※この記事は、8月27日 【動画・要点】「原発」国民投票、やるべし、やれるよ、やりましょう!飯田哲也×杉田敦×マエキタミヤコ×宮台真司&今井一【その④】の続きです。

<01:22:30頃~>
(杉田氏)
・日本国民は3.11以前は、原発がどこにあるか、福島にあることすら知らない人が多かったが、今は全員知っている。自分たちの電気がどこから来ているか意識していない=『無関心さ』がすべての矛盾を隠してきた。
・沖縄の基地問題は、福島の原発問題とよく似ている。
・一種の地域的格差が固定化されてきた。
・原発を減らそうとすれば、小規模なエネルギーを地産地消する必要がある。
・エネルギーの在り方は日本社会の在り方をも大きく変えることになる。

・原発立地地には財政的な不安を抱えるところが多いため、「危ないからやめよう」だけでは反発もある。
・「基地だけのことを考えれば、基地は反対だけれども、全体としては基地と共存」という地元の考え。
・過疎地と大都市の関係は、田中角栄、中曽根が作ってきた金を過疎地にもっていくシステム。
・これそのものを変えることができれば、社会の在り方、都市と地方の関係も変わっていく。
(今井氏)
・今まで原発住民投票をやったのは、三重県の美浜町、柏崎刈羽村、新潟県の巻町の三つ。
・結果住民が感動するのは、『議会の結果を覆すことができる、自分たちが主権者なんだということが実感できる』こと。
・脱原発派の人は「住民投票や国民投票で決着つけるのは、怖い」

・住民投票と地方議員選挙の結果は必ずしも一致しない。
・しかし、やったところは、いずれも、自分たちの一票で議会と違う決定を下し、美浜町では原発は誘致されていない、刈羽村もプルサーマル導入されてない、巻町は原発作られていない、徳島はダムができていない。辺野古もなんだかんだ言いながら、未だに基地はできていない。
・『誰が主権者なのか』ということを実感できる社会が来る。
・ナポレオンの時代以降、世界の人類の国民投票は、私が知っているだけで1150件行われている。

