放射線を正確に測定できる旨の表示が見られたが、4銘柄は仕様に記載のある誤差範囲を超えていた。
 
PSEマーク
 •2銘柄で充電器にPSEマークの表示がなく、プラグの栓刃に穴がなかったため電気用品安全法に抵触するおそれがあると考えられた。

【消費者へのアドバイス】
 •今回テストを実施した放射線測定器では、食品・飲料水等が暫定規制値以下かどうかの測定はできないので、こうした目的で購入・使用することは避ける。
 •環境中の放射線を測定する場合、公表されているデータ等を参考にし、測定器の示す値を直ちに信頼することは避ける。


【事業者への要望】
 •環境中の微量の放射線や、食品・飲料水等が暫定規制値以下であるかどうかの判定はできないことを明記するよう要望する。
 •放射線を正確に測定できない銘柄があったので、製品の改善を要望する。
 •充電器にPSEマークの表示と、プラグの栓刃に穴がないものがあった。電気用品安全法に抵触するおそれがあるため、商品の改善を要望する。
 •販売サイトには放射線を正確に測定できる旨の広告が見られたが、実際には仕様に記載のある誤差範囲を満たしていなかったので、消費者に測定器の性能を過信させるような表示・広告をしないよう要望する。


【行政への要望】
 •比較的安価な放射線測定器では、食品や飲料水等が暫定規制値以下かどうかの判定はできないことを周知徹底するよう要望する。
 •一部の銘柄で景品表示法上問題となるおそれがあったので、適切な広告・表示がされるよう指導を要望する。
 •充電器にPSEマークの表示と、プラグの栓刃に穴がなかった。電気用品安全法に抵触するおそれがあるため監視・指導の徹底を要望する。
 
【要望先】
 消費者庁 消費者政策課

情報提供先
 経済産業省 商務情報政策局 商務流通グループ 製品安全課
 消費者庁 表示対策課
 厚生労働省 医薬食品局 食品安全部 監視安全課
 農林水産省 消費・安全局 消費・安全政策課
 文部科学省 原子力災害対策支援本部
 社団法人日本通信販売協会

[報告書本文] 比較的安価な放射線測定器の性能[PDF形式](473KB)

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110908_1.html