※この記事は、
8月22日 福島県:警戒区域住民の憤り「生涯設計が全部ダメになった」

8月21日 菅首相:27日にも福島訪問で説明・陳謝へ、高濃度汚染地域を借り上げへ
8月20日 政府、首相謝罪へ:高濃度汚染地域、長期住めないと判断【やっと・・・、そして・・・】
に関連しています。

首相「中間貯蔵施設を福島に」=汚染廃棄物、知事に要請
時事通信 8月27日(土)17時17分配信

 菅直人首相は27日午後、福島県庁で佐藤雄平福島県知事と会談し、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染された土壌やがれきなどの廃棄物を一時的に保管する「中間貯蔵施設」を福島県内に設置したいとの意向を伝えた。首相は「最終処分地とは考えていない」と強調して協力を求めたが、佐藤知事は「突然のことで困惑している」として、回答を留保した

 首相は会談で「国としては、福島県内で生じた汚染物質を適切に管理する中間貯蔵施設を県内に整備することをお願いせざるを得ない」と表明した。これに対し、佐藤知事は「電力供給県として長年、首都圏に供給してきた」と指摘。貯蔵が結果として長期化することへの懸念があり、知事は「最終処分場は受け入れない」と強調した。
 汚染廃棄物の扱いについて、政府は当面、市町村ごとに仮置きする方針を示してきた。しかし、除染作業を本格化させれば廃棄物が大量に発生することや、住宅地に近い仮置き場は長く維持するのは難しいことなどから、中間貯蔵施設が必要と判断した。同施設について、会談に同席した細野豪志原発事故担当相は記者団に「一定期間は貯蔵できるものでないと、仮置き場と変わらない」と述べ、一定の耐用年数を持つ施設にする考えを示した。
 一方、首相は原発周辺で住民の避難が続いていることについて「放射線量が非常に高い地域では、除染を講じても、なお長期間にわたり、住民の帰還、居住が困難となる可能性は否定できない。大変、申し訳ない」と陳謝した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110827-00000096-jij-pol

首相 福島に中間貯蔵施設を
NHKニュース 8月27日 19時52分  
菅総理大臣は、福島県の佐藤知事と会談し、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、政府として、汚染土壌などの放射性廃棄物を一時的に管理する「中間貯蔵施設」を福島県内に整備する方向で検討していることを明らかにし、協力を要請しました。

この中で菅総理大臣は「原発事故で放射線量が非常に強い地域は、除染の取り組みを講じても、長期間にわたって住民の帰還や居住が困難になる地域が生じてしまう可能性は否定できない」と述べました。そのうえで菅総理大臣は「除染作業によって生じる汚染土壌などは、一時的に仮置きする方法が考えられる。国としては、福島県内で生じた汚染物質を適切に管理・保管するための中間貯蔵施設を県内に整備することをお願いせざるをえない。この施設を最終処分場にすることは、全く考えていない」と述べ、政府として、汚染土壌などの放射性廃棄物を一時的に管理する中間貯蔵施設を福島県内に整備する方向で検討していることを明らかにし、協力を要請しました。これに対し、福島県の佐藤知事は「中間貯蔵施設の話は、突然の話で、非常に困惑している。原子力災害に猛烈に苦しんだ福島県や関係自治体にとっても極めて重いことで、しっかり責任を持った対応をお願いしたい」と述べました。会談のあと菅総理大臣は、記者団に対し、「中間貯蔵施設のお願いは、これから除染作業を進めるにあたって、何らかの道筋をつけないと作業そのものがスタートできないという問題もあり、そういう状況についてお話した」と述べました。一方、福島県の佐藤雄平知事は、菅総理大臣から福島県内に除染などによって発生した放射性物質を含んだ土壌や廃棄物の中間貯蔵施設を造る案を示されたことに対し、「突然の話であり、とても困惑している。さっき開かれたばかりの国との協議会でも、この話はなかった。ただただ、困惑している」と述べました。また、原発事故の影響で地域によっては長期間にわたって帰宅が困難な住民が出てくる可能性を否定できないとする発言については「住民の方々は一日も早く自宅に帰りたいとみんな思っているだけに、とてもショックを受けるだろう。まずは除染をしっかりとしてほしい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110827/t10015196061000.html

福島に中間貯蔵施設、知事は反発 帰宅まで20年超の地域も
2011/08/27 21:59   【共同通信】
 菅首相は27日、福島県の佐藤知事と県庁で会談し、東京電力福島第1原発事故により放射性物質に汚染された汚泥やがれきについて、中間貯蔵施設を同県内に設置したいとの考えを表明した。設置時期や場所、貯蔵期間は示されず、佐藤知事は「非常に困惑している」と不快感を示した。

 また細野原発事故担当相は福島復興再生協議会で、年間被ばく線量が200ミリシーベルトと推定される地域は帰宅までに20年以上かかる可能性があるとの試算結果を明らかにした。

 これまで政府は除染によるごみを同県内に「仮置き」するとしていたが、除染で出たごみ以外も中間貯蔵施設で保管される可能性も出てきた。
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011082701000549.html

菅首相の恐らく最後の大事な訪問でした。
これを読んでいて、Bochibochiはどちらの気持ちもわかるので、どうしたらいいのかわからなくなりそうでした。
しかし、でも、やっぱり、人が住めない地域がある以上、そこに集めるしかないのではないかと思います。
政府がすぐにこの決断をしなかったことで、多くの方が「いつか戻れる」と期待させ、話が難しくなってしまった原因です。
全ては、放射能をあまりにも軽く見てしまった政府の姿勢から生まれています。
知事にとっては、とても辛い話ですし、お一人で「はい。どうぞ」なんてとても言えないと思います。

政府は、きっちり地元住民の方々に説明し、補償を約束して、なんとか話し合いが進むよう願うしかありません。

それが駄目なら、日本各地で転々と汚染埋立地ができて、国土全体が・・・。
やめておきます。

・・・ごめんなさい。

失礼します。
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