第四ラウンド『どうやったら国民投票を実現させることができるのか?』
(今井氏)
・原発住民投票をやるためには、当該自治体で住民投票条例という条例を制定が必要。
・全国規模になってくると、法律が必要になる。それが、国民投票法です。憲法改正の国民投票法とは別。
・スウェーデンの国民投票に至るまでの流れ。79年にスリーマイル島の事故が起きて、翌年原子力国民投票法を制定、3月に実施。
・賛同するその議員を増やしていくしかない。
・決定権を奪われたくないという議員が多いから、なかなか賛成してもらえない。
・最終的に、『国民が数の力で圧倒していくしかない』
・国民投票の実施を求める署名を集めているので、ぜひネットやFaxで参加してほしい。
・どうすれば、議員多数獲得できるか?
<01:32:00頃~>栄太。
(飯田氏)
・スウェーデンは70年台入って、国会を二分して原子力を議論していた。
・社民党は日本の自民党で原発推進、中央党は農民党で原発反対。
・中央党は70年代半ばから国民投票をもとめt
・政局のもつれから、中央党が首相を出した。総選挙目前にスリーマイル島事故が起こり、社民党は「反対したら選挙に勝てない」ということで、国民投票賛成にかわり、80年春に実施した。
(今井氏)
・不思議に思うのは、スウェーデンの場合には自国で事故が起こったわけではないのに、国民投票せざるをえない空気になったのはなぜ?
・日本で事故が起きているのに、なぜそういう空気にならない?
(飯田氏)
・不思議。今回、イタリアとドイツでも起きた。
・『今、起きていることの深刻さを判ってないんじゃないか?』
・「この人たち事故が起きて、まだ事故が収束してないのに、放射能がじゃじゃ漏れ状態なのに、この現実のリスクをわかってるのか?」
・『危機意識』を持っている政治家、官僚、経団連、その希薄感が直接の原因じゃないか。
(今井)
・イタリアで6月12日13日、国民投票が行われ、投票した人の95%が脱原発賛成。
・イタリアの場合は、憲法に「有権者の50万人以上の署名・請求があれば、ある法律についてそれを廃止にするかどうか、国民投票を実施することになる」と書いてある。
・ベルルスコーニが原発再開するための法律を整備したことに対して、それを廃止することを求める署名が80万人くらい集まりて最高裁が『これは必要。50万を遥かに上回っている。内容としてもかけるべきだ』ということで実施した。
・日本には、憲法にそういう規定がないから、どれだけの署名が集まったら、必ず国民投票をやるということにならない。
・一人一人の議員を説得して回るしかないと思っている。
・宮台さんは、3週間ほど前の朝日新聞のオピニオンのページで、
『日本で原発国民投票は、諮問型、つまり法的拘束力がないものでやるしかない。そうすると、結果において担保することができないから、総選挙で決着をつけるしかないとい思っている。』と発言されている。
・意見は変わったか?
<01:35:30頃~>
(宮台氏)
・僕のスタンスは何も変わっていない。
・菅さんであれば、脱原発解散をすると思い、6月の不信任騒ぎの時から「脱原発解散をしろ!」とツイート
メールしたりしていた。
・だんだん本気になってきた感じで、「いい感じかな?」と思ったので、その流れであれば、「ここに国民投票を挟むと冷えるな」そういう経緯。
・拘束力がない諮問型でもいい。諮問型でも十分に決定の正当性を奪うことができる。
・『議会政治が国民世論からいかに乖離しているか』
・『国民投票の時に国民が平場で議論した様々な実績から見たときに、議会での議論のレベルがいかに低いのか』
・これらが明るみになると、議員たちは自己防衛本能で正当性を回復しようとする。
・飯田さんは「脱原発解散よりも、脱原発国民投票解散をするべきだ」と言っていた。
(今井氏)
それはどう違うんですか?
(宮台氏)
・原発そのものではなく、脱原発国民投票をするかどうか?を問う解散総選挙をすること。
・短時間に選挙や国民投票をやった場合、国民の多くは、実は何を議論しているかわからない状態で投票しなければならなくなる懸念があった。
(マエキタ氏)
・宮台さんは、なぜ菅さんが脱原発解散しなかったんだと思うか?
(宮台氏)
・菅さんは、退任会見を見ても達成感に満ちているように見えた。経産省との戦いで、彼は充実して自己充足的に満足したんだと想像する。あくまで個人的な想像。
(マエキタ氏)
・阿部知子さんが、再生可能エネルギー促進法の賛同議員署名を集めて最終的に226集まり、菅首相に持って行ったとき、「こんなにうれしいことはない」と漏らしたそうだ。
(今井氏)
・エネシフジャパンは、この後も続くか?
(マエキタ氏)
・まず浜岡を止める活動から始まり、浜岡は止まった。
・再生可能エネルギー促進法も通った。
・次は総括原価方式や発送電分離。
・スローガンは「原発に依存しない、頼らない、石油・石炭・天然ガスにも頼らない日本を作ろう」
(今井氏)
・エネシフ党を作ろうという運動論がエネシフジャパンのレジュメにあった。
・エネシフジャパンが『原発国民投票しかないんだ』と言ってくれると賛同議員も増えるのでお願いしたい。
(マエキタ氏)
・『しかないんだ』というとろこが問題。
(宮台氏)
・『科学の民主化』という側面と、『民主の科学化』という側面と両方必要。
・『民主の科学化』は、「ちゃんと「引き受けて考え、且つ空気に縛られずに知識や科学を尊重する」ということ。
・問題は『科学の民主化』
・被曝の問題で「これくらいの線量では優位なデータはない。」と数値が微妙すぎて確証がないと理解しているがそれは間違い。
・統計学は、構造的にもともと優位なデータが出にくいということがある。実は科学者であれば、みんなそれを知っているはず。
・しかし今は「統計的に優位なデータはないこと」を人々の受けとめ方をコントロールするために使っている。
・『科学的に実は確かなことはわからないくらい微妙なんです。』
・「嘘つけ!構造的にそもそもサンプル数が揃わないような話じゃないか!これは!」
・予防原則的、リスクマネジメント的に、最悪の事態を最小化するという最終目標に向かって政策に向かうべき。
・科学のデータの解釈について、ちゃんと一般の方々に媒介をするようなミドルマンが日本には居ない。
・科学者は多分科学者世界では通じるような統計的なデータを出したり、解釈をしたりするが、「社会的にどういう意味を持つのか」を媒介する存在が必要。
・本当はマスコミが自らの組織の中に『リサーチャー』という大学院卒博士号の専門領域を持ち、それぞれの専門領域の学者が言ったことの社会的な意味を評価する。
・BBCにはそういうためのリサーチャーが居る。
・そういうマスコミがなくて、御用学者がタラタラ嘘を言っているのを垂れ流しているバカマスコミがあふれてる。
・なんとかして、ミドルマンをちゃんと構築して、科学的なデータを我々が民主的に利用する、これが『科学の民主化』
(今井氏)
最後に一言、「原発国民投票、賛成だ」と一言いただいて、締めの言葉としてほしい。
(宮台氏)
・直接目標はもちろん脱原発、間接目標は政治文化を変える、依存的な体質を変える、それを変えることによって、嘘を見抜けるようになる、舐められないようになる。
・僕は麻布を卒業してるんですが、経産相は麻布人脈。東大経済学部→経産省に行くやつが多く、麻布は愚民文化の巣窟。
・僕にもその強い影響がある。
(マエキタ氏)
・愚民文化は不特定多数のことを愚民だと思う文化ということ?
(宮台氏)
・経産相の中にいた麻布ネットワーク、『自分たち以外はあほや、くそや』そういうメンタリティーが、自然に蔓延している。高校時代からずっと延長線上で。
(今井氏)
困ったなこれは。
(マエキタ氏)
すいません、どうも御引止めして。

(今井氏)
では、どうもありがとうございました。
<拍手>
<01:49:00頃~>
【この後20分ほど質疑ですが、割愛します。】

とても素晴らしい講演で、Bochibochiもとても勉強になりました。

できる!やろう!国民投票!!!

失礼します。

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