※この記事は、8月27日 【動画・書き起こし】「原発」国民投票、やるべし、やれるよ、やりましょう!飯田哲也×杉田敦×マエキタミヤコ×宮台真司&今井一【その①】の続きです。

<22:20頃~>
(今井氏)
・議論の呼び水としてお話したい。
・8月5日各党に出した公開質問状「原発国民投票の実施についてどう考えますか?答えてください。」の回答は、自民党は反対。公明党もあまり賛同できない。共産党は案が良くない、議論が先。社民党の福島さんと海渡さんは賛成だと言っていたが、党として回答が無い。みんなの党だけ賛成。
・前原氏の「『プロフェッショナル』たる政治家に任せておけ」という朝日新聞の記事について。
・次の民主党代表選候補はいずれも原発容認派。与党も野党も容認ということに。
・原発反対派にも国民投票反対の人がいる。「国民は洗脳されているから、間違った投票になってしまう」懸念。
・原発推進派も、「国会では勝てるが、国民投票では負ける」懸念。
・結局今のところ両方反対。
<27:40頃~>
(杉田氏)
・国民・メディアが政治家に争点化するよう要求できているか?
・菅さん自信にも問題があるが、浜岡停止以降、多方面からの圧力が厳しくなったと認めている。
・「原発反対だけど、菅さんが気に入らないから降ろそう」というのは、政治学的にみれば、現実的ではない。菅さんを降ろすと、今井さんの言ったように推進派しか残らないから。
・無いものねだりは政治的リテラシーの欠如といわざるをえない。
・今ある選択肢からどの方向を目指すかという視点が足りない。
(宮台氏)
・国民投票でむしろ重要なのは、日本の政治文化を変えること。
・『プロフェッショナル』の話について、日本以外の先進国は自治が基本でまかせっきりにしない。
・名古屋の河村市長も地域協議会を作って住民が参加できる機関に委ねていこうと提案している。
・しかし、そうなると議会とぶつかる。日本政治の機能不全を日本政治で解決できるはずが無い。
・だから争点化できない。これが本質。
『自分たちから権益が奪われる。』
『威信が奪われる。権力が奪われる。』
『尊敬が奪われる。ポジションが奪われる。』
・国民も任せて文句を言うのではなく、引き受けて考えることが必要。
・『知識を尊重するコミュニケーションよりも、空気に縛られるコミュニケーション』からの脱却を目指す。
・それができれば再エネなどへシフトできるはず。
(飯田氏)
・日本政治の機能不全は、『ギャグ漫画的』
・『プロフェッショナル』はほとんどお笑いなような話。
・政治家は、必死で国会議員になったのだから、その決める権利を渡したくない。
・官僚も決める権利を奪われることを恐れている。
・『愚民意識』=「一般国民はあほだ」
・確かに国民側も成熟していない。
・日本人は「自分に賛成する意見を言わない奴を、徹底的に排除したり、罵倒したり、無視をする」傾向がある。
・スウェーデンの国民投票を紹介。
・複雑化した社会で100%自分の思い通りになることはないが、100%全く叶わないということでもない。それで次のステップへ進むことができる。
・社会を一歩引いてみて、客観的に見ることができるようにならないといけない。
・都度セカンドベストでよりよい社会を目指しながら、一歩譲り合っていくことが必要。
・原発国民投票が政治と国民を変えるきっかけになる。

(今井氏)
・今まで政治家が国民投票に賛成していたことを紹介。
<40:00頃~>
・菅さん、土井たか子さん、九電社長が「原発については国民投票すべき」と1989年頃にそれぞれ発言している。
・前原さんは憲法調査会の会長。3年前に制定された憲法改正国民投票法、「脳死、臓器移植、日米安保、原発については、国民投票すべきだ」という案をだしたことがありながら、今誰も言い出さない。
・今は「『プロフェッショナル』に任せておけ」
 
【その③】に続きます。

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