※この記事は、8月11日 環境省:セシウム8千~10万Bq/kgの焼却灰も埋立て可の方針【止めて!】に関連しています。

8千ベクレル超も埋め立て容認 汚染対策や長期管理が条件
2011/08/27 19:21   【共同通信】
 環境省は27日、放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8千ベクレル超10万ベクレル以下のがれきや汚泥の焼却灰、ばいじんについて、地下水の汚染防止対策や跡地の利用制限など長期的管理を条件に、埋め立てを認める方針を有識者検討会に示した

 10万ベクレル超についても、セメントで固化した後の濃度が10万ベクレル以下になれば埋め立て可能とした。8千ベクレル以下は住宅地利用しないことを条件に埋め立てを認める方針を既に示している

 方針によると、地下水の汚染防止対策が取られた管理型最終処分場で埋め立てる。埋め立て場所の下部には厚さ50センチ程度の土壌層を置くとした
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011082701000609.html

あ、大事な箇所に下線を引くようにしていたのですが、全部でした・・・。

もう、これを読んだ時は、本当に終わったと思いました。
「マニュアルをつくるから、10万ベクレル以下は各自治体で保管してね」ということです。
その土地を捨てて、放射線管理をする人をそこに常駐させ、そういう作業をする方を増やすということです。持っていくところが無いからです。
10万ベクレル以上のもので、薄められないようなものは未だにどうするか決まっていません。
8月27日 菅首相:福島県で長期間戻れないことを陳謝、汚染廃棄物の中間貯蔵施設の受け入れを要請・・・で書いたとおりですが、Bochibochiは、悲しいけれど、人の住めなくなった場所にこういった施設を作って保管するしかないだろうと考えています。この施設の規模と受け入れる汚染廃棄物の量にも大きく関わってきますが、でも、そうすることでしか他の土地を守れないと思うからです。

これが実現されれば、日本の国土、少なくとも東日本にはそういった埋立地が点在し、人がその場所に寄り付けないような管理区域がたくさん生まれることになります。

感情を前に出してしまったら、Bochibochiだってこんなこと言いたくないです。
でも、言わなきゃいけない・・・。

既に8000ベクレルの廃棄物処理も、なし崩しで自治体に保管されていっていますし、それが今後一体どうなっていくのか、もうこのことを考えるだけで、無力感でいっぱいです。

原発を動かしてきた代償は、いったいどれほどになるというのでしょう・・・・。

失礼します。

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